私は高機能自閉症

1ヶ月ぶりの泌尿器科診察。
今日は、なんて暑いんだろう。
汗がダラダラ出る。
でも真夏の暑さは、この気温プラス10度だったなんて考えがたい。

主治医のＫ先生は、狭い部屋の中、バックに研修生をずらっと従えていた。
だからかどうか、診察時間もいつもより長く、診察もいつもより丁寧だった。
質問してくることも多いし、よく考えてくれている。
いつもなら「このまま見守るしかないですよ」と突き放したような言い方なのに。
これだったら、毎回研修生が居てくれた方がいいな。
「おりものが多い」と言ったら、ご丁寧に内診までしてくれた。
でも、前は「自己導尿は無理だろうから、おむつをずっと利用するしかないですね」と言っていたくせに、
「おむつのせいで、おりものが増えてしまっているので、やっぱりおむつは良くないですよ。定期的にトイレに行くようにして、おむつも小型のもので済むようにしましょう」と言い出したので、私の頭の中はパニックになってしまった。
言ってることが違うじゃん！！
しかも、後ろの研修生とコソコソ話をして「この人、漢方無理だよネェ。飲まないよネェ」と言っている。
あとでこの話をママにしたら「この人じゃない！この方と言え！」と怒っていた。
西洋の薬ではもう効かない、とか言いながらも、また違う種類の薬を処方された。
でも、あとから研修生からのマンツーマンのご丁寧な説明によると、
「精神科の薬のせいで、常にぼーっとしている状態になっているから、尿意がないだけ。膀胱の機能的には問題ないから、定期的にトイレに通って、水を流して、水の音を聞いて尿意を感じる練習をするしかない。今はそれを頑張りましょう。その結果を1ヵ月後に聞かせてください」とのことだった。
問題ないのに、なんの薬を飲まされてるんだ！？
励ましなのか、諦めなのか、希望なのか、わからなくなってしまった。

でもやっぱり、今日もおねしょで起き、でも起きてからはまた、人格が改造されたかのように、働きまわった。
布団からイスから、干せるものをとことん日干しして、洗濯、掃除を徹底的にした。
朝食も、必ずヨーグルトを食べ、健康に気遣う。
でもなんだか最近、体に異変がある。
喉元に、何か違和感が・・・。
触ると当たる感じがする。
食道に何か出来ている気がする。
でも怖いから、検査に行けない。
それに苦痛を伴う検査のような気がして。
また、カメラとか。
いや。それは嫌。
単に精神的なものならいいんだけど。
でもツバを飲み込むときも引っかかるんだな、これが。
怖いから、考えないようにしよう。