私は高機能自閉症

高機能自閉症とは、対人関係の障害・コミュニケーションの障害・こだわりなどの自閉症の特徴の内、知的障害がないものです。

パパの暴走

2008-03-07 18:01:50 | 自分のこと
ママは今日は、朝の6:30に家を出て、秩父へ出かけてしまった。
つまり、パパと家に2人きり。
なるべく2人だけにはならないように考えていたのは、家族みんな一致していたらしく、私は洗濯物をして、部屋にこもっていると、パパは「社会保険庁に行って来る」と9時になったらすぐに出かけてしまった。
私は有意義な時間を過ごしていた。
本も読めたし、昨日の夜起こった自殺願望も消えていた。

お昼ごはんを食べようと台所へ行ったとき、パパの罵声が聞こえた。
なにごとだ?と思い、耳をすませていると、相手先は午前中に行った先の社会保険庁のようである。
パパは年金が働いていると、どれ位カットされるのか聞きに行ったんだけど、家に帰ってみたら、3年前の資料と大幅に違っていたらしい。
それで文句を言っているんだけど、パパの場合、ただの文句の言い方ではない。
「責任者を出せ!」
「話している内容を明確にするために、資料をよこせ!」
「そんなことだから、お宅は信用がないんじゃないですか?」
「責任者の携帯番号を教えろ!」
「こっちからかけてるんだから、電話代がかかる!かけなおして来い!」

聞き取れたのは他にもいっぱいあったけど、すごい剣幕で怒鳴っているのである。
話し合いじゃない。
一方的だ。
躁状態?と思った。
私はその間、自分のスパゲッティをゆでていて、その場から離れられなかった。
だから必然的に聞くしかなかった。
何をそんなに興奮する必要があるの・・・。

でも一緒に出掛けることになった。
始めは社会保険庁の文句や、いかにおかしなことをされているかをしゃべりまくっていた。
私はただ頷くだけだ。

帰り道では話題が変わり、家を出た弟の悪口が始まった。
ママはパパの弟を非難するこの悪口に、いつも心を痛めている。
普通の話をしていても、すぐに弟に結びつけ「あいつは社会のクズだ!!」と興奮する。
自分の息子でしょ。
それに立派に働いているのに、いつもゲームばかりしている、という点が気に食わないらしい。
ゲームばかりしてるから、彼女も出来ない、結婚も出来ない、親として見合いをさせられるような人間ではない、そのうちに犯罪を犯すに決まっている、社会の常識を知らない・・・・つらつら続く。
常識がない人ではない。
ちゃんと働いている。
ただ趣味が、パソコンやゲームなだけ。
それがパパは許せない。
でも私がDSをやっても、何も文句は言わない。
むしろDSソフトを買ってくれたりする。

胸を張って自慢できるほどのすごい弟ではないけど、極悪人ではない。
なのに、家族なのに、ここまで罵倒されると、ママじゃないけど、可哀相になってくる。

でも私の言うことは、比較的耳を傾ける。
「パパも会社を辞めたら、ボケるかなぁ」と素直になっていた。
素直な時もある。
でも逆上すると、手が付けられない。
ハハハ、私と同じじゃん。
やっぱりアスペなのかなぁ。
でも年季の入ったアスペは手ごわいんだよね・・・。

話は変わるけど、今、時々ものすごい自殺願望が起こる。
傷付けたい、から、そんな気を引くようなことをするなら、本当に死んでしまおう、と思う。
目の前には、去年使ったカッターがあり、このカッターは見事に切れる。
ちょっと触っただけで、縫うことになったほどだ。
去年はこれで、入院になった。
だったら、もっと力を入れれば死ねるのかなぁ。。。
そういう思いに、すぐにかられる。
明後日、彼に会う時に、没収してもらおうか。
手を噛んだり、シャープペンを刺すのも自傷行為だけど、死ぬ気ではなく、イライラがそこに向かう。
やっていないと、叫びそうになる。
実は今も耐えているのだけど。
手もお肉だから、引きちぎれるよな・・・とか考える。
自傷のことを考えると、止まらなくなる。
やっぱり病的なのかな。

入院準備ができた(写真)。
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5 コメント

ゆこたんへ (ちゃこ)
2008-03-07 22:31:49
ゆこたんのパパは、自分の価値観に合わない人間はダメだと思ってしまう人なんだね。パソコンやゲームが趣味なんて、このごろじゃ普通のことだと思うけどな。でも、私達の両親の世代には、ゲームはくだらない。それをやってる人間もくだらないと思ってしまう人が多いのかもしれないね。昔、漫画はひとくくりにくだらないと思われていたのと似ているかもしれない。弟さんにとっては、一人暮らしして正解だったんじゃないかな。実家にいてお父さんと喧嘩ばかりしているよりも。

ゆこたん、ナイフはやっぱり彼に没収してもらいなさい! ゆこたんが死んだりしたら、どんなに多くの人が悲しむか。ゆこたんのママや彼はもちろんのこと、パパだって、きっと「お金のことはどうでもいい。ゆこたんに戻ってきてほしい!」と号泣するよ。

私の母のこと、ご心配ありがとう。ひと昔前だったら、手術を受けても生存率が0に近いような病気だったけれど、最近の医学の進歩はすごいです。母もお蔭様で、すっかり元気になりました。病気になる前は私にも、「もう少し痩せたら」とか言ってグザグザ傷つけていたのに、自分が病気のせいで痩せこけて、本当に皺の垂れ下がったおばあちゃんになってしまった今は、「痩せない方がいいよ。ダイエットなんて、やめなさい。豊満な体がいいんだよ」と言ってくれます。怪我の功名だ!
ちゃこさんへ (ゆこたん)
2008-03-08 19:40:17
やっぱり命は大事ですよね・・・。
でも衝動的に死にたくなってしまうときがあります。
彼に「カッターを預けようかな」と言っても、返事がなくて、これは自分でなんとかしなさいってことなのかな、とも思えて。
命が大事なのは分かります。
だから死にたくならないように入院するのだし。
死んでしまったら、彼にも会えなくなる。
ちゃこさんのお母さんのように、頑張って生きている人もいる。
私は強くならなくちゃ。
やっぱり切れた。 (ぶじこれきにん)
2008-03-10 14:14:29
このゆこパパ心配したとおりやっぱり切れた。暴走気味。年金問題で社会保険庁に対して怒り爆発した。そういう人多いんだろうな。
 自分の年金だけ確認して、消えた年金に対する怒りが自分の取り分だけわかれば、怒りが収まる自己中心的なひとだったりして・・・・
 ゆこたんも巻き込まれた訳だ。大変だね。ゆこたんも・・・・
ぶじこれきにんさんへ (ゆこたん)
2008-03-10 20:02:27
うちのパパが時々、外の人に対してキレるのは、よくあることだから、私はそれに対して意見するのはやめてます。
無駄な行為だし、自分もパパも嫌な気持ちになる上、パパは絶対に態度を改めることがないと学習しているからです。
だから、巻き込まれた、というよりは、またか・・・という感じです。
ゆこママの登った山 (ぶじこれきにん)
2008-03-13 13:28:05
ゆこママの登った秩父の山って奥の方にある秩父の鉱山に一泊で登るか、埼玉の方の山、春の匂いを感じて日帰りで登るか。どちらかの山にゆこママ登ったと思う。ゆこたんの面倒はパパに任せたのでは??
 山を趣味にした私はゆこママは友達とおしゃべりしながら山登る姿しか想像しない。
 山にはゆこママと同世代のおばさんが山に登っている。

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