2009年3月11日 18時51分更新
朝倉市は、市が発注した業務の入札をめぐり、わいろを受け取ったとして逮捕・起訴された元・農林商工部長を、懲戒免職処分にしたと発表しました。
懲戒免職になったのは、朝倉市農林商工部の三笠正典元部長です。三笠元部長は、市が発注したダム建設に絡む業務と下水道の設計業務の入札をめぐり、業者から合わせて80万円のわいろを受け取ったとして逮捕・起訴されています。市側が直接会って確認したところ、事実関係を認めたということで、朝倉市は9日づけで懲戒免職にしました。
これとは別に朝倉市は、下水道課の43歳の男性職員が平成17年度から3年間にわたって、下水道の使用料の請求業務など少なくとも150件の処理を怠っていたとして、9日づけで、停職6か月の懲戒処分にするとともに、監督責任があったとして当時の上司だった議会事務局長など4人についても、10日づけで減給1か月や戒告の懲戒処分にしました。
朝倉市の塚本勝人市長は、これらの不祥事を受けて開会中の定例市議会にみずからの給与を減額する条例案を提出することにしており、「再発防止に努めていきたい」としています。