WBC:「義士・奉“重根”がイチロー“博文”を倒した」
ネットで日本戦「イチロー封じ」を称賛
- 写真提供=DCインサイド
9日のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第1ラウンドA組1・2位決定戦で、韓国が日本に雪辱を果たしたことから、ネットでは韓国代表の投手、奉重根を安重根義士に、日本代表の大黒柱イチローを伊藤博文になぞらえる書き込みが多く寄せられている。
韓国のネットユーザーは、奉重根が日本打線を5と3分の1イニング、無四球・被安打3・無失点に抑え、中でもイチローを3打数ノーヒットに封じたことを取り上げ、「奉重根義士」と書き立てた。安重根義士と名前が同じことに目をつけたものだが、くしくも今年は、安重根義士が1909年にハルビン駅で日本帝国主義の元凶である伊藤博文・韓国統監を狙撃してから100年目に当たる年でもある。
ネットユーザーらは、奉重根がイチローを3打数ノーヒットに抑えたことを、安重根義士が3発の弾丸で伊藤博文を倒したことと同じように痛快に思っている。イチローは2006年のWBC第1回大会で、「(韓国が)向こう30年間(日本に)勝てる気がしないようにしてやる」と発言するなど、韓国ファンの怒りを買ったこともあり、こうした書き込みが増えているようだ。
奉重根は心理戦でもイチローを制した。イチローが1回裏に1番バッターとして登場したとき、観衆席で日本のファンらが一斉にカメラのフラッシュを浴びせると、1997年から9年間、米大リーグで活躍してきた奉重根は主審に歩み寄った。そして、流ちょうな英語で試合に支障が出ると抗議したため、主審は笑いながらこのアピールを受け入れた。このとき、大リーグで活躍しながらも英語があまり上手ではないと言われているイチローは、きょとんとした表情でこれを見つめるばかりだった。
イチローは試合直後、「僕にとって今日(9日の韓国戦)は最後のゲームなんで、日本での。ただの韓国との試合ではないんで、僕にとって。負けという事実は許せない」と怒りをあらわにしたという。
キム・サンミン記者
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