アブノーマライゼーションへの道(by こうもり)

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help リーダーに追加 RSS アブノーマライゼーション序章(2) 人間と混沌

<<   作成日時 : 2009/01/12 19:24   >>

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考えてみれば、わたしが生まれて始めて読んだ哲学書,思想書というのは『荘子』である。その『荘子』の中でも極めて異彩を話すのが混沌寓話である。知らない人も多いと思うので、まずはその部分を引用しておこう。(ちなみにこの文章、『アスペルガー当事者が語る特別支援教育』第3章でも扱う予定だったですが、紙面の都合によりカットしておりました。)

「南海の帝を儵(しゅく)といい、北海の帝を忽(こつ)といい、中央の帝を混沌(こんとん)といった。儵と忽とはときどき混沌の土地で〖南海の帝を儵(しゅく)といい、北海の帝を忽(こつ)といい、中央の帝を混沌(こんとん)といった。儵と忽とはときどき混沌の土地で出会ったが、混沌はとても手厚く彼らをもてなした。儵と忽とはその混沌の恩に報いようと相談し、「人間にはだれでも〔目と耳と鼻と口との〕七つの穴があって、それで見たり聞いたり食べたり息をしたりしているが、この混沌だけがそれがない。ためしにその穴をあけてあげよう」ということになった。そこで一日に一つずつ穴をあけていったが、七日たつと混沌は死んでしまった。〗

まずは寓話の本来の意味から考えてみよう。混沌とは顔に7つの穴(目2つ,耳2つ,鼻の穴2つ,口1つ)がない人間から見ればのっぺらぼうのような帝王。しかし、顔の穴が「欠如」しているというのはあくまで人間目線から見た場合である。むしろ、『荘子』の観点からすれば、顔がまっさらな状態こそが自然なのであり、顔に目,耳,鼻,口がある状態の方が不自然(人為的)なのである。じっさい、混沌は中央の帝であり、南海の帝儵(しゅく)や北海の帝忽(こつ)よりももっと根源的な姿をしていると考えていいだろう。混沌はそのまま何事もなく生きていたのだが、既に人間にふさわしい姿に囚われてしまっている南海の帝や北海の帝には耐えられない。何かが欠けているようにも見えるし、不便なのではないかと心配にもなる。そこで、混沌を彼らが人間にふさわしい姿に改造しようとする。具体的には目,耳,鼻,口の穴がない混沌の顔に穴を空けようとする。しかし、混沌は死んでしまう。自然はそのままでもうまくできているのであり、人間が余計なおせっかいをして、変えようなどと考える必要はない。これが、本来の混沌寓話の要点である。

次に、これを換骨堕胎して、障害というテーマに引き寄せて解釈してみよう。南海の帝,北海の帝を障害のない人々,混沌を障害者として考察をしてみる。多くの人々は障害者を見ると、「何かが欠けている」「不幸だ」「不便だ」と認識する。そして、できるだけ自分たちと同じ生の様式を生きることができるように障害者を改造しようとする。ある者はリハビリテーションとハビリテーションによって、その障害者に理想の人間にできるだけ近い機能を備えさせようとするだろう。ある者は教育,トレーニング,心理療法によって人間社会に適合する立ち振る舞い,行動,生活スキル,認知の仕方を身につけさせようとするかもしれない。ある者は、薬物の力によって人間社会に許容される行動のコントロールができることを目指そうとするかもしれない。もちろん、これらの取り組みは時に障害者本人から「謙譲文化の押しつけだ」と厳しく非難されるかもしれない。障害者運動の違ったままでいる権利の主張などはその最たる例である。そうすると人間は今度は生活条件に目を向け始める。ノーマライゼーションやインクルージョンやユニヴァーサル社会のように差異を抱えたまま、人間社会においてふさわしいとされる生活条件を実現しようとするかもしれない。あるいは、人間の安全保障のように恐怖と欠乏だけは味あわせないようにしたいと考えるかもしれない。これらの取り組みは全て障害者の生を否定している訳ではなく、むしろ肯定している。その上で障害者を人間の生の様式に近づけようとするのだ。幸いなことに障害者も多くの場合は人間の生の様式に憧れ、人間らしい生活を目指そうとしている。わたしとしても、人間らしい機能,容姿,能力,社会適応,立ち振る舞いを求めるような支援については距離を置いて発言しているが、人間らしい生活を目指す当事者のための支援提言ならばいくらかしている。わたし自身がそれを望んでいるかどうかは別にしての話だが。

しかし、やはり前述の混沌寓話は気になる。人間たちが障害者を人間の生の様式に近づけようとする営みそのものが、障害者(混沌)の生を破壊し殺害してしまう行為であるとすれば。。。

荘子の寓話は結論としては自然の状態を大切にせよという結論に落ち着く。しかし、アブノーマライゼーションの場合はそれで一件落着になる場合もあるが、そうでない場合もありうる。むしろ、人間の生の様式から大幅に逸脱していく可能性も秘めているということを伝えておこう。自然を目指す場合も、逸脱を目指す場合も共通するのは、人間の生の様式を目指すことを至上の目標とはせず、むしろそこから別の方向にシフトしていこうという姿勢である。

(次回は「8日目」の生命、15日から26日まで実習のため、しばらくお休みします。)

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コメント(31件)

内 容 ニックネーム/日時
こうもり氏お元気ですか??私は分け合って当事者本を執筆する事になりました。テーマは社会参加です。
 誠に恐縮ですが、こうもり氏が本ブログで書いた社会参加関連のブログを本の文章に引用させていただきたいのですが・・・・
 (例社会参加の謎とか・・・・・)私はこうもり氏もご存知のように主観的になりがちです。こうもり氏の冷静な筆致・提言を引用する事で発達障がいはただ働くだけではなく、現状の働き方に疑問を持っていることを読者にアピールしたいのです。この現状(派遣切りなど加味しても)ならなおさらです。こうもり氏の了解をいただきたいです。
ぶじこれきにん
2009/01/13 11:53
▼ぶじこれきにんさん

共著本出されるんですね。おめでとうございます。基本的にこのブログの内容は自由に引用していただいてかまいません。

あえて言えば、どの内容を引用するのかを教えていただければ幸いです。取り扱い方についても少しコメントしたいと思います。

こうもり
2009/01/13 23:19
共著でなく他個人で執筆します。以前社会参加をしていて(スーパーの仕事)そこで感じたことと、こうもり氏が述べるスモールネス、中間労働、社会参加の謎(バベルの塔の寓話は読者に皮肉と受け取れるので引用しません)と言ったこうもり氏の考察を引用したいのですが・・・・・・取り扱い方はどうすべきでしょうか。当事者・支援者・保護者は社会参加第一の人が多くて、その人たちの鋭い突っ込みに耐えられる、反撃できる物でしょうか。それらをしなやかに交わすべきでしょうか。取り扱い方を教えてください。
監修の先生と本の内容を打ち合わせてその線に沿うテーマと自分たちの社会参加の疑問と反省点、問題点を読者に訴えていくつもりです。
ぶじこれきにん
2009/01/14 13:14
▼ぶじこれきにんさん

まあ、重要なことはまずご自身がどんなことを社会に訴えていきたいのかをはっきりさせることです。それによって、何をどのように引用するのかも自ずから決まってくるでしょう。

ちなみに批判についてですが、むしろ批判に開かれていることが作品にとっては大切だと思いますです。とにかく、これだけは伝えておかなければという内容をしっかり考えておきませう。
こうもり
2009/01/14 21:09
丁寧なアドバイスありがとうございました。
 ところで話は変わるんですが、オバマがグリーンニューディールを提案していますが、こうもりさんは2006年発達障がいの雇用のありようで中間労働で環境・食糧・情報を提案していますが、オバマのグリーンニューディールをどう評価しますか???
ぶじこれきにん
2009/01/15 13:13
こうもり、ただいま実習中。26日以降まで待たれよ。
こうもり
2009/01/20 08:31
わかりました。待ちます。
ぶじこれきにん
2009/01/22 13:54
グリーン・ニューディールについて調べてみましたが、まだ内容がはっきりしませぬの。ひとまず、オバマ政権がブッシュ政権に比べると、環境政策にかなり力を入れようとしているらしいということだけは分かりました。

ちなみに、わたしが以前紹介した中間労働やスモールネス構想はヨーロッパの緑の党系の労働政策と相性がいいようです。例えば、100人の人がいて、そのうち90人の人が働き10人の人が失業しているとしましょう。人々に配分できる仕事の量は3600。現時点では3600の仕事を90人の人が40づつ仕事をしている計算になります。では残りの失業している10人はどうやって食べていけばいいのか?(続く)
こうもり
2009/01/27 23:09
アメリカの故ルーズベルト大統領のニューディール政策ならば、仕事の全体量を4000に増やしてそれを100人で分配して40ずつ仕事をすればいいと考えます。それに対して、ヨーロッパの緑の政党はそれは環境に悪影響を及ぼすと考え、合計3600の仕事を100人で36づつ分担することを主張する場合があります。そうすることで、過剰労働もある程度は防ぐこともできる、と。

わたしなんかは緑の政党の発想の方が好きです。
こうもり
2009/01/27 23:14
こうもりさんって社会民主主義派なんですね。私も同じ考え方です。新自由主義は人間を不幸にするだけです。
ぶじこれきにん
2009/01/28 05:45
ネオ・リベラリズムは明らかに嫌いなのは確かです。ただ、政治や経済体制についての立場は微妙なんですよね。貧困のようなテーマを扱う時の分類としては

@こてこての新自由主義
A福祉集合主義(リベラリズムと中道左派の社会民主主義)
Bこてこての社会民主主義

の3分類があります。支援提言をする際には、党派を超えて提言できるようにA福祉集合主義の立場で論じていることが多いです。福祉集合主義の場合

・経済競争の否定までは行わない
・ただし、その社会において不遇な人々や集団への所得分配.機会分配,サービスの提供などは認められるという立場に立つ。
・福祉から就労へという方向性を持つが、就労だけが社会参加の全てではないという立場を採る。

などの特徴が見られます。
こうもり
2009/01/28 19:39
ちなみに、緑の政党の労働配分の考え方を最初に提案したのは、このスレッドでもたびたび登場している『スモール イズ ビューティフル』のシューマッハーです。ニューディール政策に影響を与えたケインズの弟子で、労働集約型の産業構想を提案しています。要するに、産業が発展して生活に困らない程度になったら、それ以上産業の規模を拡大しようとはせず、仕事をどんどん分割していき、誰もが生活していける産業社会を目指そうとした訳です。

社会民主主義とは全く同じではないのですが、ヨーロッパではよく連立政権が組まれていますね。自らの政策を実現するために政府の役割を重視するという点が共通しているようです。
こうもり
2009/01/28 19:46

こうもり氏へ、本を執筆する過程で公共政策から見た成年後見の文章を引用したいのですが、よろしいでしょうか???どうして成年後見が必要か???何のために必要か??どうして??が書かれているのです。ぜひ引用したいですが、よろしいでしょうか??
ぶじこれきにん
2009/01/29 17:15
OKです。

そう言えば、オバマ政権ネタなんですが、オバマ政権は女性の中絶容認の方向を打ち出しているようですね。障害を理由にした中絶についてはどんな判断が下されるのか?検討が必要です。

こうもり
2009/01/29 19:06
悪い魔女でございます。

外野のあたしが口出しするのもなんですが、
ぶじこれきにん様がこうもりくんのコメントを引用して書いた部分を
出版前にこうもりくんにチェックしてもらった方が
よくはないでしょうか?
このブログからもこうもりくんにダイレクト・メッセージを
送ることはできたかと存じます。

出版した後に引用ミスがあったとか、
ミスリーディングがあったとかいう話になると、
後々色々厄介でございますし、
人間関係にひびを入れてしまう原因になったりもします。

お互いの身を守る意味でもご検討くださいな。
悪い魔女
2009/01/29 23:55
▼師匠

うみゅみゅみゅ、わしがこのブログで書いた文章は基本的には引用自由なのですが、そういう考え方もありますにょ。

ぶじこれきにんさんのご意見を聞いた上で決定をすることにいたしませう。
こうもり
2009/01/30 23:25
う〜ん悪い魔女さんの言う通りだな。以前本を書いて、ある女性カリスマ当事者のメールを無断引用したのでトラブルあったし・・・・
 このブログで引用した部分を発表して見てもらうか、こうもり氏にメールアドレスがあれば、メールで引用部分の確認・批評・チェックが必要かも・・・・。
 同じようなトラブルは繰り返さない方が無難だな。
悪い魔女さんの忠告どおりだし・・私の意見はこれですが、こうもり氏はどうですか??
ぶじこれきにん
2009/02/02 12:36
▼ぶじこれきにんさん

では原稿が完成した時点で、このブログのトップページの下方にあるメッセージ送信機能を使って、引用部分とぶじこれきにんさんの解釈部分をお知らせくださいませ。

このブログには公開しなくていいです。書い文章は本を購入した人だけが読めるようにしておいた方がいいと思います。
こうもり
2009/02/02 19:39
はじめまして、カリタです。
部外者ですが失礼します。

ぶじこれきにんさん
どんな文章であれ、原文筆者のこうもりさんご本人にチェックを
お願いすべきです。
こうもりさんだけではなく、読者や第三者の人権やプライバシー
への配慮を忘れないようお願いします。
また、他の当事者をカリスマ呼ばわりするのは失礼だと思いますよ。
最後に。監修者の先生のことは分かりませんが、先生の言うことといえども
100%鵜呑みにしてはいけません。自分の頭で考える。先生に「ノー」と言う
勇気も必要です。また先生1人だけではなく、編集者や出版社側の意見も聞きましょう。

こうもりさん
ぶじこれきにんさんの文章をチェックし、貴方が書かれた原文が尊重されているか
どうかを確認されるよう、お願いいたします。
カリタ
2009/02/05 21:57
ここは自動改行だったのですね。読みづらい文章を書いたことをお詫びします。
カリタ
2009/02/05 21:58
▼カリタさん

ご心配ありがとうございます。既にダイレクト・メッセージを通じてぶじこれきにんさんと内容のチェックをはじめました。解釈部分についてはいくつか意見を述べさせていただきました。
こうもり
2009/02/06 18:59
>こうもりさん
ご理解ありがとうございます。

ぶじこれきにんさんやこうもりさんに限ったことではないのですが、本を書かれる当事者の方・専門家の著書で対談される当事者の方には次のことをお願いしたいです。

当事者は監修者・著者の先生の言うことを鵜呑みにしがちですが、それは危険なことです。先生が相手といえども、「ノー」と言うべきときは「ノー」と言う、例え先生に怒鳴られたとしても自分の意志を貫く強さが必要です。

とある専門家が当事者と対談する本で起きた出来事です。
著者の専門家は、当事者が不利になる発言…読者や第三者から誤解されるような文章を書いたのです。
本来なら対談相手の当事者が著者の専門家に「先生、これでは私が読者から誤解されてしまいますので、書き換えをお願いします」と言うべきだったのに。
しかし、当事者は専門家を妄信しているので、専門家に言うべきことを言えなかったのです。
カリタ
2009/02/07 14:52
この本の書評で、著者の文章を字面通りに受け取った読者が現れました。
それに対し、当事者は大爆発しました。
とんでもない話です! 悪いのは著者の専門家とそれを阻止しなかった当事者本人じゃないですか!
読者や第三者に八つ当たりする行為は、絶対に許されません。

このような出来事もありましたので、先生に「ノー」と言うべきときは「ノー」と言うべきです。例えどんな目に遭ったとしても。
あと、大事にすべき相手は先生ではありません。
読者と第三者です。いかなる理由があっても、読者や第三者の人権を踏みにじる、
読者や第三者を罵倒する行為は、絶対に許されません。
著者や対談者の立場はメーカー・業者です。NEC・パナソニック・トヨタ、店員やホテルマンなどと同じです。
読者はお客様です。メーカーはお客様に多少の過失があったとしても、許す義務があるのです。また、お客様の生命を守る義務もあります。
第三者はお客様ではありませんが、無関係な人ですので絶対に手を出してはいけません。

以上のことをお願いしたいです。
カリタ
2009/02/07 14:53
ご意見ありがとうございました。

▼カリタさん

カリタさんが挙げている事例の本はまだ読んだことがないので分かりませんが、少なくとも以下のことは言えると思います。

・本に自分の考えを著す時は読者が自分の考えに常に賛成してくれると期待してはならない。あくまで、自らが著した内容が批判に開かれているということが大切であるし、その覚悟を常に持って執筆や発表を行うこと。

・共著,対談においては共著者同士,対談者同士の内容の相互チェックは必須である。
こうもり
2009/02/07 17:16
カリタ様

お初にお目にかかります。
一介のアスペルガー当事者悪い魔女と申す者でございます。
(そう言えば、カリタ様はどのような立場なのでございましょうか?)

座談会の際は当事者であるかないかに限らず相互チェックを行い
問題があると考えれば指摘する
というのはある意味で当然でございます。
あるいは読者や第3者が書いた内容についてどんな感想を述べようと、
著者サイドが彼らを攻撃しないというのはある意味では当然のこと。
それらのことに合意した上で1つだけ気になるコメントがあったので、
ご指摘申し上げましょう。

>ぶじこれきにんさんやこうもりさんに限ったことではないのですが、
>本を書かれる当事者の方・専門家の著書で対談される当事者の方には
>次のことをお願いしたいです。

悪い魔女
2009/02/07 19:08
何気ないコメントではございますが、
カリタ様が事例として挙げておられる当事者がやってしまったのだから、
他でも当事者ならばやってしまいかねない
だから今のうちに注意しておかなければという前提がおありのように
お見受けいたします。
その際に編集者や専門家ときちんと対話しながら
執筆や対談に臨んだ当事者、
かなり悪意ある中傷に耐え忍んで沈黙を守ってきた当事者もいた
という事実をお忘れではないでしょうか。
そういう意味で「当事者」とひとくくりにして注意をするのは
いかがなものかと思われます。

また、ここはよそ様のブログですから、
ブログの管理人があずかり知らぬトラブルについて
不用意に持ち込まないというのも
重要なマナーなのではないでしょうか。
熟考のほどお願い申し上げます。
悪い魔女
2009/02/07 19:08
>悪い魔女様
レスありがとうございます。
私はアスペルガー当事者です。専門家ではありません。

私が言いたかったのは、
専門家に自分の意見を言うのは難しいことだけど、言うべきときには言うこと。
専門家に言いたいことを言わせた、従ってはいけない命令に従ったのが原因で読者や第三者の人権が侵害された例を知っているからです。
監修者と著者の関係や立場、メインの著者と共著者や対談相手の関係や立場に差がない場合(例:当事者同士の場合など)、このようなトラブルはほとんどないと思います。
カリタ
2009/02/07 20:02
>その際に編集者や専門家ときちんと対話しながら
>執筆や対談に臨んだ当事者、
>かなり悪意ある中傷に耐え忍んで沈黙を守ってきた当事者もいた
>という事実をお忘れではないでしょうか。
>そういう意味で「当事者」とひとくくりにして注意をするのは
>いかがなものかと思われます。

すべての当事者が問題あるわけではありませんね(これは当事者の言動や性格にもいえることです)。
ひとまとめにしたのは失礼だったと思います。この世界で「私たち」などの複数形を嫌う人が多い原因は、「ひとまとめにされやすい」ということもあります。

私の言葉は、これから本を出版しようとしている(ここのレスの大部分を占めている)ぶじこれきにんさんへのメッセージです。管理人さんのこうもりさんは、ぶじこれきにんさんに引用される立場ですから、引用文のチェックをするようお願いします、と言いたかったのです。
カリタ
2009/02/07 20:11
>また、ここはよそ様のブログですから、
>ブログの管理人があずかり知らぬトラブルについて
>不用意に持ち込まないというのも
>重要なマナーなのではないでしょうか。

管理人さんのこうもりさんが「まだ読んだことがないので分かりませんが」とおっしゃっていることからも分かります。
この件については、こうもりさんに迷惑を掛けたことをお詫びします。

ただ、こうもりさんご本人に苦言を呈したわけではないことを理解していただければ幸いです。
カリタ
2009/02/07 20:19
カリタ様

いえいえ、あたしも言葉が過ぎました。
ご容赦ください<(_ _)>(←て、ちょっと古すぎか?)

カリタ様のご真意としましては
最初にカリタ様がぶじこれきにん様やこうもりくんそれぞれに述べた
コメントが伝えたかった事ということで了解いたしました。

ぶじこれきにん様の下書きを
こうもりくんがチェックした方がいいという点については
あたしも全く同意見でございますので
特に異論はございません。

で、後はぶじこれきにん様宛てのコメントを。。。

ぶじこれきにん様へ

今まで何があったのか存じ上げませんが、
出版の件で動く場合はくれぐれも慎重になられることをお勧めいたします。
少なくとも、カリタ様がご指摘されているポイントは
今後出版や座談会に関わる上で大切なことでございます。

悪い魔女
2009/02/07 21:16
筆者が私用の旅行に出かけている間、本を書くことについてカリタさんより貴重な意見を伺った。悪い魔女さんのご忠告も合わせて検討して判断したい。
 ただこうもり氏の引用に関して言えば、こうもり氏に引用の場所、注釈をダイレクトメッセージに送信してこうもり氏の意見を聞いた上で原稿を書き直している。本の原稿一つ、監修の先生、編集者とのコミニュケーション、内容の引用に注意して対応したい。本を書く際慎重に対応したいという悪い魔女さんのご忠告通りにする。
ぶじこれきにん
2009/02/09 12:03

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