私は高機能自閉症

高機能自閉症とは、対人関係の障害・コミュニケーションの障害・こだわりなどの自閉症の特徴の内、知的障害がないものです。

まず土曜日、Kセンター

2008-11-17 13:17:28 | 発達障害支援
Kセンターで、前パソコン教室に来た人たちのフォローアップ講座があった。
同じメンバーで、同じ先生。
Kセンターまでは、自力で行くと結構な時間がかかるけど、送迎バスで送り迎えしてくれたので、かなり楽だった。
お陰でヘルパーさんもいらなかったし。
私は、最初に乗って、最後に降りる、一番最長コース。
バスの中には、7人位乗っていたけど、いつも日中活動で利用している人は、指定席みたいなのがあるみたいで、新参者の私にはそれが分からず、「ここに座って」と言われたところに座っていたら、後から乗ってきた人で、明らかに顔色が変わった人がいた。
私?と思ったけど、しーらない、バスのおばちゃんが悪いんだもん、と無視してた。

講座では、前回ではこの人、知的の障害があるの?と感じさせる普通の人もいたけど、今回は分かってしまった。
ゴルファーの名前を、黒板いっぱいに漢字で書かせる。
それも正確でないと怒る。
そして「消さないで」と言って、帰るまでゴルファーの名前がいっぱい書かれていた。
でもその人は、パソコンはかなり出来る人だった。
私は、自分にだけ、トイレの声かけをされる。
それも1時間おきにこまめに行かされるので、嫌になってしまった。
とか言いつつ、促されないと漏らすんだけど。
身障者トイレに入っても、固まったまま動かない。
「パンツ下ろそうか」と言われても、微動だにしない。
結局全介助で、トイレは全部やってもらった。
コートを脱ぐのも、遅いからか手伝ってくれる。
リュックを下ろすのも。
出来るんですけど・・・と思いながらも、やってくれるから、そのまま。
また苦手な自己紹介。
やはり言えない。
でもプロだから、緊張ほぐしもうまい。
間もなくして、笑顔も見られるようになった。

パソコンは、2対1くらいで見てくれる。
「わかんなーい」と叫べば、すぐに飛んできてくれる。
1日だけだったので、やることも多く、トイレや水分補給の時間もあり、パソコンの技が身についた感じはしない。

お昼に事件が起こった。
お弁当を食べる場所は、幼児教室の広い場所で、正座してもいいし、テーブルもあった。
お茶は各々に職員がくんでくれる。
それもプラスチックの子供用のコップに。
私は最初、その部屋が寒かったから、正座しようと思って、座った。
座った時に、胸の辺りが急に楽になった気がした。
休憩時間だしなぁ、と思った。
でもデブには辛い体勢だったので、みんなのいるテーブルに移った。
そこで状況を把握した。
長袖Tシャツにジャンパースカートだった私の、スカートの胸の部分の大きなボタンが弾けていた。
げっ!!!!!!!
「どうしよう・・・」と言って、ボタンを探していたら、みんなも一緒に探してくれた。
なんと自分のお弁当袋の中に入っていた。
「あった!!」と言うと、みんな「良かったねぇ」と。
そこに職員が来て「寒くない?」と言ってきたので、他の子が「あのね、ボタンが取れちゃったみたいなの」と言ってくれた。
職員は「あら〜、そのボタン、ちゃんとなくさずしまって、お母さんにつけてもらってね。上に着て帰るから大丈夫でしょう」と言った。
でも他の子は、「でも場所が・・・」とか言っている。
もういい!!
放っておいてくれ!!
恥かしいのは、重々承知だ。
胸の部分がパッカン空いてるんだから。

午後は、マフラーをして、ごまかして過ごした。
午前中に、サンタさんの格好をして撮り合った写真を、クリスマスカードにしたり、年賀状を作ったり、名前のシールを作ったりした。
私たちがやるのは、ひたすらレイアウトで、職員の人は、プリントアウトと手伝い(補正ですね)に夢中になっていた。
私も夢中になっていたため、トイレに行くのが嫌で、誘われても無視していたら「ゆこたーん、私、トイレ行きたいから付き合ってー」と手を組まれたので、しょうがない、付き合ってやるか、と向かった場所が身障者トイレ。
そして何故か私のおむつを脱がされる。
「さぁ、座ろうか、出るかなぁ?」って・・・。
さっき、付き合ってって言ったじゃん、と思いながらも、我慢していたおしっこは出た。
そういうわけで、パソコンよりも、トイレ誘導の印象が強い。

帰りのバスに乗るのも、いつも私がトロトロしているから、一番最後になる。
バスの真ん中には、車椅子が固定出来るように、紐がいっぱいある。
疲れたし、バスの道中は長いしで、飽きてきた私は、じっとしていられず、紐をいじくったり、イスにぶら下がってみたり、落ち着きなかった。
でもベルトで固定されてしまってからは、カーテンレールに腕を入れて、よだれを垂らして放心状態。
「もう着くから、ゆこたん、しっかりして」と言われて、我に返る。
でもそこがどこだかも分からなかった。
家の近くに降ろされても、10分くらい雨の中、立ち止まって、ここはどこだろう?と考えていた。
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