2009年3月12日 12時16分更新
去年5月、岡山県笠岡市の美術館から大正から昭和にかけて活躍した洋画家、梅原龍三郎の油絵が盗まれた事件で、警察は広島県福山市の41歳の男が美術館から絵を盗み出したとして12日逮捕しました。
逮捕されたのは広島県福山市の派遣社員、八塚健容疑者(41)です。
この事件は去年5月、笠岡市の美術館「ワコーミュージアム」に展示されていた洋画家の梅原龍三郎の油絵で、時価2500万円の「バラ」という作品が盗まれたものです。
油絵は先月岡山市内で発見され、警察は絵を運搬した岡山市の古美術商の男を逮捕しましたが、この男の供述などから八塚容疑者が絵を盗み出したことがわかったとして、12日自宅にいたところを盗みの疑いで逮捕しました。
調べに対して八塚容疑者は「盗んだことは間違いない」と容疑を認めているということです。
警察では八塚容疑者が美術館からどうやって絵を盗み出したかなど、犯行の詳しい状況や動機などについて調べを進めています。