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人々のハピネスのために仕事をするフェンリルを経営しています。他人のハピネスを考える事が自分のハピネスへの近道です。

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[ハピネス] 人々のことを考える
ブラウザと Web とユーザーの三者の関係を考えてみました。

- Web 制作が大変な世の中になった。。。
- 快適にみることができないページがある。。。

といったユーザーと制作者の問題が何故起こっているかです。
ブラウザメーカーの責任について考えてみました。

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ユーザーと Web の目指すところを
Web = 簡単に表現したいことが表現できること
ユーザー = どんなページでも完璧に見ることができること
こんな感じだとします。

そうなるとブラウザの目的は「上記二つの目的を果たすこと」になります。

Web の互換性は以前よりもよくなってきたと感じます。互換性を掲げて頑張っている人々のおかげです。

次に、考える問題は「性能差にこだわることががユーザー、Web 制作者にとってハピネスか」です。

独占は良くないとすると、均等に各ブラウザがシェアを持つことになります。Windows のプログラムもそうですが、全員が喜んで使えるためには、一定のシェアを持つ環境の最低スペックに合わせて開発する必要がでてきます。

最新のマシンを買えばいいやん、とかそんなことは通用しません。Sleipnir もなるべく平均以下のスペックで開発しています。Sleipnir 1.66 は Windows98 のノート PC で作っていました。今も私は ノート PC で開発しています。これは、全員が快適に使えるようにするためです。

同じようなことが、Web にも起こりえます。ブラウザが JavaScript の速度を競ったところで、全員が満足するものを作ろうと思えば、結局最低スペックで調整する必要がでてきます。そうした調整の行われていないサイトは、すごく重たかったりします。Web もユーザーがきちんと見ることができて初めて意味をもちます。

Sleipnir Start を開発して、あるいは Web ページを作っていて思うのが、「色々な環境で確認するのがめんどう」ということです。Web 制作にすごくコストがかかる時代になりました。


これがユーザーと制作者にとってハピネスな状況なのでしょうか。


競争は進化させるので悪いことだとは思いません。ただ、何のために競争するのかを考えてほしいと思います。

この記事で何が言いたいかというと、道具の目的を見失った利己的な競争はハピネスを生まないということです。自分勝手な理由ではなく、多くの利用者のハピネスをきちんと考えて行動するべきです。

だから、Sleipnir は速度競争には無関心です。道具としての使い勝手を極めます。速度よりも大切なユーザーインタフェースや、他のところに注力します。

フェンリルは、道具としての目的を忘れず、ユーザーと Web 制作者がハピネスになるように行動していきます。今はまだ世界規模では小さい勢力かもしれないですが、ユーザーにとってハピネスな方向へ流れを動かせるようになっていきたいです!

やすゆき(ハピネスの追求)
by tabbrowser | 2009-03-11 14:37 | ハピネス
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