私は高機能自閉症

高機能自閉症とは、対人関係の障害・コミュニケーションの障害・こだわりなどの自閉症の特徴の内、知的障害がないものです。

診察

2008-06-09 21:37:41 | 病院
疲れが取れない。
頭がクラクラする。

今日は診察の日。
通院途中、バスの中、また、おばさん連中のムダ話が耳につき、イライラがピーク。
怒鳴ってしまうんではないかと思うくらい、イライラしている自分を感じ、とにかく病院前のバス停を降りるまでは我慢しよう、と耐えに耐えた。
頭から湯気が出そうだった。
しかも真後ろの座席でやられたから。
バス停を降りると、夢遊病者のように病院まで歩いて行き、受付を済ませる。
いつものようにナースがトイレ誘導をするけど、目は死んでいた。
全くしゃべることも出来ず、ただ歩くのみ。
トイレの便座に座ることも自分では出来ず、叫びだしたい衝動が抑えがかかってフリーズになっている。
誘導されるまま、イスに座っていた。
K先生が顔を覗き込み「13時ね」と言う。
返事も出来ない。
座っていたら、ユラユラ体が揺れだし、倒れそうになってしまった。
ナースが「倒れるね」と言って、私を処置室に連れて行った。
本当に倒れこむようにベットに横になる。
靴も自分で脱げずに。
たちまち涙が溢れてきて、しばし泣いていると、K先生が来て「5番に来てね」と言うけど、動けない。
またK先生が来た。
「ジプレキサ飲んで、お休みしましょう」
そのまま寝込んでしまった。
ベット柵もつけられた。
自分で寝返りも打てないくらい疲れきっていて、体の下になった右腕がうっ血しだした。
ナースが体位交換をしてくれる。
K先生も「母親が不在なので、頑張ってるんだと思いますよ。寝かせてあげましょう」と言っている。
2時になって、ムクッと起き上がる。
ナースが「ゆこたんとコミュニケーションが取れないから、紙に書ける?」と言うので書いた。
「バスでおばさんがうるさい。ずっと我慢してた。疲れた。フラフラする。あと15分お休みする」と。
そして14:15に面接することにした。
K先生が起こしに来た。
「お話できるかな?時間だよ。さぁ、頑張ってみようか」と声をかける。
最初はK先生の持っているクリップが気になり、じーっと見ていた。
無意識に口の中に入れていた、涙を拭いたティッシュが口の中で丸くなって、こぼれてくる。
クリップの先に視線を移すと、三角巾で吊っているK先生の腕があった。
「どうして怪我してるのーー!!なんで骨折ったのーー!!」と叫ぶ。
「おっ!反応あった!!診察室で説明するからおいで」と言う。
「なんで怪我してるのーー!!どうしたのーー!!」と大声で連呼しながら診察室に入る。
怪我ばかり気になる。
だからどうして怪我したのか、ちゃんと説明してくれた。
「30肩?40肩?50肩?どれなの?」と言うと「歳がばれるから教えない」と言う。
H学園の話をした。
とにかく今のゆこたんを実際に目で見て分かってもらうことが目的だそうだ。
私は段々我慢することを覚え、苦しいけど、いい感じなんだそうだ。
だからH学園とKさんの相談、両方やっていいよ、と言われた。
「前はダメって言ってたのに」と言うと「前と状態も変わってきてるでしょ」と言う。
彼と車に乗っている時、「左見てて」と言われると、正に見ているだけ。
自転車が来たよ、とか言わずに「見てて」といわれるから「見た」。
それをK先生に話すと「それはゆこたんの苦手な分野だよね」と苦笑していた。
電話の対応も、お昼は電話に出なくていい、と言われた。
携帯にかかってくる電話だけ出なさい、と。
私が電話対応するのは、まだ無理なんだそうだ。
今日は、お薬飲みましょう、と言われた時、ちゃんとうなずいて、口を開けたことと、15分お休みします、と書いたことが偉いと褒めてくれた。
前のゆこたんだったら、どんなに具合が悪くても、時間になったら何が何でも面接って言ってたでしょ、と。
今日は自分の状態を把握して、自分から休みたいと言えたことが偉いのだそうだ。
でも面接終わりです、と言われても、すぐに切り替えられなくて、一人診察室に残って、出て行かれない所はまだまだかな。

パパと待ち合わせて夕飯を食べたけど、疲れた余り、無言の上、不機嫌。
パパが話しかけてきても無視。
話す力が残っていなかった。
食べる気もしなかったんだけど。
逆の立場だったら、私は切れるよな。
そのバチか、帰り道、雷雨にあって、洋服はビショビショ。
雷が落ちるのでは、と怖かった。
ダメです。
お疲れさんです。
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3 コメント

アスペの会グループ参加。 (ぶじこれきにん)
2008-06-10 13:00:01
就労はだいぶ遠ざかっているし、みんなの問題提起と違う形で就労に私は関心があるから、6月のアスペの会グループ参加はお役立ちグッズグループに参加しよう。こちらの方が生活に役に立ちそう。
秋葉原の惨劇。 (ぶじこれきにん)
2008-06-10 17:16:26
このブログで社会の動きをあまり取り上げない。秋葉原の惨劇を私が論じよう。
 この事件は酷い。7人の人が職場のリストラの不安に怯えた若い派遣社員の焦りとストレスが、会社に刃を向けずに、名もない人のテロという形で出てきた。
 他のブログでも書いたが職場内で溜まったストレスが凶行という形で爆発した。
 凶行を起こした男の自己責任で済む話じゃない。派遣会社と派遣をこき使う企業の自己責任ではないか。
 アスペの会の会員のお菓子を買うお菓子隊のリーダーのKさん、RPGグループにいるK君は社会の出来事に関心があるからスタッフ向けにコメントをするな。
 話を戻すと若い人はリストラの不安に怯えて、つなぎがない会社側の嫌がらせにキレて犯罪をしてしまった。
 企業・派遣会社・彼3者に責任がある。野党は追及すべきだ。
 たまには社会ネタをこのブログで書くのもいいかな。
ぶじこれきにんさんへ (ゆこたん)
2008-06-11 14:06:50
私もアスペの会では、お役立ちグッズグループの方に入りたいと思っています。

社会のことを書いてもいいですよ。
思ってることを書いて下さい。
私が余り社会のことを書かないのは、意識しているわけではないけど、日常生活でのことを書くことが多いらかな。

秋葉原の事件は悲惨ですね。
何か書くとバッシングが来そうで怖いのですが、切れると何をしでかすか分からない現代の若者の象徴でもありますが、無差別にむかついたから殺してもいいわけでは、絶対にないですよね。
自分の怒りを、なんの関係もない人に向けてはいけません。
私だってイライラすることはあるけど、他人を殺したりしません。
たまに殺したいくらいむかつく時もありますよ、確かに。
どんな理由があったって、殺人は罪です。
許されることではないです。

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