福岡放送局

2009年3月12日 18時33分更新

元暴力団幹部射殺懲役27年


去年7月、福岡県須恵町の住宅街で暴力団の元幹部が拳銃で射殺された事件で、殺人などの罪に問われた暴力団員の男に福岡地方裁判所は「平穏な住宅街で拳銃を使い、地域の住民に大きな不安や恐怖を与えた」として、懲役27年の判決を言い渡しました。

この事件は去年7月、須恵町の住宅街で、暴力団を脱退した篠崎一雄元幹部(当時66)が拳銃で撃たれて殺害されたもので、北九州市小倉北区の暴力団員、小野朗被告(41)が殺人などの罪に問われています。
12日の判決で、福岡地方裁判所の林秀文裁判長は「強い殺意に基づく計画性の高い犯行だ」と指摘したうえで、「病院や学校がある平穏な住宅街で拳銃を使い、地域の住民に大きな不安や恐怖を与えた」として、小野被告に懲役27年を言い渡しました。