< EeePCの活用_Cドライブのダイエット >
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2008年8月上旬に ASUS の EeePC 901 を購入して一ヶ月弱 悪戦苦闘でした。 ハードディスクを持たないミニノートで、携帯性と耐衝撃性に魅力を感じて 購入しましたが、やはり、Cドライブの容量不足の克服に時間を費やしました。 家族に呆れられながら何回再セットアップしたことか。 ようやく 落ち着くところへ落ち着いたように思われますので、その内容をご紹介します。 ★★★ ここに紹介する操作は、あくまでも自己責任でお願いします★★★ 方針として次の3つを守っているつもりです。 1.Cドライブの空き容量確保 2.システム(Windows)の安定運用 3.使いやすさ 操作の説明はかなり省略しています。 不明な点は掲示板またはメールで問い合わせていただければ、可能な範囲で 対応させていただきます。(あくまで可能な範囲です) ちなみにハードディスクの容量は次のようになっています。 初期セットアップ時(GB) C: D: 使用 2.35 0.800 空き 1.36 6.74 合計 3.72 7.50 現在(GB) --- E: は SDHCカード(プロアトラスのデータ用)、P: は D:を分割したドライブ(C:\Program Files フォルダにマウント) C: D: E: P: 使用 1.95 0.86 8.53 2.20 空き 1.76 2.91 6.41 1.54 合計 3.72 3.75 14.9 3.75 現在、インストール済みのソフトは次の通りです。 ・ウィルスバスター2008 --- 300〜500MB ・Acronis True Image 11 Home --- 400MB ・辞書ソフト --- 280MB ・MS-Office 2003 --- 800MB --- MS-Office 2007 との比較を後述 ・プロアトラスSV4 --- 9GB --- データ用にSDHCカードを5,000円ちょっとで購入 ・その他、AdobeReaderの代わりに FoxitReader 等、小さいソフト多数 |
● C:\Program Files フォルダを別ドライブにマウントする このフォルダにプレインストールおよびこれから追加するソフトをフォルダごと 別のドライブにマウントします。 使い勝手は全く変わらないのにファイルの実態は別ドライブに格納されます。 1.マウント用に Pドライブを確保 パーティション操作ソフトがあれば簡単なのですが、手持ちのPartitionMagicが CDブートしないので次のような手順となりました。 (1) Dドライブにインストールされたソフトをアンインストール StarSuite8、AdobeReader、InterVideoWinDVDの3つをアンインストールする。 (2) Dドライブを DとP に分割---[ディスクの管理]で 1. Dドライブを削除 2. 削除した半分程度を Dドライブとして確保、NTFSでフォーマット 3. 残り半分を Pドライブとして確保、NTFSでフォーマット (3) C:\Program Files フォルダに Pドライブをマウント 1. セーフモードで起動 2. C:\PF フォルダを作成 3. C:\Program Files フォルダの中身を全て C:\PF フォルダに移動 (すべてのファイルとフォルダ(システムファイルも)を表示するようにしておくこと) 4. 空になった C:\Program Files フォルダに Pドライブをマウント---[ディスクの管理]で 5. C:\PFの中身をC:\Program Filesフォルダに移動 6. C:\PF フォルダを削除 7. 再起動して動作を確認 【参考:MSサポート情報】 http://support.microsoft.com/kb/879634/ja |
● C:\WINDOWS\Driver Cache\i386 を Dドライブに移動 (1) D:\Windows\Driver Cache\i386 フォルダを作成 (2) C:\Windows\Driver Cache\i386 フォルダの中身を Dにコピー (3) レジストリを変更 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Setup の [DriverCachePath]の値[%SystemRoot%Driver Cache]→[D:\Windows\Driver Cache]に変更 (4) 再起動して元のフォルダの中身を削除 【参考:MSサポート情報】 http://support.microsoft.com/kb/131652/ja |
● C:\Windows\System32\dllcache を Dドライブに移動 (1) D:\Windows\System32\dllcache フォルダを作成 (2) C:\Windows\System32\dllcache の中身を Dにコピー (3) レジストリを変更 Dllcache フォルダの場所は、次のレジストリ キーの SFCDllCacheDir値(REG_EXPAND_SZ)によって 指定される。 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon に [SFCDllCacheDir]値を追加。値のデータは D:\Windows\System32 とする。 (4)再起動して元のフォルダの中身を削除 【参考:MSサポート情報】 http://support.microsoft.com/kb/222193/ja |
● モデム関係のドライバファイルを Dドライブに退避(30MB程度) (1) D:\WINDOWS\infフォルダの作成 (2) C:\WINDOWS\infフォルダ内の mdm*.* を (1)のフォルダに移動する |
● C:\Windows 直下 $付フォルダ(WindowsUpdateで使用したもの)を削除 ★ EeePC901では「ASUS OS Cleaner」が自動削除する。 ★ Updateの確認とアンインストールはすぐにする必要あり。 ★ これを停止するには、ASUS OS Cleanerを停止する必要あり。(スタートアップに「AutoRun OSClerner」) |
● WindowsLive関係ソフト削除 --- 95MB --- 不要な人が対象 |
● 復元ポイント領域の調整 復元ポイントの予約領域に(マイコンピュータのプロパティ) --- 有りなら最低200MB程度必要(初期値は最大457MB) --- 私は 302MBに設定 |
● 一時ファイルの保存先を Cドライブから Dドライブに変更 (1) インターネット一時ファイル 初期値は C:\Documents and Settings\ユーザ\Local Settings\Temporary Internet Files 1. D:\Documents and Settings\ユーザ\Local Settings フォルダを作成 2. IEの[ツール][インターネット オプション]で[フォルダの移動] --- ★変更設定時の指定は親フォルダ 3. 前後のフォルダ確認 (2) テンポラリ用フォルダの変更 --- [システムのプロパティ][詳細設定][環境変数] 1. ユーザの環境変数 TEMP --- %USERPROFILE%\Local Settings\Temp → D:\Documents and Settings\ユーザ\Local Settings\Temp TMP ---- %USERPROFILE%\Local Settings\Temp → D:\Documents and Settings\ユーザ\Local Settings\Temp 2. システム環境変数 TEMP --- %SystemRoot%\TEMP → D:\Windows\Temp TMP ---- %SystemRoot%\TEMP → D:\Windows\Temp ※ 変更先のフォルダ名は任意です。 ※ ソフトによっては環境変数を使用しないものもあり、徹底はされません。 |
● MS-Office のインストールについて --- Star Suite 8 を使用の場合はリカバリーCDから (1) MS-Office2007 --- Word,Excel,PowerPoint のみインストールでも約600MB C: の空きが十分なら同容量が強制的にインストールソースが C:\MSOCache に約600MB(削除or移動機能なし、断念) (2) MS-Office3003 --- W,E,Pのみインストールでも約400MB C: の空きが1.5GB以下なら別ドライブに MSOCache が作成される(400MB)(削除機能あり) (★ Cドライブに一時的にファイルをコピーし空きを 1GB程度にしてインストールし、MSOCache を Dドライブに) |
(2008/08/31) |