アブノーマライゼーションへの道(by こうもり)

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<<   作成日時 : 2008/11/21 21:07   >>

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最近、更新をさぼりすぎてしまいました。こうもりです。今回は新刊の紹介です。
この度、ぶどう社より以下の書籍が出版されることになりました。

私たち、発達障害と生きています 出会い、そして再生へ
(以下のサイトから注文できます。11月28日発売、一般の書店では12月
10日ごろから店頭販売)
http://www.budousha.co.jp/

8人の当事者による共同執筆本です。わたしも共同執筆者に名を連ねていて、他の
7人の執筆者の体験談に対する考察を合計18ページほど書いております。今回の
執筆本ではアブノーマライゼーションの観点は採らず、抜け抜けと人間の安全保障
の観点から考察を行なっております(我ながら何ちゅー大胆不敵さ)。あえて、アブ
ノーマライゼーションとの整合性を挙げるならば、今回の本でのわたしの立場は妖
怪が「さあ、一緒に人間になれるようにがんばろう」と励ますような立場ではなく、
異世界に迷いこんできた人間に対して「ここは君たちの来る場所ではない。人間の
世界にお帰り」と声かけするようなスタンスで書いています。執筆者のうち脱人間化
を目指しているのは、あくまでわたしだけなので。

ともあれ、8人の当事者が体験と工夫と発想を出し合った結果、多様な観点から当
事者の世界を語る内容にはなったのではないかと自負しております。また、スロー
ランナー本の時には書かなかった成人当事者向け支援についてもいくらか言及して
みました。

もし、書店やネット上で見かけることがあったら、気にかけてやってくださいまし。では
では

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
こうもり氏の脱人間もこうもり氏の実践と理論経験から出されたものだと私は理解しています。他の7人や、編集者も違和感感じる考え方でしょうけれど、よく本の編者として声をかけましたね。編集者の眼力に敬服しています。
ぶじこれきにん
2008/12/01 17:35
ちょっと機会があってこうもり氏の過去ログ読ませていただきました。セーフティネットの重要性は懇切丁寧でさまざまなケースを想定して分析してあってこうもり氏なりにセーフティネットの大事さを書いてありました。私もセーフティネットの支援を受ける立場なので、セーフティネットの支援を受けるときの参考になりました。
 配慮と過剰サービスのブログも支援者や、サービスする労働者が配慮サービスするときはこういう狙いかと言うのが参考になりました。
 こうもり氏のアングルは人の気持ちのわからない自閉症を含めた発達障がいのひとにとって人の気持ちの解説になります。
 後人権寓話、労働寓話はブラックユーモアが効いています。又寓話作ってください。お願いします。寓話の名人こうもり氏に関心、関心しました。
ぶじこれきにん
2008/12/02 20:05
過去ログを見たら矢継ぎはやに質問すると自閉脳、アスペルガー脳が消化不良おこすので論点を絞ります。「セーフティネットの重要性と意味」「配慮と過剰サービス」「寓話の名人こうもり」この3点の質問です。自閉脳の消化できるときで構いません。お答えはいつでもいいです。
ぶじこれきにん
2008/12/02 20:46
本カいました。こうもりさんの他の執筆者の考察、分析冷静な指摘感銘受けました。再生の大事さ。支援の社会資源の活用の大事さ。ためを持つ事の大事さ・・・・・いろいろ参考になりました。
 貧困問題を扱った本も読みましたが、ための大事さはこうもり氏と同じ指摘をしてました。以前こうもり氏が過去ログで定型と障がい類似性、共通性があるという指摘どおりでした。
ぶじこれきにん
2008/12/15 11:39
>貧困問題を扱った本も読みましたが、ための大事さはこうもり氏と同じ指
>摘をしてました。

あう。これには浅ーい訳が。。。というのはおそらく、その貧困関連の本も最近わたしが支援提言で扱っている議論もアマルティア・センの人間の安全保障,潜在能力に関する議論をバックボーンにしているためです。

まあ、わたしの提言はそこに「不健康なまま生きていける社会」というユニヴァーサル社会に近い提言も少しまざってくるのですが。
こうもり
2008/12/18 22:28

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