右側に見えるのは駅で、多くの人が出入りしています。渡線橋もあって、かなり大きな駅のようですが、駅前はまだ舗装されていません。撮影は、昭和36(1961)年6月。近くに、映画の撮影所があったことで有名です。さて、ここはどこでしょう。
答えは蒲田で、蒲田駅の東口を北から南向きに撮影しています。今や立派な駅ビルが建っていますが、当時はまだ平屋の駅舎でずいぶんのどかです。この写真の斜め左方向には1920~36年まで、映画「キネマの天地」で描かれた松竹蒲田撮影所がありました。現在、その跡地には大田区民ホール「アプリコ」があります。
コメント
蒲田生まれの蒲田育ちです。
駅ビルができる前の記憶はほとんど有りませんが、
建築中の光景をかすかに憶えています。
駅前のロータリーも未舗装だったのですね。