私は高機能自閉症

高機能自閉症とは、対人関係の障害・コミュニケーションの障害・こだわりなどの自閉症の特徴の内、知的障害がないものです。

変わらぬ愛

2008-04-23 11:47:55 | 
退院した翌日の昨日、早速彼が家に遊びに来てくれた。
私はまだ病み上がりで、体力もなく、彼の思うようには動けなかったけど、彼はいつも私を気遣ってくれ、とても優しかった。
入院により引いて行ってしまう事もなかったのが、一番の安心材料となった。
トイレにちゃんと行く度に褒めてくれ、得意げになる。
そういえば病院ではおむつだったよな。
便失禁の時、どうしよう・・と不安だったけど、すんなりトイレで排便できた。
Tさんは「外来のカルテもいつも読んでいますからね」と言っていた。
マジですかーー!!とビックリしたけど、でも本当は嬉しい。
それだけ見守っていてくれるってことだから。

両親とも今までになく仲良く出来ている。
余裕が出来たのかな。
入院中の話を面白おかしく話していると、あっという間に1時間、2時間が過ぎてしまう。
親を別の視線で見ている自分に気付いた。
親なんだから〜〜して当たり前、という目で見てない。
感謝の気持ち、労りの気持ち、自分はしっかりしよう、という前向きな目で親を見ることが出来ている。
彼は「大人になればそういうもんだ」と言っていたけど、入院中もよく言われた言葉「大人になったね」は確かなものなのか。
でも夜泣きみたいなものはあったけど、あれは色んな不安が重なって出てしまった症状。
Tさんも常に「悪化ではない」「退行ではない」と言っていたっけ。
異食行為の時、彼は「子どもじゃないんだから」と言ったけど、ナースは「大人にもありますよ」と平然と言っていた。
それを認めてしまうと、自分がボケてしまったようで、ちょっと嫌なのだけど。

でも今回の入院は、自分が歳を重ねて、我慢することや、大人の考えを持つようになったことを自覚もした。
これをしたらおかしいだろ、と思う行動には、一端自分でストップがかかる。
そういうことが今まではなかった、と言われた。
思ったままに行動に移していたゆこたん、から、考えて行動しているけど、それでも追いつかない状態、まで達したらしい。
確かにすぐに行動に移してしまうけど、後から振り返ることは出来る余裕が生まれた。
以前はその振り返る時間もなく、パニックに翻弄されていたとか。
見てる人は見てる。
そして、私を見る人は、年単位で付き合わないと、分からない、とまで言われた。
短期集中型で私を見れば、なんてまとまりのないひどい障害者なの!!と映るらしい。
でも変動をたどっていけば、やはり成長過程があるみたいだ。
「確実に出来ることは増えてきているので自信を持ってください」のTさんの言葉。
受け入れていいのかな〜〜と自信なさ気にも、やっぱり言われれば嬉しい。
コメント (2) | トラックバック (0) | この記事についてブログを書く | この記事をgoo ブックマークに登録する | goo

2 コメント

o(^-^)o (みく)
2008-04-24 15:52:14
久しぶりに彼に逢えて甘えられたかな?
タイトルにあるように「変わらぬ愛」を注いでくれるって嬉しいよね!

それにTさんという素敵なスタッフに出会えて本当に良かったね!
ゆこたんは人を惹き付ける魅力とパワーがある素敵な女性だと思うよ!もっと自信を持って大丈夫!

あ、きよらさん、ちゃこさん、せいこさん、ぶじこれきにんさん。お久しぶりです!これからもよろしくで〜す!
みくさんへ (ゆこたん)
2008-04-24 17:53:26
彼に甘えました!!
まだ足りないくらい。
でもこれからは時間があるからねぇ〜〜♪

Tさんはすごい人です。
小学校時代を特殊学級で過ごした方です。
希望が見えてきますよね。
現実にバリバリ働いてる女性を目の前にすると、説得力があります。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。
 ※ 
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。