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03/12-12:50--旅行大手5社岡山支店 修学旅行でカルテル 独禁法違反容疑で公取委が立入検査

 岡山市立中学校の修学旅行の受注をめぐり、カルテルを結んだ疑いが強まったとして、公正取引委員会は11日、旅行大手5社の各岡山支店を独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで立入検査した。  検査を受けたのはJTB中国四国(広島市)、日本旅行、近畿日本ツーリスト、トップツアー、東武トラベル(いずれも東京都)。公取委は容疑が固まり次第、課徴金納付や排除命令などを出す見通し。  関係者によると、5社は数年前から、各校の修学旅行を受注する際、価格下落を防ぐため、事前に話し合い、料金を同一とするなどのカルテルを結んだ疑い。  このうちJTB中国四国岡山支店(岡山市表町1丁目)には午前10時から、公取委の職員約10人が入り、8時間以上にわたって事情などを聴き、証拠書類を押収した。  5社は「事実関係を調査中」などとしており、同支店は「検査には全面協力する。不正はなかったと認識している」とコメントした。  公取委は1999年、大阪府内の公立高校の修学旅行で価格カルテルを結んだとして、今回の5社を含む9社に排除勧告を出している。