まず昨日の4/13からＯＴが始まった。
初回は「趣味�供廚任△襦�
1：00〜1：30の間に来て欲しいと棟近さんに言われていたので、その通りに行くと「まだちょっと早いから、この部屋で待ってて」と言われた。
最初は手渡された「趣味�供廚離僖鵐侫譽奪箸澆燭い覆里鮓�ていたが、飽きてきた私は、部屋内を物色し始めた。
きっと見られていたとは思う。
でも特別注意されることもなく、私は思う存分、本棚を引っ掻き回した。
病院のビデオとか、専門書とかいっぱいあるじゃん。
その中から「はじめてのすうがく」という絵本を引っ張り出してきて、ずっと読んでいたら棟近さんが入って来て「ああ！！そんなのあったんだぁ！！」とか言っていた。
「時間になったから、お部屋に行って見ようか」と言われ（ちなみに棟近さんは若い男性で、ＯＴの副主任らしい）3階まで上って行った。
途中「センターのねー。君島さんがねーー」というくだらない話にも、しっかりと耳を傾けてくれる。
席もちゃんと隣りにイスをくっつけて「君島さんってどんな人？」とか聞いてくれる。
ひとしきり私の話が終わると「スタッフの人に紹介したいんだけど・・・まずは何をしようか見て回ろうか」と言われ、部屋の中をグルっと回った。
編み物、革細工、塗り絵、パソコン、習字、音楽鑑賞、お茶、紙細工、紙粘土、なんでも一通り揃ってはいるんだけど、気に入ったのがないので、自分で用意してきた折り紙のプラモデルを出して「これをやってもいいですか？」と聞くと「あぁ。ちゃんと持ってきたんだ。いいよ。それやっても」と言いながら、自分のことを「棟近にもやらせてもらっていい？」とか言って折り始めた。
一緒に折り紙をしながら、スタッフの紹介をしてくれた。
「あのグレーのジャージ着た人が○○さんで〜〜〜。この名札ぶら下げてる人はみんなスタッフだから、何か困ったことがあったら聞いていいからね」と言いながら、一人スタッフを連れてきて「ちゃんまるさんです。今日は見学です。楽しむことを目的にしたいので宜しくお願いします」と言ってから「僕はちょっと席を外すけど大丈夫かな？」と言って、折り紙を折りかけのまま出て行った。
よく見ると・・・汚い折り方だった・・・。
その直後に、患者さんを送ってきたＣ−４の看護師さんの小林さんを見つけたので、後ろからツンツンすると「うぉーーーーーー！！！！ちゃんまるちゃんでないのーーーー！！！元気かよーーー！！！ここで会ったのも運命的なものだ！！なに、いつから来てんの。何作ってんの」と言われ「折り紙」と言うと「ちゃんまるちゃんともあろう方が、折り紙なんぞでは物足りないでしょ」と言いつつ、会話が始まった。
「私ね。アスペルガーなんだって」と言うと「っだよ！！やっぱりなぁ。知能高いと思ってたんだよ。知ってる？アスペルガーって、知能が高い子がなるんだよ。入院中からさ、みんなで”あの子は知能高いよ”って言い合ってたんだよ。アスペルガーは、学者さんに多いんだよ。将来有望なんだから。しかし、アスペは男の子ばっかりでしょ。珍しいね。あんた。そうそう。アスペはこういうチマチマした細かい作業が向いてるんだよ。ジグゾーパズルとか与えると何ピースでもやっちゃうんだから。私はこういうの見てるだけで、破って燃やしたくなるけど」
その間にも「私は知能は怪しいらしくって・・・」と言うと「なに？いくつなの？」と言われ「心理の佐藤先生に”私の口からは言いたくない”って言われた」と言うと「横山先生でしょ？（だから、佐藤先生に言われたんだって！！）あとで、ちゃんまるさんのＩＱいくつだったんですか？って聞こうっと」と言われた。
などと話をしてて、すっかりリラックスしたムードで導入できたので、その後の活動もすごく楽しんで出来たし、「終わりにして下さい」と言われても「やだ！！」とかわがまま言わずに、打ち切ることが出来て、3時に診察に行った。
精神科のほうに回ると、すでに2〜3回呼ばれていたらしい。
再度呼んでもらって「どうでしたか？」と言われたので、勿論ＯＴのことだろうと思い「楽しかったです」と言うと「え？？何が？何かあったっけ？？」と照れたように聞き返された。
「あ。今日からだっけ？ＯＴ」と言われ「はい。さっきまでやってました。それで遅れました」と言うと「はいはい。分かりました」と思い出してきたようだ。
その後心理に行くと、少し時間があったので、箱庭の中から、前に遊んだビービー弾を出してきて、水を入れてみた。
所構わず水を出したので、床が水浸しになってしまった。
でも拭き取るようなものがなかったので、そのままにして遊んでいたら、中に入ってきた佐藤先生が、一瞬ピタッと凍りつき（おもらししたと思ったのかな）、私の手元のビービー弾を見てから、全てを察して「それは水鉄砲にはならないわよ。床を拭きましょう。あら。こっちも濡れてるわね。でも実験してみるところが素晴しいわね」と言っていた。
いつものように軽い話から始まって、両親や周りの人に迷惑をかけてるから、生きていていいのか迷う、と言って泣き出すと「アスペルガーの人たちは、そういう悩みを抱えてるみたいですね」と言われ「私に関わると、みんなに迷惑をかけてしまって申し訳ないです」と言うと「そういう考え方になってしまうんですね」と言ってから
「ここでね。重大なお知らせがあるんだけど。市川のことなんだけど・・・」と言われ、涙がさっと引いて、緊張感が走る。
「辞めることになりました」って言うのかな・・・って思った。
でも。
「大分体調が良くなったので、5月の連休明けに職場復帰するとのことです」と言われ、ほっとした。
のも束の間、「決めなくちゃいけないんだけど、心理の担当を、市川に戻すか、このまま私で引き継ぐかなんだけど、どうします？」と言われた。
「私の意見で全て決まってしまうんですか？」「はい。ちゃんまるさんの答えで、私たちは動きます」「市川先生はなんて言ってるんですか」「ちゃんまるさんと、そちらにお任せします、と言っています」「横山先生は」「まださっきお話したばかりで意見は聞いてませんが、ちゃんまるさんの意思を尊重すると思いますよ」「佐藤先生は」「私は丁度、ちゃんまるさんの診断名が変わってから担当しているし、いい機会だとは思っているんですけどね」「でも最初の約束だと、市川先生に戻るんですよね。でも・・・どうしよう。市川先生にしたら、佐藤先生とは又、グンと変わってしまいますか」「それはないと思うよ。違わないように引継ぎをしますし」「前の市川先生と、新しい市川先生を結びつけるのか、前の市川先生と今の佐藤先生を結びつけるのか、分からない」「前の市川は忘れて下さい。今の私と新しい市川を結び付けて下さい」「じゃあ、市川先生にしても、私は戸惑いませんね」「そのようにするつもりです」「じゃあ、市川先生にします」「分かりました。でも一つ考えてるのは、普通の人だったら、1週間考えさせて下さいとか言うんだけど、ちゃんまるさんは、すぐに返事を返したよね？その返事に答えてしまうべきなのかしら？」「私は1週間考えて、と言われたらきっと1週間悩み続けて、落ち着かないと思います。色んな方法を考えて悩んで、パニックになります」「そうね。そうだったわ。今決めちゃいましょう。市川さんにお願いしましょうね。引継ぎの日は、3人で同席しましょうね。でも自分にはこういう傾向があるから、こうしてほしいっていう要求が言えることはすごいことなのよ。それは自分をほめてあげていいんだからね」と話が決まった。
5/11（木）に3人で面接することになった。
でもスッキリはしなかった。
佐藤先生を裏切って、傷つけなかった？
でも佐藤先生を選んでも、市川先生が傷付くよね？
私の判断で良かったの？
だって、最初の約束は、市川先生が戻ってくるまで、佐藤先生が受け持つってことだったのに、改めて聞かれてしまったら、私は苦しいよ。
佐藤先生も「知能検査も私がしたし、前のちゃんまるさんのことをよく知らないだけに、いい関係が保ててると思う」とか言うし。
ごめんなさい。佐藤先生。
そして今日のＯＴのこと、別枠で書きます。
初回は「趣味�供廚任△襦�
1：00〜1：30の間に来て欲しいと棟近さんに言われていたので、その通りに行くと「まだちょっと早いから、この部屋で待ってて」と言われた。
最初は手渡された「趣味�供廚離僖鵐侫譽奪箸澆燭い覆里鮓�ていたが、飽きてきた私は、部屋内を物色し始めた。
きっと見られていたとは思う。
でも特別注意されることもなく、私は思う存分、本棚を引っ掻き回した。
病院のビデオとか、専門書とかいっぱいあるじゃん。
その中から「はじめてのすうがく」という絵本を引っ張り出してきて、ずっと読んでいたら棟近さんが入って来て「ああ！！そんなのあったんだぁ！！」とか言っていた。
「時間になったから、お部屋に行って見ようか」と言われ（ちなみに棟近さんは若い男性で、ＯＴの副主任らしい）3階まで上って行った。
途中「センターのねー。君島さんがねーー」というくだらない話にも、しっかりと耳を傾けてくれる。
席もちゃんと隣りにイスをくっつけて「君島さんってどんな人？」とか聞いてくれる。
ひとしきり私の話が終わると「スタッフの人に紹介したいんだけど・・・まずは何をしようか見て回ろうか」と言われ、部屋の中をグルっと回った。
編み物、革細工、塗り絵、パソコン、習字、音楽鑑賞、お茶、紙細工、紙粘土、なんでも一通り揃ってはいるんだけど、気に入ったのがないので、自分で用意してきた折り紙のプラモデルを出して「これをやってもいいですか？」と聞くと「あぁ。ちゃんと持ってきたんだ。いいよ。それやっても」と言いながら、自分のことを「棟近にもやらせてもらっていい？」とか言って折り始めた。
一緒に折り紙をしながら、スタッフの紹介をしてくれた。
「あのグレーのジャージ着た人が○○さんで〜〜〜。この名札ぶら下げてる人はみんなスタッフだから、何か困ったことがあったら聞いていいからね」と言いながら、一人スタッフを連れてきて「ちゃんまるさんです。今日は見学です。楽しむことを目的にしたいので宜しくお願いします」と言ってから「僕はちょっと席を外すけど大丈夫かな？」と言って、折り紙を折りかけのまま出て行った。
よく見ると・・・汚い折り方だった・・・。
その直後に、患者さんを送ってきたＣ−４の看護師さんの小林さんを見つけたので、後ろからツンツンすると「うぉーーーーーー！！！！ちゃんまるちゃんでないのーーーー！！！元気かよーーー！！！ここで会ったのも運命的なものだ！！なに、いつから来てんの。何作ってんの」と言われ「折り紙」と言うと「ちゃんまるちゃんともあろう方が、折り紙なんぞでは物足りないでしょ」と言いつつ、会話が始まった。
「私ね。アスペルガーなんだって」と言うと「っだよ！！やっぱりなぁ。知能高いと思ってたんだよ。知ってる？アスペルガーって、知能が高い子がなるんだよ。入院中からさ、みんなで”あの子は知能高いよ”って言い合ってたんだよ。アスペルガーは、学者さんに多いんだよ。将来有望なんだから。しかし、アスペは男の子ばっかりでしょ。珍しいね。あんた。そうそう。アスペはこういうチマチマした細かい作業が向いてるんだよ。ジグゾーパズルとか与えると何ピースでもやっちゃうんだから。私はこういうの見てるだけで、破って燃やしたくなるけど」
その間にも「私は知能は怪しいらしくって・・・」と言うと「なに？いくつなの？」と言われ「心理の佐藤先生に”私の口からは言いたくない”って言われた」と言うと「横山先生でしょ？（だから、佐藤先生に言われたんだって！！）あとで、ちゃんまるさんのＩＱいくつだったんですか？って聞こうっと」と言われた。
などと話をしてて、すっかりリラックスしたムードで導入できたので、その後の活動もすごく楽しんで出来たし、「終わりにして下さい」と言われても「やだ！！」とかわがまま言わずに、打ち切ることが出来て、3時に診察に行った。
精神科のほうに回ると、すでに2〜3回呼ばれていたらしい。
再度呼んでもらって「どうでしたか？」と言われたので、勿論ＯＴのことだろうと思い「楽しかったです」と言うと「え？？何が？何かあったっけ？？」と照れたように聞き返された。
「あ。今日からだっけ？ＯＴ」と言われ「はい。さっきまでやってました。それで遅れました」と言うと「はいはい。分かりました」と思い出してきたようだ。
その後心理に行くと、少し時間があったので、箱庭の中から、前に遊んだビービー弾を出してきて、水を入れてみた。
所構わず水を出したので、床が水浸しになってしまった。
でも拭き取るようなものがなかったので、そのままにして遊んでいたら、中に入ってきた佐藤先生が、一瞬ピタッと凍りつき（おもらししたと思ったのかな）、私の手元のビービー弾を見てから、全てを察して「それは水鉄砲にはならないわよ。床を拭きましょう。あら。こっちも濡れてるわね。でも実験してみるところが素晴しいわね」と言っていた。
いつものように軽い話から始まって、両親や周りの人に迷惑をかけてるから、生きていていいのか迷う、と言って泣き出すと「アスペルガーの人たちは、そういう悩みを抱えてるみたいですね」と言われ「私に関わると、みんなに迷惑をかけてしまって申し訳ないです」と言うと「そういう考え方になってしまうんですね」と言ってから
「ここでね。重大なお知らせがあるんだけど。市川のことなんだけど・・・」と言われ、涙がさっと引いて、緊張感が走る。
「辞めることになりました」って言うのかな・・・って思った。
でも。
「大分体調が良くなったので、5月の連休明けに職場復帰するとのことです」と言われ、ほっとした。
のも束の間、「決めなくちゃいけないんだけど、心理の担当を、市川に戻すか、このまま私で引き継ぐかなんだけど、どうします？」と言われた。
「私の意見で全て決まってしまうんですか？」「はい。ちゃんまるさんの答えで、私たちは動きます」「市川先生はなんて言ってるんですか」「ちゃんまるさんと、そちらにお任せします、と言っています」「横山先生は」「まださっきお話したばかりで意見は聞いてませんが、ちゃんまるさんの意思を尊重すると思いますよ」「佐藤先生は」「私は丁度、ちゃんまるさんの診断名が変わってから担当しているし、いい機会だとは思っているんですけどね」「でも最初の約束だと、市川先生に戻るんですよね。でも・・・どうしよう。市川先生にしたら、佐藤先生とは又、グンと変わってしまいますか」「それはないと思うよ。違わないように引継ぎをしますし」「前の市川先生と、新しい市川先生を結びつけるのか、前の市川先生と今の佐藤先生を結びつけるのか、分からない」「前の市川は忘れて下さい。今の私と新しい市川を結び付けて下さい」「じゃあ、市川先生にしても、私は戸惑いませんね」「そのようにするつもりです」「じゃあ、市川先生にします」「分かりました。でも一つ考えてるのは、普通の人だったら、1週間考えさせて下さいとか言うんだけど、ちゃんまるさんは、すぐに返事を返したよね？その返事に答えてしまうべきなのかしら？」「私は1週間考えて、と言われたらきっと1週間悩み続けて、落ち着かないと思います。色んな方法を考えて悩んで、パニックになります」「そうね。そうだったわ。今決めちゃいましょう。市川さんにお願いしましょうね。引継ぎの日は、3人で同席しましょうね。でも自分にはこういう傾向があるから、こうしてほしいっていう要求が言えることはすごいことなのよ。それは自分をほめてあげていいんだからね」と話が決まった。
5/11（木）に3人で面接することになった。
でもスッキリはしなかった。
佐藤先生を裏切って、傷つけなかった？
でも佐藤先生を選んでも、市川先生が傷付くよね？
私の判断で良かったの？
だって、最初の約束は、市川先生が戻ってくるまで、佐藤先生が受け持つってことだったのに、改めて聞かれてしまったら、私は苦しいよ。
佐藤先生も「知能検査も私がしたし、前のちゃんまるさんのことをよく知らないだけに、いい関係が保ててると思う」とか言うし。
ごめんなさい。佐藤先生。
そして今日のＯＴのこと、別枠で書きます。