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浦和が国連と提帯!スポーツクラブ世界初

 浦和が、国際連合(国連)本部広報局承認のNGO機関「国連の友アジア・パシフィック(AP)」と提携を結ぶことが11日、分かった。渡米中の藤口光紀社長(59)が日本時間の12日にも米ニューヨークの国連本部で調印する。国内をはじめ、諸外国でのサッカー普及活動が評価されたもので、スポーツクラブが「国連の友」と提携するのは世界初。浦和は今後、ピッチ上の覇権奪回とともに世界平和への貢献を目指す。 【レッズiPodケース 

 浦和がピッチ上だけでなく、社会貢献の分野でも国際的な評価を受けた。スポーツクラブとしては世界で初めて「国連の友AP」と提携関係を結ぶことが決定。渡米中の藤口社長がニューヨークの国連本部でノエル・ブラウン国連の友代表、前国連事務次長のアンワルル・チャウドリー博士ら同席の上で調印式に臨むことになった。

 「国連の友」とは対政府機関である国連と、民間組織の橋渡し的な役割を担うNGO機関。これまで国際オリンピック委員会、NBAなど世界的な組織と提携した実績はあるが、単体のプロクラブとの提携は例がなかった。今回の提携に関し、国連の友APでは「レッズの社会貢献活動が、国連の理念や目指す方向と一致している」と説明した。

 発端は、浦和が「ハートフル活動」と称して進めてきたサッカー普及活動だった。過去2年、国内で約4万人、海外は中東、東南アジア、東アジアなど9カ国14都市で約2500人の子供たちと交流。総合スポーツ施設レッズランドの設立、障害者交流センター訪問などの地域貢献にも積極的で、その内容が認められた。

 関係者によれば提携後、海外のハートフル活動は「国連の友AP」との共催が決定。プログラム自体が国際的な評価を受け、国内外で活動の拡大が期待される。元日本代表の落合弘氏らコーチ陣には、世界で初めて国連ロゴ入りのウエアやビブスも用意される。さらに埼玉スタジアムでは国連の理念を啓もうする告知や、募金活動の場を提供するという。

 将来的にはトップチームともリンクさせたい意向で、名門バルセロナの胸に「ユニセフ」の文字が躍っているように、浦和のユニホームに国連ロゴが躍れば、クラブ全体のブランド力向上につながる。闘莉王、田中達らスター選手が普及活動に参加する可能性もありそうだ。昨季は6年ぶりの無冠に終わったが、今後、国際評価に恥じない活躍が求められる。真のビッグクラブへ、浦和の新たな挑戦が始まる。

[ 2009年03月12日 ]

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