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ウルトラセブン音楽の父、あの秘話を激白「体力を…」

冬木透さん(クリックで拡大)

 “ウルトラセブンの音楽を創った男”として知られる作曲家、冬木透氏=写真=が74歳の誕生日を迎える13日、東京・初台の東京オペラシティコンサートホールで指揮棒を持ち、一夜限りのコンサート「冬木透CONDUCTSウルトラセブン」を開く。

 東京交響楽団と合唱団、総勢160人を前に初めて指揮に挑む冬木氏は、「3カ月前からストレッチをしてウオーミングアップをしています。体力を使いますからね。カラヤンみたいに格好良ければいいけれど…僕を見るより、宇宙空間を表現する音楽を聴いてほしい」と緊張気味だ。

 ♪セブン、セブン−の主題歌を始め、挿入歌もこれまでに音楽的に高い評価を得てきたが公演は、“偶然”の産物だった。冬木氏が続ける。

 「昨年10月に決まったんです。その日はオケの予定が空き、ホールもメンテナンス日だった。東京交響楽団は42年前、テレビ音楽を総出で録音してくれた。楽団員の代が変わっても信頼できますよね」

 あの主題歌のヒミツも明かしてくれた。冒頭で連呼する「セブン」。3回目の声は、尾崎紀世彦だったという。合いの手にホルンを使ったのも斬新なアイデアだった。円谷プロの2代目社長、円谷一氏から、「カメラはテレビのフレームより外は映せないけれど、音楽はフレームの外を表現できるんだからそれをやってくれ」と注文を受けたこともスケールの大きい音楽につながった。

 冬木氏は旧満州の新京(現在の長春)生まれ。引き揚げ後、音大からTBSへ入社し、効果の仕事に携わる一方、「冬木透」のペンネームで、ウルトラシリーズを始め「鞍馬天狗」、NHKの「鳩子の海」など数々の映画・テレビ音楽を手がけた。また、本名の薪田尚昊名義で合唱曲や校歌を作曲するなど多才。「ウルトラマンA」第51話ではバイオリン教室の先生役で出演している。

 歴史的な公演には、モロボシ・ダンこと森次晃嗣、友里アンヌ隊員ことひし美ゆり子、歌手の中西圭三らが駆け付ける。約1500席のチケットはすでに完売の人気だ。

ZAKZAK 2009/03/11

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