2009年 3月 11日 |
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旅行会社 カルテルの疑いで立ち入り検査
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岡山市の旅行会社5社が中学校の修学旅行代金を巡りカルテルを結んだ疑いが持たれています。公正取引委員会は11日、独占禁止法違反の疑いでこの5社に立ち入り検査しました。立ち入り検査を受けたのは、JTB中国四国、日本旅行、近畿日本ツーリスト、東武トラベル、トップツアーの5社です。11日午前、各旅行会社の岡山支店に公正取引委員会の職員が入り関係資料などを押収しました。公正取引委員会によりますと、5社は、昨年度から岡山市の市立中学校の修学旅行代金を巡り、値下げ競争を防ぐため事前に話し合いを持ち、代金を決めていたカルテルの疑いが持たれています。岡山市では修学旅行についてそれぞれの中学校が業者を選定していますが、去年は、立ち入り検査を受けた5社が市内37校すべての修学旅行を受注しています。5社は事実関係について確認中でコメントできないとしています。今回の5社を含む9つの旅行代理店が1999年に、大阪府の公立高校の修学旅行でカルテルを結んだとして排除勧告を受けています。
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坂出3人殺害裁判 「責任能力に問題なし」
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坂出市で幼い姉妹など3人が殺害された事件の裁判で、11日、被告の精神鑑定を行った医師が証言台に立ち、「被告の責任能力に問題はない」と指摘しました。川崎政則被告(63)、おととし11月、坂出市林田町で三浦啓子さんとその孫の山下茜ちゃん、彩菜ちゃんの姉妹を殺害したとして殺人などの罪に問われています。裁判の争点は川崎被告の責任能力で、被告の精神鑑定を行った検察側と弁護側のそれぞれの医師が11日の裁判で証言台に立ちました。検察側の医師は「一度、決めると予定の変更や転換を検討することが困難な広汎性発達障害の可能性がある」と指摘。一方、弁護側の医師は「知的レベルは15歳程度」と指摘しました。そして双方の医師とも責任能力は問題ないと結論付けました。これを受け、検察側は川崎被告の完全責任能力を主張し、一方の弁護側は「知的レベルが18歳未満のため、死刑に当たる場合も無期懲役を科す少年法の趣旨を考慮すべき」と反論しています。また、午後から殺害された姉妹の父親、山下清さんが証言台に立ち「金も何もいらない、家族を返して下さい」と涙ながらに語り、川崎被告に死刑判決を言い渡すよう求めました。裁判は12日結審し、判決は今月16日に言い渡されます。
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岡山駅突き落とし事件で公判前整理手続き
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JR岡山駅のホームで男性を突き落とし、殺害したとして起訴された18歳の少年の公判前整理手続きが11日、終わりました。裁判の争点は少年の責任能力の有無と情状面に絞られました。これは2回目となる11日の協議で決まったもので、裁判官のほか、検察官と弁護士、被告の少年も出席して午後4時から約50分間、非公開で行われました。岡山地裁によりますと弁護側は起訴事実を認め、裁判の争点は少年の責任能力の有無と情状面に絞られたということです。起訴状によりますと大阪府大東市の18歳の少年は去年3月25日の夜、JR岡山駅のホームで列車を待っていた岡山県職員の假谷国明さん(当時38)を線路に突き落とし、列車にひかせて殺害したものです。裁判は5月27日に初公判が開かれ、6月17日に判決が言い渡されます。
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全日空も高速道路に追随「シニア空割」発売
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高速道路、新幹線に続き飛行機も大幅値引きです。全日空は65歳以上なら国内どこでも一律9000円になる新サービスを来月からスタートします。全日空が売り出すのは65歳以上を対象にした「シニア空割」で、当日、空席があれば国内一律9000円となります。岡山空港からは東京便通常約3万2000円が9000円となるほか、6月1日以降再開される札幌便も通常約4万4000円のところ9000円で利用できます。春の観光シーズンに向け旅行需要が見込めるシニア層を取り込むのがねらいで、すでに値下げを発表している高速道路や新幹線に追随した格好です。この「シニア空割」は来月1日から6月30日まででチケットは空港や市内の全日空カウンターで購入できます。
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サクラの開花予想
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気象台は11日、2回目のサクラの開花予想を発表しました。岡山、高松ともに今月26日でいずれも平年より早くなっています。気象台によりますとサクラの開花予想日は岡山市・高松市ともに今月26日で、平年より岡山は5日、高松は4日早い予想です。このところ平年より暖かい日が続いたため1回目の発表より予想日が早まりました。サクラが満開を迎えるのは開花の約1週間後で、来月の1週目が花見にはよさそうです。気象台では今月18日に3回目の開花予想を発表することにしています。
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岡山公立高校で一般入試
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岡山県の公立高校で11日、一般入試が行われ、約9700人の受験生が試験に臨みました。岡山県の公立高校の一般入試は11日、県内58校で一斉に行われました。このうち岡山市の岡山朝日高校でも朝早くから受験生が次々と訪れ、緊張した様子で最初の国語の試験に臨みました。全日制、定時制あわせて8019人の募集定員に対し9724人が受験し最終の平均競争倍率は1.21倍となっています。ところで、11日の岡山大安寺高校の国語の聞き取り検査でCDの音が聞き取りにくくなるトラブルがありました。急きょ、テープレコーダーに切り換えて再開したため受験生に影響は無かったということです。12日は各高校で面接が行われ、合格発表は今月19日です。
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