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【朝鮮半島ウオッチ】北ミサイル、日米は迎撃できない? テポドン2号 (1/4ページ)

2009.3.7 18:00
このニュースのトピックス北朝鮮
テポドンミサイル(ロイター、1998年09月05日撮影)テポドンミサイル(ロイター、1998年09月05日撮影)

 北朝鮮が重ねて予告している人工衛星(弾道ミサイル「テポドン2」)発射。日米韓は北朝鮮の「危険な挑発行為」を国連決議1718違反と批判、日米両国は「迎撃の用意」を警告し、双方の駆け引きによる緊張が高まっている。しかし、迎撃となれば史上初の長距離弾道ミサイルへのミサイル防衛(MD)対処だ。米国は、日本は、本当に迎撃するのか。日米の情報分析と軍事の専門家に聞いた。  (久保田るり子)

■オバマ米大統領の政治決断は…

 監視中の北朝鮮北東部の咸鏡北道舞水端里(ムスダンリ)にあるミサイル基地での発射準備作業でミサイル本体はまだ、確認されていない。ミサイルが発射台にセットされ燃料注入が始まれば、発射は不可避となる。本体を観測すれば「飛距離の推測はある程度可能」(軍事専門家)。だが、発射段階で推進方向や落下地点の推定は困難とされる。

 米ミサイル防衛(MD)指揮権を持つキーティング米太平洋軍司令官は大統領の命令が出れば「(迎撃)準備はできている」とする一方で、「大統領には厳しい試練となるだろう」(2月26日、米ABCテレビ)と述べている。米軍マレン統合参謀本部議長も、現状では、「(大統領に)特別な意見を出していない」(3月1日)と慎重な言い回しだ。

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テポドンミサイル(ロイター、1998年09月05日撮影)
北朝鮮の咸鏡北道から発射された「テポドン」(朝鮮通信=共同) 
北朝鮮のテポドンとみられるミサイル(1998年9月5日撮影、ロイター)
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