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『モンハン』生誕5周年! 『3(トライ)』の新情報も発表に
【モンスターハンター 5周年アニバーサリーパーティー】

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●『モンハンG』のCM出演者はプーギーとアイルー!?

 

 カプコンのハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズの第1作目が発売されてから、本日(2009年3月11日)で丸5年となった。これを記念してカプコンは都内で”モンスターハンター 5周年アニバーサリーパーティー”を開催。さまざまな発表を行った。

 

 まずは『モンスターハンター』シリーズのプロデューサー、辻本良三氏の口から5周年を記念したさまざまな企画が発表に。

 

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▲おなじみ、辻本良三プロデューサー(右)の口から、5周年に関するさまざまな発表が行われた。

 

 最初に明らかになったのは『モンスターハンター』の公式ファンクラブ”モンハン部”が設立されること。ケータイサイトを利用して運営されるファンクラブで、モンハンカレンダー(『モンハン』関連のイベントやグッズ発売日などが一目でわかるカレンダー)、モンハン部活動リポート(モンスター生態研究「狩りに生きる」などの情報が提供)、モンハン川柳、イラストコンテストなど、ファン垂涎のさまざまなコンテンツが提供されるという。docomo、SoftBank、auの3キャリアに対応しており、登録料は無料。2009年4月1日より部員募集が開始される。

 

 『モンスターハンター5周年記念オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭〜』についても新情報が。まずチケット販売について、イープラス(http://eplus.jp/monhun/)にて先行抽選販売が追加で行われることが発表。受付期間は2009年3月11日〜3月18日。また一般販売については、イープラス、ローソンチケット(http://l-tike.com/monsterhunter/)にて2009年3月28日より開始される予定。また、オーケストラコンサートの会場で販売されるコンサートオリジナルグッズも公開された。会場では、指揮者に扮したアイルーのぬいぐるみやクリアポスター、『英雄の証』を奏でるオルゴールなどが販売されるという。

 

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▲モンハン部の発表のほかにも、耳寄りのトピックがずらり。中央の写真は、『3(トライ)』の音楽や効果音などの収録を行ったときのメイキング映像。右は、2009年に発売予定の5周年記念スカジャンだ。会場にはこのスカジャンの見本も飾られていた。また、5周年記念メモリアルTシャツが、3月11日よりe-CAPCOMなどで販売開始になったこともアナウンス。モンスターアイコンをズラリと並べたかわいらしいデザインのTシャツだ。

 

 そして、4月23日に発売予定のWii用ソフト『モンスターハンターG』については、注目のネットワークモード(モンスターハンターG オンラインサービス)利用料金が発表になった。『モンハンG』をネットに接続して遊ぶには”モンスターハンターG ハンティングチケット”が必要で、これを購入する場合はWiiポイントを使用する。購入できるモンスターハンターG ハンティングチケットは30日券、60日券、90日券の3種類で、料金は以下のとおりとなっている。

 

30日券……800Wiiポイント

60日券……1500Wiiポイント

90日券……2000Wiiポイント

 

 ちなみに、新規にオンラインサービスに加入してから14日間はオンライン無料お試しキャンペーンが適用されるので、上記のハンティングチケットに2週間プラスした期間で遊べることになる。さらに、任天堂、NTT東日本、NTT西日本が展開する”Wii×フレッツ光 「簡単!便利!Wii接続おまかせパック」”に新規に加入した人(4月23日〜5月31日の期間内に加入した人)に限り、1500Wiiポイント(ハンティングチケットにすると60日券)がプレゼントされる”60日間狩り放題キャンペーン”も行われるとのこと。

 

 さて、駆け足で5周年記念企画について説明したが、ここから会場は豪華ゲストを招いてのパーティーの装いとなった。ステージには辻本プロデューサーに招かれて、昨年のモンハンフェスタで活躍したハンターさん(リオレウス装備を纏ったハンター)が登壇。このハンターさんが『モンハンG』のCM出演者を呼び込む、というので注目していると……流れてきたのはゲーム内でプーギーを撫でるときの音楽!! ナンダナンダと思って眺めていたら、ステージに現れたのはかわいらしいブタとネコ……じゃなくて、リアルなプーギーとアイルーではないか! 辻本プロデューサーは「動物を使ってのCM撮影は、本当にたいへんでした……」と苦笑しながらも、「おもしろいものが撮れているので、期待してください」とニヤリ。現在、絶賛編集中とのことでCM映像の上映はなかったが、ここではかわいらしい主演ふたり(?)の様子を写真でお届けしよう。

 

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▲ハンターさんに招き入れられて現れたのは……子ブタと子ネコ!! じゃなかった、プーギーさんとアイルーさんでした。このおふたかたが、『モンハンG』のテレビCMのメインキャストとなる。

 

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▲プーギーさん。終始落ち着いており、200人ものマスコミ関係者を前に堂々と居眠りをしてみせるという豪胆さを披露した。

 ▲超ラブリーーーー!! なアイルーさん。トンキニーズという種類のネコちゃんだ。お姉さんに抱かれて、こちらもずっと眠そうだった。

 

 続いてステージには『モンハン』シリーズの世界観監修を務める藤岡要ディレクターが登場し、2009年夏発売予定のWii用ソフト『モンスターハンター3(トライ)』の新情報を明らかにした。

 

 まず、『モンハンG』に同梱される『3(トライ)』の体験版で新たな情報が。この体験版には、ドスジャギィ討伐、クルペッコ討伐という2種類のクエストが収録されていて、遊べるのはシングルプレイのみとなっている。ゲーム中の操作方法は、Wiiリモコンとヌンチャクを使ったもの(フリースタイル操作、という)のほかに、クラシックコントローラを使った操作にふたつの種類があることが判明。ひとつは、PSPの『ポータブル』シリーズと同じようにボタンを押して攻撃をする”クラシックスタイル操作 1”というタイプ。もうひとつは、プレイステーション2版の『モンハン』と同様に、右のアナログスティックを倒して攻撃する”クラシックスタイル操作 2”というタイプだ。会場には体験版の試遊コーナーも設置されていて、クラシックコントローラを使った2種類の操作を実際に試すことができた。複数の操作方法を導入したことについては、かねてより辻本プロデューサー、藤岡ディレクターが語っていたとおり”遊ぶうえでの選択肢を広げる”ためのもので、「この操作で遊んでほしい」という押し付けはいっさいない。ユーザーサイドでいろいろ試してみて、自分にもっともしっくり来る操作方法で遊ぶのがいちばんのようだ。

 

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▲藤岡ディレクターが実際に、『3(トライ)』に導入されるクラシックコントローラを使った操作方法を実践してみせた。

 

 このあと、会場では『モンハン』好きのアーティスト、SEAMOからのビデオレターや、『2nd G』を2400時間もやり込んでいるお笑い芸人、次長課長の井上聡からのメッセージが流された。そしてステージ上には、先の井上とともに日ごろから『2nd G』を遊び倒している麒麟の川島明、ピン芸人のネゴシックスが登壇。『3(トライ)』の体験版をステージ上でプレイする、という触れ込みで現れたふたりだったが、この体験版はシングルプレイオンリーということで、ひとりしか遊ぶことができないことが判明(笑)。けっきょく、ジャンケンで勝ったほうだけ遊べる……ということになり、ステージ上でガチンコのジャンケン勝負が実施。これに勝利したのはネゴシックスで、川島の「……おまえに決まったとたん、カメラマンさんがカメラしまっちゃっただろ!」という悔し紛れの負け惜しみが場内に響いた。

 

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▲「5周年ってことで、何かやっちゃうかもよ……?」と意味深な発言をしたSEAMO。何を行うのかは「まだナイショ」(辻本プロデューサー)とのこと。

▲芸能界随一のハンター、次長課長の井上聡もビデオレターを寄せた。ちなみに彼の『2nd G』の総プレイ時間は2400時間を突破。「何の装備も着けず、村に売っている武器だけで村クエをすべて制覇しました!」とゲームアスリートならではのコメント。

 

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▲『3(トライ)』の体験プレイはネゴシックスが行うことに。『3(トライ)』は一度も触ったことがないというネゴシックスが選んだクエストは、クルペッコ討伐。当然、Wiiリモコンによる操作方法も知らない。さすがにきびしいと判断した辻本プロデューサーが、移動、攻撃、アイテムの使いかただけ簡単に教える。すると驚いたことに、比較的スムーズな立ち回りを演じてクルペッコに攻撃を加え続けるではないか!

 

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▲ところが! クルペッコが特有の行動である”他のモンスターの鳴きまね”をしたではないか! するとどこからともなく巨大な影がネゴシックスとクルペッコがいるエリアに……って、リオレイアだーーー!! もうここからは、阿鼻叫喚の地獄絵図(笑)。川島や辻本プロデューサーの「早く回復飲んで!! いや応急じゃなくてグレート飲めグレート!!」なんていう応援もムナしく、ネゴシックスはリオレイアのサマーソルトを見事に食らって轟沈。まもなく制限時間として定められていた10分が経過してしまい、残念ながらクエストは失敗に……。

 

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▲いまだ、本気で『2nd G』で遊び続けている川島は、「本当に『モンスターハンター』の新作を楽しみにしていますよ!」と辻本プロデューサーにハッパをかけていた。

 

 そして、5周年パーティーを締めるべく、ステージに”モンハン4人衆”こと辻本プロデューサー、藤岡ディレクター、一瀬泰範ディレクター、小嶋慎太郎プランナーが登場。5周年の区切りを迎えたことについて、以下のように語った。

 

小嶋 これまでグッズやイベントなどさまざまな展開をしてきましたが、『モンスターハンター』というゲームがあったからこそ今日があると思っています。『モンスターハンター』は今日、5周年を迎えましたが、これから10周年を迎えられるようがんばっていきたいと思います。

 

一瀬 個人的な話になりますが、いとこが夫婦で『2nd G』をやっていて、その子供の友だちといっしょに遊んでいるんだそうです。初代『モンスターハンター』の時代はネットワークが主体だったのでおもに社会人、『ポータブル』では学生に広まりました。そしていまでは、世代を超えていっしょにゲームができるようになったと考えると、改めて5年という月日を感じます。

 

藤岡 あっという間の5年間でした。でも、まだ5年です。まだまだ若造だなと思っています。これからもっともっと、『モンスターハンター』が育っていくことを望んでいます。この記念すべき年に、『モンスターハンター3(トライ)』を出せることをうれしく思いますし、この作品が皆さんの記憶に残るタイトルになるよう祈っています。

 

辻本 この5年間で、6タイトルをリリースしました。短いスパンで、開発スタッフは体力的にきびしいなか、開発を進めてきました。その結果として、『2nd G』の出荷本数300万本以上という記録に辿り着いたのだと思います。まずは、この5年間、走り続けてきた開発陣にお礼を言いたい。そして、『モンスターハンター』はいろいろな方に協力してもらって、盛り上げてもらったタイトルです。これまで、本当にありがとうございました。そしてこれからも、どうぞよろしくお願いいたします!

 

 いまや国民的ゲームソフトのひとつと言っても過言ではない『モンスターハンター』シリーズ。5周年という区切りの年に、さらなる飛躍を遂げるのは間違いない。

 

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▲ステージに5周年を祝う巨大なケーキが運ばれてきた。デザインされているのは5周年記念ロゴだ。「ユーザーを代表して来てもらった」というモンハンフェスタ`08のチャンピオン、もうゲネポのふたりとモンハン4人衆とで、ケーキのまわりに飾られた蝋燭の火を消した。

 

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▲パーティー会場では『3(トライ)』の体験版と『モンハンG』で遊ぶことができた。


 

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