翔、そろそろ家へついた頃かな。
でも、瑠美さん、きれいだったなぁ。
ああいう人が翔の彼女だったらいいのに。
積極的で、ちゃんと声もかけられて、大雑把そうなところ有るけど、そういうところ翔には足りないから、そういうところを補い合えるカップルになれると思うんだけどなぁ。。。
きっと何か事情が合ったんでしょ。
でも、やっぱり、私の心は、落ち着かなかった。
突然友人に紹介されて。
しかも、昔の彼女らしい人に出会ってしまって。
その友人という人は、祝わせてくれと言わんばかりに。
私のこと何か知っているんだろうか。
何だか、胸騒ぎが治まらなかった。
もう、翔って本当にサプライズ好きなんだな。
でも、翔のあの悲しそうな顔が忘れられなくて困ってた。。。。。
やっぱり、何か、隠してる?
そうじゃなくて?
なんて思っていたら、翔から急にпB
何事かと思ったが。
「瞳。。。今日御免な。あいつ昔からお調子者だったんだ」
何か、今日の翔は謝ってばかり。
私も段々腹がたってきた。
「翔!!もうやめて!!そういうの私、嫌なんだから!!!」
私は、慌てて電話を切り、携帯の電源を消してしまった。
私は、翔に堂々としてほしかっただけなのに。
どうして謝ってばかりなんだろう。
彼女なら彼女だと言ってくれたっていいのに。
私も馬鹿だ。。。
ずっと分かっていたんだけど。彼女の一人や二人くらいはいるだろうって。
でも何だか、怖かった。
きっと、いつか離れてしまう日が来るのかな。
でも、何だか、こうしてばかりいるとまた、逢いに来てしまうのかな。
明日は仕事だ、もう切り替えなきゃ。
私はこう見えても、一応カフェの正社員。
独立して、いつか自分のカフェを持つのが夢。
夢って言っても、色々あるけどね。
やりたいこといっぱいあるし。
翔にはまだ内緒なんだけどね。
まぁいつか教えてあげなきゃね。
ってそんな日が来るんだろうか。。。まともに不安だけど。。。。
・・・・やっちゃった。。。。。。
俺の馬鹿。
瞳の馬鹿野郎!!
俺の気持ち何も知らないくせに!!
って俺も瞳の気持ち分かってねえな。。。悔しいけど。
瞳は、どうやら明日から仕事だよな、きっと・・・また逢えなくなるのかな、仕方ねぇ、これもきっと運命とやらだ。また店に来るかな。
自分のやることをやれば又逢えるだろ。きっとまたどこかで。
俺は、きっと見ないであろう、瞳のアドレスにメールを入れる。
’瞳、明日から仕事か?ってか俺、お前の職業全然聞いてなかったな。・・・何も話せなくて悪かった。ってまた謝るなとか怒られそうだけど、瑠美とは本当に何もないってことだけは、分かってくれよな。。。ただの幼馴染だ。瞳、明日から、別々になっても、又会えるな。ってか遊びに来いよ。おやすみ☆ミ 翔’
寂しいけれど、仕方ないな。お互いのためだ。きっとそうだ。
辛いことがあっても、笑っていよう。
それが自分のため。
それがまさかの再会につながるなんて思ってもなかったけどな。。。。