アブノーマライゼーションへの道(by こうもり)

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help リーダーに追加 RSS アブノーマライゼーションとは別の活動での提言について

<<   作成日時 : 2008/10/04 13:28   >>

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次にこれはアブノーマライゼーションとは全く関係のないテーマだということをはっきりお断りした上で、掲載します。
以下の文章は最近、わたしが支援や政策について意見を求められた場合に提示する基礎理論です。

特色としては

(その1)障害者に特化した支援政策ではなく、公共政策に対しての提言という形で行われる
(その2)対象は発達障害者だけではなく、「社会的弱者全体」を対象にしている
(その3)特に重視しているのは、労働環境政策,虐待・財産略取対策,社会保障による低所
得労働者層の生存権保障
(その4)必要な人に支援や配慮が行き届くようなアクセシビリティーの強化(情報保障,経済
的,時間的困窮を抱えた人に対する支援)

などが挙げられます。なんで、こんな文章を挙げたのかと言うと、アブノーマライゼーションの観点から物事を語る場合と支援提言で語っていることの間にあまりにも大きな隔たりがあり、読み手が混乱してしまうことがあったためです。両者のもっとも大きな相違点は支援提言はあくまで「人間らしい生活の実現」という範囲で語っているのに対して、アブノーマライゼーション宣言は「人間らしい生活の実現」やその理想化に対して問題提起を行なっている点にあります。

そのことを断った上で、本ブログではアブノーマライゼーションにまつわるテーマだけを扱っているということをご了承くださいませ。支援や障害学などに関する内容は講演や出版物で嫌でも扱うことになるので、そちらの方を参照してくださいませ。ではでは

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【本文】

(1)定義

@「社会的弱者」とは社会によって弱体化させられてしまった人のことを指す(社会モデル的定義)

A具体的には

・労働,経済的弱者(労働から排除されている人,低所得労働者,企業福祉を利用できない状態にある労働者,過剰労働で健康状態や家庭生活が崩壊しかけている労働者)

・被虐待者(学校,職場,家庭,地域においていじめ,虐待,ハラスメント,DVなどの被害に遭い、社会活動をしにくい状態に陥ってしまった人々)

・財産略取被害者(詐欺,マルチ商法,宗教勧誘,パートナーへの貢ぎなどの被害により、経済的な困窮に陥った人々)

・福祉なき障害者(先天的な障害者,社会的ストレスや労災による障害者のうち、障害者福祉は受けられないか、十分に受けられない状態にある障害者。谷間の障害者,「軽度」の障害者,目に見えない障害者など)

・教育,支援,介助の負担が集中する家族(障害者の家族,高齢者の家族,失業者・無業者の家族,ひとり親家庭)

などの「社会的弱者」が存在する。

B5種類の弱者のうち、複数に該当する複合的な「社会的弱者」も当然のことながら存在する。

(2)「社会的弱者」についての取り組み

「社会的弱者」の安全保障

(1)定義

@「社会的弱者」とは社会によって弱体化させられてしまった人のことを指す(社会モデル的定義)

A具体的には

・労働,経済的弱者(労働から排除されている人,低所得労働者,企業福祉を利用できない状態にある労働者,過剰労働で健康状態や家庭生活が崩壊しかけている労働者)

・被虐待者(学校,職場,家庭,地域においていじめ,虐待,ハラスメント,DVなどの被害に遭い、社会活動をしにくい状態に陥ってしまった人々)

・財産略取被害者(詐欺,マルチ商法,宗教勧誘,パートナーへの貢ぎなどの被害により、経済的な困窮に陥った人々)

・福祉なき障害者(先天的な障害者,社会的ストレスや労災による障害者のうち、障害者福祉は受けられないか、十分に受けられない状態にある障害者。谷間の障害者,「軽度」の障害者,目に見えない障害者など)

・教育,支援,介助の負担が集中する家族(障害者の家族,高齢者の家族,失業者・無業者の家族,ひとり親家庭)

などの「社会的弱者」が存在する。

B5種類の弱者のうち、複数に該当する複合的な「社会的弱者」も当然のことながら存在する。

(2)「社会的弱者」についての取り組み

@労働政策→労働関連法の徹底化による過剰労働の制限,就労者皆雇用保険,希望者に対する医療と職業訓練の保障

A虐待対策→学校,職場,家庭,パートナー間,その他公共空間に発生する各種虐待,ハラスメント。事態が悪化する前の情報保障(ハラスメントの内容説明,利用できる社会資源や制度の説明),お金がなくても利用できる避難施設の設置,避難中の衣食住の確保。加害者に対する更生プログラムの義務付け。

B財産略取被害対策→詐欺,マルチ商法,宗教勧誘,異性への貢ぎなどへの取り組み。被害内容や利用できる社会資源および制度の情報保障,本人が希望すれば成人後見制度や権利擁護事業などの拡大利用。

C福祉なき障害者対応→学校や職場と医療や産業カウンセリングとの連携による相談と環境調整,配慮。ユニヴァーサル・デザインの導入。心身の健康状態が悪化した当事者へのケアを行う体制。自殺防止など

D教育,支援,介護に追い立てられる家族支援→障害者,在宅者,高齢者の家族およびひとり親家庭が対象。心中の防止,育児や介護にかかる費用を社会の共同責任とする。自分の時間を持てるようにするためのサポートなど。


【簡易ヴァージョン】

@労働環境政策

A虐待,財産略取被害対策

B社会保障(特に失業,医療)

Cこれらの支援にアクセスするための支援(情報保障,
社会資源との連携,経済サポートなど)

(対外的キャッチフレーズ)

@過剰労働から適正労働へ、低所得労働から中間労働へ
太く短い労働から細く長い労働へ

A虐待のない生活の実現

B健康じゃなければ生きていけない社会から
不健康でも生きていける社会へ

(自己限定)

@特定の教育,心理,教育支援プログラムの推奨は行なわない。

A共生,社会参加,自己実現,適応などの特定のライフ・スタイルの推奨も行なわない。

B主に貧困,情報の不足,心理的な問題から何らかの支援を受けることが必要であるにも関わらず、支援にアクセスできない状態になることを防ぐことが大きな目標となる。

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コメント(21件)

内 容 ニックネーム/日時
こうもり氏の過去ログを見ていると、そのシャープなセンス、提言、対案は凡人である私の想像を超える。
 支援者には理解できないだろう。生活の節約に追われているうちにこうもり氏は障がい以外の人々の支援、配慮、提言をしていた。猫的存在こうもり氏の偉大さにただ私はひれ伏し、己の底の浅さに気づくばかり。私でもうつ病の人たち、性同一性障がいなど他の障がいのひととの連帯をこのブログで述べたがそれを取り入れるセンスに驚く。
ぶじこれきにん
2008/10/06 13:57
そして高齢者への配慮にただうなづく。政治家になった方がいいのではと思う冷静な提言。経済的弱者の支援、DV、ハラスメントの被害者に対する優しさ、障がい者・高齢者の家族に対する思いやり、政策提言にハハアーと関心してしまう。
ぶじこれきにん
2008/10/06 14:00
普通は自分の仕事に関する事に関心を寄せるで手一杯の当事者が多い中、こうもり氏は財産詐取対策としての成年後見と一連の権利擁護にも、目配りする。この丁寧さ。成年後見は私にとっても課題だけに、そこにまでフォローするこうもり氏に頭が下がる。
ぶじこれきにん
2008/10/06 17:26
こうもり氏の過去ログを見ると療育支援ひとつ社会性の前提があるべき姿・規範を提示しているに過ぎない。現状のコミニュケーション不全の現実をリアルに分析して、空気を読む。以心伝心のない発達障がいのひとでも参入できるコミニュケーションを提案している。既存のコミニュケーションの垢に染まった支援者には浮かばないアイデアに感激した。
 以心伝心、空気を読むがないコミニュケーションなら、私達も恋愛、定型との関係も障がい者モードでない関係を築けるかもしれない。
今そういう既存の価値観に囚われないアイデアを提案するこうもり氏ほど、本当の意味の支援者としかいいようがない。
既存の支援者はこうもり氏のアイデアを取り入れるなど、してこうもり氏に学ぶ謙虚さが欲しい。
 筆者の駄文もブログで引用していただいてありがとうございます。
ぶじこれきにん
2008/10/29 16:28
発達障がいのひとに目上、目下といった封建的上下関係が付きまとう敬語をなくしても通用する人間関係なら、発達障がいのひとも人間関係を楽にして人に気づかう余裕も生まれるだろう。
 そういうことをこうもり氏の過去ログで考えた。敬語が付きまとう封建的人間関係のしがらみがなくなれば、異性、趣味で関わる人、地域の人、職場の同僚といった定型の人との関係は大幅に変わるだろう。敬語につきもののします。ございます。の使い分けをしないで済む。私を含めた発達障がいのひと母言葉の使い分けに苦労せずにすむだろう。
ぶじこれきにん
2008/10/29 18:06
▼ぶじこれきにんさん

どうもコメントありがとうございました。また、体調不良のため
連絡遅れました。

ぶじこれきにんさんが拙著の中で関心を抱いておられるのはコミ
ュニケーションと規範に関する問題のようですね。わたしが参考
にした研究者の名前などを挙げておきます。

ユルゲン・ハーバーマス…討議倫理学というジャンルを切り開き
人間社会に普遍的な対話のあり方について考えた理論家です。

中島義道…特に『対話のない社会』(PHP新書)がこのテーマを詳
しく扱っています。

広井良典…政治学者で状況倫理で動く日本社会において、規範を重
視する社会のあり方を提唱しています。

荒井一博…『終身雇用制と日本文化』という著作の中で、様々な基
準が巧みに使い分けられる日本の組織の問題が明らかにされていま
す。

この辺りがわたしのお勧めの書籍です。
こうもり
2008/11/01 17:44
こうもり氏へ本のアドバイスありがとうございました。これらの本をピックアップして選ばせていただきます。中島氏の対話のない社会がコミニュケーション不全で機能しない社会の本質を分析していそうなので機会があったら買ってみます。
ぶじこれきにん
2008/11/04 16:01
こうもり氏の過去ログで当事者が生きていて良かった思いを抱くというコメントに私も同感。
 支援というものが認識の暴力になっていて、支援者側が当事者を決め付ける事で楽をしている現状で、生きていて良かったと実感を得る支援は出来ない。こうもり氏の当事者を思うメッセージに感動した。共感した。
 後、自立支援法が、郵政解散で廃案になって日本中の有権者が小泉パフォーマンスにマインドコントロールされた中、こうもり氏が政治と当事者に対して冷静な分析力と評論したのに感動した。支援者ですら小泉魔術にかかっていたのに・・・・・これは評価に値する事だ。
 こうもり氏は当事者にとって必要な人だ。そのこうもり氏の考えに共感した人が少数派とはいえいたのだ。真理は少数派にあるという言葉通りだ。
ぶじこれきにん
2008/11/05 16:05
▼ぶじこれきにんさん

障害者自立支援法という言葉で思い出しました。あの法律と発達障害者支援法のほど障害者政策の難しさを思い知らされた件はなかったと思います。制度な是非もさることながら

・障害者団体および支援団体同士の足並みが全く揃わず、障害関係者同士が見事に分断されてしまっていた(自立支援法)

・何か特定の障害について支援法ができる際に、障害団体同士は支援の配分をめぐる最大の敵対団体になりうる(発達障害者支援法)

・障害種別にロビー活動を展開している限り、どのような取り組みもその障害に直接関わっている関係者の間でしか広がりを持たない

言うなれば、マイノリティーモデル(少数派ごとに権利や支援を求めていく戦略)の限界です。で、わたしが今回このトピックスで展開した議論は、労働環境政策,虐待およびハラスメント対策,財産略取対策,失業者や不健康者向けの社会保障政策,貧困対策など、障害者団体同士がいざとなれば連携することが可能なテーマに限定して、政策や支援提言を行っていくという戦略を取っています(いわゆる普遍化戦略)。
こうもり
2008/11/09 09:23
こうもり氏のお勧めの本、週末に2冊読みました。
中島義道著、対話のない社会は空気を読むという行為がその場しのぎで論理性もないものであり、アスペルガーの苦手な言葉の裏を読む事を求める。
 アスペルガーは言葉の裏を読む日本社会で苦労せざる終えない。この中で私達はあえて自覚するしないは別にしてKYでいるしかない。
 中島氏が分析した日本的コミニュケーションはぬるま湯温泉につかり、対立軸を否定する、対話、異論を否定する風土から出てきた物。
 私達が日本的人間関係で仕事の場であれ、地域の場であれ、必然的に苦労せざる終えない。この本はこうもり氏や、私のようなエイリアンには納得が行く。地域や会社の「ウチ」の閉じこもった人間関係にすり減らす人々に私達は理解されない。支援者なら「自閉症だから」「アスペルガーだから」と区切る。
ぶじこれきにん
2008/11/10 11:43
そういう閉鎖的な社会で苦労する不健康者、貧困にあえぐ人々に公共の立場から支援策、提言が必要と彼ら(彼女ら)の立場になったこうもり氏の慧眼に私は脱帽する。
 自立支援法を巡り、運動の側に足並み乱れていたとは初めて私は知った。
 運動の側が貧困、労働環境という運動と連携する予兆はある。
この11月文化の日の3連休自立支援法反対集会と労働組合の集会に私は出た。
ぶじこれきにん
2008/11/10 11:48
面白いのは自立支援法反対運動に出ていた障がい者団体が、労働組合の集会にも出ていた。障がいと労働運動がリンクしている。こうもり氏の障がいの運動がメインテーマ(例えば雇用・雇用に関する福祉)で他の運動団体とのリンクも可能性はある。そういう手ごたえを私は感じた。普遍化戦略は運動の側が自覚してやれば可能だ。
ぶじこれきにん
2008/11/10 11:52
こうもり氏は過去ログで当事者だけが努力するのではなく、社会のありようが変わらなくてはいけない。
 これは当人に努力のみ求めて、清く、正しく、美しい生き方を死いぇくれという支援者には提言である。
 当人が努力するのと並行して、社会が変わらなくてはいけない。僕らが生き難い。その事を支援者はわかっていない。わかっていても、見てみぬふりをしている。(私の経験だと、就労支援でその構造がモロに出てくる。)
 支援者にも、当事者に学ぶ謙虚さが欲しい。
社会が変われば、僕らも変わる相互依存、相乗関係にあることを支援者と企業・企業に勤める定型のサラリーマン、OL,パート従業員はご存知ない。
 私の普段から抱く思いを抽象的に分析して書き言葉にしてブログに綴るこうもり氏。自らの本音も交えて書く行為に私は頭が下がる思いだと・・・・・
 当事者のことを常に考え、当事者が支援者も含めた定型に言えない思いを代弁したこうもり氏を尊敬する。
ぶじこれきにん
2008/11/11 16:59
訂正、これは当人に努力を求めて、清く、正しく、美しい生き方をしてくれという支援者には苦言である。彼ら、彼女の求めに応じた生き方をした当事者は、社会がわいせつな物もあるということを知らない、純粋培養されてしまい。わいせつな刺激に耐性のない当事者を作り出してしまう。
 支援者にそのわいせつな刺激への対応を言わないと、精神的に安定しない。
自分の頭で、その刺激への対応が出来ない当事者を作り出してしまう副作用がある。
そういう人を見てこうもり氏が過去ログで地域に生活するということは、清く、正しく、美しい部分と、わいせつな部分がある。(性的刺激も含めて)
 それが地域社会だということを、当事者として、地域で生活する私は日々実感している。その直感が正しい事をこうもり氏のブログ、社会参加の謎は立証してくれた。どうもありがとうございます。
 
ぶじこれきにん
2008/11/11 17:08
一番大事なことを忘れていた。それはこうもり氏の過去ログのレスで当事者が生きていて良かった。生きてて良かったと死ぬ時、実感できる事。私も同感。当事者が生きていてよかった支援が必要ではないか??
 それが支援の側に抜けている。このような思いを抱かせて人生を前向きに捉える支援という当事者がして欲しい本当の支援は意外と支援者の側はしない。
 当事者の人生を支える自覚に乏しく、仕事のノルマをこなす事にウエイトを置く事に重点が置かれている。
 当事者が生きていて良かったと本人発言の場で叫ぶ日はいつの事だろうか??
ぶじこれきにん
2008/11/12 06:08
▼ぶじこれきにんさん

そんな訳でおとといはじめて貧困というテーマを扱う勉強会に出席してきて
メール・マガジンを発行していただけることになりました。ひとまず、このテーマについては勉強あるのみ。
こうもり
2008/11/14 22:01
荒井一博著終身雇用と日本文化を熟読した。内容は日本の組織の行動・思考をゲーム・数値化して不祥事をなぜ日本の組織は起こすのかを丁寧に分析している。派閥というインフォーマルな集団への分析。集団への同化・説得で終身雇用が定年まで勤めて、結婚・育児というステータスがあがるメリットを従業員が得て出世して会社人間になる。その辺のメカニズムを数値化している。その辺のメカニズムはインフォーマルなサークルに入れないアウトサイダーには障壁となっていると思った。
 貧困の勉強ですか・・・。ワーキング・プア・ネットカフェ難民の公共的救済・支援のヒントでもつかめるんですか???
 メールマガジン待っています。仕事をしていた頃わからない本質がこの本を読んで見えてきたような気がする。
 貧困問題に首をつっこんでいるんですね。
ぶじこれきにん
2008/11/17 11:33
@荒井一博について

彼の議論で興味深かったのは、問題は日本型組織,欧米型組織のいずれかが悪いのではなく、両方の基準を都合よくたくみに使い分けているとしている点。こうなると、組織は二重基準に陥り、まさに「空気を読む」ことでしか組織で活動することができなくなってしまいます。対話のない社会にも通じる話です。

A貧困と障害者支援の接点

アマルティア・センの人間の安全保障論
障害学のベーシック・インカム(基本所得)論

をつなげて考えると接点は見えてきます。いずれの場合でも重要
な課題は恐怖と欠乏からの自由です。
こうもり
2008/11/17 21:15
@ベーシックインカムについて ベーシックインカムは私も本を読みました。基本所得が一定あって働かない人の生活をフォローするベーシックインカムは必要だと思った。
 それは金銭の恐怖と欠乏からの自由の為にも必要だ。
A
 終身雇用制と日本文化について 荒井氏の本でも述べているけれど、アメリカ文化の長所、日本文化の長所を巧みに取り入れて吸収して都合よく利用する。空気を読む文化、人間関係はそこから生まれる。
空気を読む日本的人間関係は、発達障がいという人間関係に障がいを抱えている人にはハードルが高くて2次障がいを併発するだけ。
 対話は生まれない。そこを著者の中島氏がいきり立ってしまう。
瑣末的質問に腹を立てる著者の怒りは共有できる。重箱の済みを突っつく質問は人がするのも、空気を読む日本的人間関係から来る。本質を突く質問・支援が出来ない。
ぶじこれきにん
2008/11/18 06:42
拝啓こうもり大佐殿、
あんくです。遅ればせながら大佐殿のブログ拝見させていただきました。
まだ、公共政策アプローチなる部分しか見ておりませんが、先日の
MLによるやりとりで、「労働組合に相談したことが就労先に漏れて
当事者の立場が逆に悪くなった」という事例が気になります。
あれは、アプローチの中のどの辺に対応するものなのでしょうか。
その辺の当事者の立場がはっきり描出されると、さらに良いものに
なるかと思うのです。(私が見落としている、または読解力がない
のかも知れませんが)アブノーマライゼーションの方は、まだ
読んでいませんが、今後とも応援しています。では。
あんく
2008/11/24 20:01
あんくさん

師走のため、レス遅れました。

>あれは、アプローチの中のどの辺に対応するものなのでしょうか。

アクセシビリティーにおける情報保障に対応します。

>(その4)必要な人に支援や配慮が行き届くようなアクセシビリ
>ティーの強化(情報保障,経済的,時間的困窮を抱えた人に対す
>る支援)

自分が今置かれている状況はどのようなものであるか,利用できる制度や社会資源は何かを教えるのが第一に必要なこと。その次に相談機関や役所の窓口に当事者をつなげる役割があります。その際にどこにつなぐのが、本人の利益になるのかを把握し、道案内役を果たすのがこの役割です。福祉分野などではケア・マネジメントなどとも言います。
こうもり
2008/11/26 23:50

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