私は高機能自閉症

高機能自閉症とは、対人関係の障害・コミュニケーションの障害・こだわりなどの自閉症の特徴の内、知的障害がないものです。

明日入院します

2008-03-20 23:11:03 | 自分のこと
今日、彼と会って、沢山の愛をもらいました。
ついでに風邪ももらってきました(あーん、彼、怒らないでー)。
帰って来るなり、咳がゴホゴホ、喉がイガイガ、気持ち悪ーいです。
これは花粉症ではないな。
でも外が寒かったから仕方ない。
明日からは病院だし、多少具合悪いのは、家よりも安心でしょう。
うつさなければ・・・。
彼に病院で彼を思い出すように(似てます☆)プーさんのぬいぐるみを買ってもらいました。(写真)
超幸せです。
寂しくなったら、プーさんを抱きしめます。
どんな入院生活になるやら。
まぁ、強制退院はさせられないように、気をつけます。

では、以上をもちまして、少しの間フリーズさせます。
みんな、ありがとう。
ゆこたんは幸せです。
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眩暈

2008-03-20 11:03:13 | 自分のこと
ここ数日、ずっと眠れてない。
眠気は来るのだけど、ベットに入っても眠れない。
やっと眠れても、5時前には起きてしまう。
だから今、私の体はフラフラ。
大丈夫そうに思えたけど、休養を欲しているらしい。
眩暈がして気持ち悪い。

でも・・・でも・・・
今日は雨の中(また私が、雨を呼んだらしい)、デート♪
明日の最終準備もあるから、早めに帰ってくる予定だけど、最後に会いたい人はやっぱり彼だよね。
雨が憎い。
でも、行って来ま〜す!!
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市役所に行って来た

2008-03-19 15:40:59 | 自分のこと
国保への切り替えをしたほうがいいのか、最終結論を出すため、ママと私で市役所に行って来た。
市役所に行くと言えば、私はいつも「障害福祉課」である。
他の課には滅多に行かない。
保険のことについて説明を受けている時、すごく冷たい人だな〜と思った。
事務的に説明するだけ。
私が横槍を入れても「うるさい奴だ」とばかりに、視線を合わせようともしない。
説明も淡々としている。
こういう奴は大嫌いだ。
世帯分離のことを聞いても「こちらでは分かりかねます」
「じゃあ、どこに聞けばいいんだ」と私が言うと、たらいまわしの結果となった。
ママは「もういいよ」と諦め気味。
ここはもう、いつものあの人、慣れたあの人のところに行くしかないでしょう。
保険のことは担当外だけど、障害福祉課は、踏み入れた瞬間から違う。
まず案内係がいる。
顔を出すと、すかさず「どうしましたか?」とご案内係が声をかけてくる。
担当のHさんも、私たちを見るとすかさず、私の資料一式を取り出し、「こちらへどうぞ」とイスを案内してくれる。
やっぱ違うねぇ・・・。
「保険のことは全部把握しているわけではないんですけど・・・」と言いながらも、精一杯の答えを出してくれようとしている。
Hさんが言うには、絶対に世帯分離はしない方がいい。
国保にするのは構わないけど、世帯分離はメリットがない。
ショートステイの方も、今までは世帯での収入で上限が決まっていたけど、これからは本人の収入で考える方向である、だから今までの上限よりももっと安くなる予定である、だから世帯分離しても意味はない。
私の住んでいる市は、ショートステイの料金が1/4になっている。
それよりも更に半額くらいにしてくれると言うのだ。
財政が潤っているといいねぇ。
それに私が途中で話を替えても、ちゃんと反応して答えてくれる。
嬉しかった。
話を替えたのは、自動車税の減免のチラシが目に入ったから。
今うちは、自動車を土曜日に新車にする。
そうすると、自動車取得税というのが、減免対象になるそうだ。
それは精神障害者手帳1級の場合のみ。
途端に慌しくなった。
新車購入から1ヶ月以内に手続きをしないといけない。
うわぁ〜、時間がない!!
しかも「通院証明書」ならぬ「診断書」が必要だそうだ。
丁度自立支援の診断書も書いてもらっているところだし、ダブルでお願いすることになった。
K先生は忙しいな。

コメント欄に質問があったように、入院費については、パパは割りと柔軟に考えてくれるようになった。
それはきっと1ヶ月と言われたからかもしれない。
1ヶ月ならば・・・という考えもあるだろうし、会社の保険組合の人にも相談したそうだ。
「娘が障害を持っていて、入院を繰り返しているけど、会社に迷惑ですよね?」と。
その相手の人は「そういう時のために、保険組合に入っているんですから、どうぞ迷惑だなんて考えずにお使い下さい」と言ってくれたそうだ。
それでパパの肩の荷も下りたみたい。
でもやっぱり気になっているみたいだから、私は国保でも世帯分離でも好きなようにしてくれた方が、私の方も安心して入院できる、という話をしたら、市役所に行って、再度国保にすることの話を聞いてきて欲しい、と言われたのだ。
どうやら、国保に切り替えて、世帯分離はしない、という方法が誰にとっても一番いいらしいことが分かった。
だから私は健保から抜ける手続きをすることになった。
手続きは全部、両親がやるのだけど。
今回の入院費も、会社には迷惑がかからないみたいで、私も前はすっきりしなかったけど、今は安心できる。
何よりもパパの小言を聞かなくて済むから。
色々制度とかあって、難しいな、と思う。
私には到底理解できない範囲の問題である。
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すぐ夢中になる

2008-03-18 15:01:53 | 自分のこと
彼と入院日の前日に会うことが決まってから落ち着かない。
どうやったら気分よく過ごせるか、泣かずに済むか、どこの店に入ればいいのか・・・。
今もあるお店の電話待ち。
それが全然来ない。
イライラ・・・。
行ってから分からなくて、無駄な時間を過ごしたくないから。
ここは地元の私がシッカリしなくては!!
しかも、ホワイトデーとして、ぬいぐるみを買ってもらう予定♪
だが・・・ぬいぐるみが中々売ってないから、困っているのだ。
彼に買ってもらったぬいぐるみを抱きしめて、病院で過ごすのだ。
絶対にいい案だ。
落ち着いて過ごせるかもしれないじゃない。
それでインターネットや電話に釘付けで、私は体がパキパキ言い出してしまった。
お疲れのサインである。
ここは、おやつでも食べて一服しよう。
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入院日、決まった

2008-03-17 18:41:11 | 病院
入院日は、3月21日(金)10:00です。
正直、まだそんなに後か〜〜、と思ったけど、日にちが決まればしめたもの。
もう待つことが苦痛ではない。
よゆ〜である。
自傷なんて考えもしないし、入院してまず何をしよう、と前向きに考えられる。
これほど私にとって、待つことは苦悩なのだ。
入院の荷物を確認し直したりして、当日まで落ち着いて過ごそうと思う。

着いてすぐは、いつものように座ってるのも辛いくらい眩暈がする。
受付で「グルグルする〜〜」とは言ったものの「我慢する」と言って、おとなしく座っていた。
隣りに座っていたおばさんが「辛かったら、おばさんの肩にもたれかかっていいのよ」と言ってくれたけど、居心地悪そうだからやめといた。
K先生にも「グルグルする〜〜」と言ったら、グルグルの回り方を説明させられたので「分からない」と答えた。
グルグルは、グルグルだ。

K先生に「担当看護師さんは誰?」「入院時のルールは?」とか色々聞いたけど、「当日決めます」と、また待たされることに!!
ルールも前にちらっと言っていたのに、再確認の必要があるみたいで、あの緩やかなはずのルールも覆されるかもしれない。
やっぱり最初は、隔離・拘束から始まるのかな。
医療保護入院で、保護室利用は確定らしい。
K先生に「待たされて入院するのは初めてだよ。だから待つことが出来なかったんだよ」と言うと「初めてだったんですか!!いつも当日入院?それは知らなかった。ごめんね。待たされるのは誰でも苦しいよね」と優しかった。
K先生は両親との面接の時に「ゆこたんの行動パターンがつかめました。Y先生が担当だった時は、どうしてあんなになってしまうのだろう?と分からなかったのですが、今僕は、ゆこたんの行動の意味が理解できるし、対応も出来るつもりです」と言ったそうだ。
それを聞いて、さすがプライドの高い先生だ、とちょっと笑えた。
一生懸命、発達障害のこと勉強したんだろうな。

「自傷しちゃいました」と言うと
「あ。木曜日ね。聞いた」とこれだけ。
全然責めようとしない。
理由も聞かない。
「カッターは、彼に捨ててもらいました」と言うと
「それでいいと思いますよ」とだけ。
なんか、間が抜けた。
でも彼と居た時、自分から初めてジプレキサを飲んだ話をしたら、それは褒めてくれた。
でもジプレキサを飲んだら、1時間は休まないといけないそうだ。
それではパニックになってから飲んだのと同じ時間じゃん。
でも事前に飲んだからパニックにはならず、その代わりフラフラしたんだ、と言われた。
「ジプレキサは麻薬でしょ?」と言うと「違うよ〜。麻薬なんて出しませんよ」と笑っていたが、疑っている。
かなり強い薬だと聞いているから。

公共のルールが守れない人に腹が立つ私は、今日も、電車の中で携帯で話している人を2人も見つけ、怒りを我慢していたら具合が悪くなった。
「どうして守らないの?」とK先生に聞いても「どうしてかねぇ」と言うだけ。
「でも怒鳴らなかったよ。怖い人かもしれないから」と言うと「それでいいと思いますよ」とまたまた。
うーん、いまいち空回り。
実は彼とのデート中、柱の陰にガムを捨てた彼の行動が、未だに気になって仕方がない。
本当は、私が拾って持って帰りたかったくらい。

だから仕返しした。
「風邪薬下さい。風邪引きそうだから」と言うと「どんな症状があるの?」と聞かれて「風邪引きそうな症状」とだけ答えた。
すると「早めに飲んでおけば、症状が和らぐかもしれないから、風邪薬出しますね」と出してくれた。

外来の看護師長さんから、入院案内のパンフレットをもらって、入院の説明を受けた。
「当日は、ご両親来るのよね」と言われて「ご両親は来ません」と言うと「えっ!そうなの?一人?」と驚かれたので「ご両親の片方が来ます」と言ったら「あ、お母さんが来るのね。分かった」と。
私はふざけていない。
だって「ご両親」は、両親だから2人でしょ?
片親だけだから、ご両親ではない。
こういうところも、アスペっぽいのか。
でも柔軟な師長さんだから、すぐに理解してくれた。

薬待ちが退屈だったので、病院内をフラフラと歩いていた。
するとK先生に会った。
そこはK先生の担当する病棟の前だから当たり前なのだけど。
でも私は瞬時に「怒られる!!」と思って、逃げた。
逃げても怒鳴り声が聞こえないので、振り返って「薬待ちしてるの!!」と言うと「ちゃんと帰りなさいね〜〜」と言うだけだった。
なんだ、怒られないのか。
そういえば、私は何も悪いことをしていない。
途中で、病棟の看護師さんに会ったけど、いつもはスルーするくせに「ゆこたん、こんにちは!!」と積極的に声をかけられた。
まぁ、金曜日からはお世話になるし、担当と言うこともあり得るから、にこやかに「こんにちは!」と言ってから、もっと病人らしくするべきだったか?と考えてしまった。

外来のナースルームへ行って、「いつもごめんなさい。騒いだり、自傷したり・・・ごめんなさい」と言うと「あら〜。ゆこたんが謝ってくれた。謝ることないのよ。誰もゆこたんのことを嫌いにならないわよ。辛いんだもんね。入院決まって落ち着いた?」と、苦手意識を感じていた看護師のMさんも優しい。

気分転換に、また、テンプレートを変えてみた。
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アスペの会 記念誌に投稿

2008-03-17 08:51:27 | 
「希望を捨てない」
私は障害者手帳も障害程度区分も再重度です。
精神科への入院も過去15回くらい。
現在も週に2回、外来に通っています。
今も入院を控えていて、アスペの会の楽しい色んな行事に出れません。

そんな私でも、2年前に「彼氏」が出来ました。
もう恋なんて諦めていたのに、私のことを真剣に愛してくれ、
守ってくれ、時には真剣に怒ってくれます。
ちなみに、健常者の彼です。
「彼氏」なんて言葉でくくれないくらいの愛をもらい、
私のことを「放っておけない」存在なのだそうです。
状態が悪くなると「もう振られるかもしれない」と
恐怖に怯えるけど、そんな時こそ、口にははっきり出さなくても
エールを送ってくれます。
彼からは、医療では学べないような大切なことを教わりました。
うかつに命を絶つような行為が出来なくなり、相手の心を思いやる気持ちも
芽生え、先を読む(彼の心を読む)ことも段々出来るようになりました。
彼に喜んでもらうには、何をしたらいいのかな? と心が騒ぎます。

彼は教えてくれました。
「失敗を気にするな。常に前を向いていれば、必ずうまくいくから」と。
私はポジティブ思考になりました。
どんなに落ち込んでも、クヨクヨ悩むのは1日だけ、と決めました。
彼も暗くイジイジしている姿は、余り好きじゃないようです。
なるようになるさ、という一見曖昧な思考の彼は、我が家に新しい風を
もたらし、我が家全体を変えていきました。
悩んでばかりいても何も変わらない、やってしまったことを悔やんでも
仕方がない、と彼は常に私に言い聞かせてきました。
私の派手な行動に呆れることはあっても、そのことで嫌になったり、
見捨てたりすることはないようです。
それは私がわざと人を困らすような行動を取っているのではないと
理解しているから。

障害を持った自分に出会いなんてない、と諦めないで下さい。
出会いは突然、思いがけなくやって来るのです。
必死に探している時は、余り出会いはないみたいです。
私もこんなに幸せな日々が来るとは思っていませんでした。
指に2人だけの指輪をはめ、かわいい服を身にまとい、お化粧に時間をかけて
頬を染める姿は、遅く訪れた青春時代みたいです。
携帯電話にお金がかかるのも、全然苦になりません。
むしろ嬉しい金額かも・・・。
彼は人生のパートナーです。
今は2人だけのお家を探している所です。

ゆこたん
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アスペの会

2008-03-16 13:42:29 | アスペの会
ちゃんと行って来れました。
風邪は大したことなく、思い切り歌って来れました。
でもカラオケになると、血が騒ぐ男がいて、私はその人とわざと別室を選んだけど、その男が「点検」に来るたびに嫌な思いをしました。
そういう何かに血が騒ぐ人って居ますよね。

Kさんと連絡帳を作った。
Kさんと私、KさんとK先生を繋ぐノート。
そこにも沢山書いてくれたけど、私は「一人で出来る事を見つけないと」と言われると、放って置かれた、行く所がないから引きこもりなさいって言われる、と受け取る、これは間違いだそうだ。
休んでいる時や、何かすることがない時に、手持ちぶたさの状態ではいいことを考えられないから、そういう時に一人で出来る事を探しなさい、という意味で、放っておいている訳ではない。
もしどこか断られたのならば、そこは合わないのだ、他を探そうと、発想の転換をしなければならない、と言われた。

あと、自分が、どれをどのくらいしたら、ギブアップしてしまうか、疲れてパニックになってしまうか、あれこれ試してみて、入院中、看護師さんやS先生と考えていくことも必要と言われた。
例えば、折り紙100枚やったらイライラしたり、手が痛くなったけど、ドリル3ページなら頭は爽快だ、とか。
そういう記録をつけるように言われた。
記録をつけるのは好きだから、苦にならない。
入院の目標にもなる。
やってみようじゃないですか!!
Kさんには、ふいに発した「疲れた〜〜」という言葉をすごく褒められた。
「その疲れた、という感覚がとても大切。そういう時にきちんと休むこと」と。
私は、疲れてもぶっとばし、後でまとめて疲れが出るそうだ。
小刻みに休まなければ。

カラオケも280円と安かったし、Kさんの歌も聴けたり、自分も得意な歌を歌えて満足。
帰り道もすんなりと帰ってこれた。
よかったよかった。

パパとママは、病院のK先生のところへ面接に行った。
40分くらい話したらしい。
内容は、両親と私との間、私とK先生の間、K先生と両親との間を埋めるもの。
それぞれが私に対して、どう思っていて、どういう治療方針でいくか、などを話し合ったらしい。
パパはもう保険のことではとやかく言わない。
入院に対してもOKである。
でもママは「あの調子では、ママたちが入院を反対しても、貫き通す勢いだった」と言っていた。
そんなに入院を推しているようには感じなかったけど、今は充分必要に思っているらしい。
入院日については、月曜日にならないと、ベットの空き状態がはっきりせず、私の月曜日の診察の時に詳しく話すそうだ。
まだ決まらないのか〜〜、という気持ちと、どうせまだだろうと、図書館から本を借りてきてしまったから、まぁいいか、とそんな感じ。
一時は自傷行為にまで発展したのに、今は割りと落ち着いている。
彼のパワーでしょうか。
そして、Kさんと面接できたこと、Kさんが入院までのつなぎをしてくれると約束してくれたこと、パパやママが自傷のことを責めないこと、私の病院での失態も知っているくせにわざと触れないでいてくれること、そういう小さな労りが、私には安心感が出る。
勿論ここでのみんなのコメントも嬉しい。

Kさんに、入院グッズで、絶対に欠かせないものとして「ぬいぐるみ」を挙げられた。
アスペの会の時も、ベットで休んでいたら、プーさんのぬいぐるみを渡されたけど、ぬいぐるみをギューっとしていると、癒し効果があり、自傷に考えが進む暇がない。
これはいいな、と思い、何かいいぬいぐるみを探しにさっき出かけてきたけど、今はおもちゃ売り場にぬいぐるみって余り置いてないことに気付いた。
昔はもっとあったような気がする。
それに1点が高い。

今、ピンクのかわいいリュックも探しているけど、探している時ってないものだ。
悲しい・・・。
入院にお金がかかるから我慢するか。

今日の気分は「眠い」
春だから?
眠いけど元気です。
昼だから?
まぁ、しばらくは、自傷行為はないと思われます。
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カッター、捨てた

2008-03-15 10:17:28 | 
昨日、彼と会った。
「何か言うことがあるんじゃないの?」と彼。
怒っているようだ。
「ごめんね」
「何に対してごめんね、なの?」
「自分の体を傷つけたこと」

「なんで約束が守れないの?自傷しないって約束したよね」
昨日の彼は厳しかった。
「カッター持ってきた。捨てて」と言うと、「捨てていいんだね」と言って、コンビニのゴミ箱にポイっと捨てた。
あっけなかった。
あんなに痛みつけた原因を、一瞬のうちに捨てた。
でもこれで自分が、傷つけることが減れば。
彼に苦しい思いをさせることが減れば。
カッターなんて、ないほうがいい。

それからは彼は優しかった。
「カラオケおごり、何回分かな・・・?」とつぶやき「1回にして〜〜!!」と騒ぐ。
自傷をしたら、カラオケをおごるという彼とのルール。
本当だったら、何回分だろう。

ホワイトデーのプレゼントは、いいものが見付からず、おあずけになってしまった。
とても悲しかった。
でも入院中寂しくないようにと、彼の分身を渡してくれた。
涙が出てしまった。
でも彼は淡白で、入院前の最後の日というのに、そんなムードも漂わせず・・・。
私はすぐに涙がたまってしまうのに。

みんななんで「一人で何か出来る事を探しなさい」って言うの?
S先生も看護師さんも。
なんで「一人」じゃなきゃいけないの?
一人で出来ることは、もういくつかわきまえている。
それでもまだ「一人で」って言う。
それがとてつもなく悲しかった。
私は人から避けているようでも、本当は人が好きだ。
うまく触れ合うことは出来なくても、誰かの側にいると安心する。
だからここでも繋がっている感じがして好きだ。
一人はやだよ・・・。
でもカルチャーセンターなどに適応できるわけもなく・・・。
障害者センターも受け入れてくれなくて・・・。
私はさまよい人になってしまう。
誰も面倒見れないから「一人で何かしなさい」になってしまう。
閉じ篭りたくないのに、閉じ篭れと言われる。
外の世界に出て行きたいのに。

S先生に「全介助の人でも、しゃべれない人でも、コミュニケーション取れない人でも、通う場所はあるよね。でも私みたいに、中途半端に重度な人の通うところはないの?数値的に重度だと通うところはないの?ちゃんとした知的障害や、統合失調症の方が通える場所はいっぱいあるよね?」と言ってしまった。
偏見もあるかもしれないけど、本音。
S先生は「中途半端に重度かぁ・・・」と言って、黙り込んでしまった。

今日はアスペの会のカラオケ。
こういう日に限って、本番に弱い私は、風邪を引いてしまった。
おっさん声である。
実力発揮できやしない。

でもね・・・。
自傷はやめたい。
本当に。
せめて入院する日までくらい。
みんなの心を他害するから。
自傷・他害は、措置入院だよ。

今日は、パパとママが、K先生と面接。
何を話すのか知らないけど、K先生に呼び出されたそうだ。
怖い怖い。
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ごめんなさい

2008-03-13 18:36:05 | 病気
何が不満なのか。
なんですぐに死にたくなってしまうのか。
私は恵まれているのに。

みなさん、ごめんなさい。
私はダメな奴です。
裏切り行為ばかりしています。
本当にごめんなさい。
呆れて同然です。

今日は心理だった。
K先生はいつもは病院にいる日だけど、学会で不在だった。
それは最初から知っていた。
いつものように30分早く着いた。
昨日はカッターで切った。
カッターを持っていないと、安心して生きていられなくなった。
寝るときは、ODというより、不眠時薬を多めに飲んで寝た。
起きた時、頭がぼーっとしていた。
でもそれでも、私が通院を休むわけがない。
30分早く着いたけど、何して待ってよう。
今日は暖かいと言っていたのに、なんだか寒くて、入院病棟の日差しが照っている所へ日向ぼっこをしに行った。
最初は本当に目的は日向ぼっこだった。
入院するはずの病棟の看護師のMさんが来た。
「あれ?いつだっけ?」
あ、知ってるんだ。
「しゃべる気もしないのかな。憂鬱で何もしたくないって感じ?食べるもん食べて、ちゃんと寝てれば少しは元気になるから。風邪引くんじゃないよ」と言い残していった。
カバンにカミソリが入っているのを思い出した。
というか、頭の中にはカミソリのことでいっぱいで、わざと忘れようとしていた。
ちょっとだけ切ってみよう。

盛り上がってくる血が「ママ!!助けて!!」と手を差し出しているようだった。
我が子なのか、実の親なのか。
溢れ出る血がいとおしくて、切なくて、切ることをやめられなかった。
窓に我が子(血)を残しておくことにした。
点線状にレイアウトされた血は、自分の涙みたいだった。
余計悲しくなってきた。
11:00だ。行かなくちゃ。

そう思って立ち上がった瞬間、外来の看護師3人に、体を捕まれた。
「やっちゃったかぁ。血が出てるねぇ。処置しましょう」
今までの白昼夢を消されたようで、ひどく気分が悪く、私は誰も寄せ付けなかった。
「心理に行くんで邪魔しないで下さい!!大丈夫ですから!!なんでもありません!!」
よく見渡すと、周りを沢山の人に取り囲まれていた。
「心理室に行くのね!分かった」と言いながらも、看護師さんが付いてくるので「なんで付いて来るんですか!」と怒鳴った。
左手からは血が滴っていた。

ちょっと時間を過ぎていたようで、S先生は探していた。
後ろに何人も付いて来たので「どうしたんですか?」と驚いている。
私を心理室に入れて、看護師さんがS先生に説明しているようだった。
「誰も寄せ付けようとしないんです」

S先生が、処置セット一式を持って、入ってきた。
「処置しましょう」
「これから心理です。処置は関係ありません。大丈夫ですから」
こんな押し問答を繰り返していると、S先生はちょっと大声で
「ここは病院です!血を流している人がいたら、処置しなければいけないんです!それにこの部屋はまだ人が使います!血で汚されたら困るんです!!」
しぶしぶ手を差し出した。
「何を怒っているの?」と何度も聞かれたけど、私は怒っている覚えはない。
でも顔は怒り顔だったんだろう。
口調も淡々としているし。
でも切った理由は特に話さなかった。
自分でも、確たる理由が分からないから。
涙も流さなかった。
前回の診察日には、あんなに大泣きしてなぐさめてもらったのに。
すごく嫌な人間に思えた。
かわいくない、ひねくれてる、治療放棄したくなる。
きっとそう思ってる。
自傷するなんて最低って。
一度も、ニコリともしなかった。
ニュースキャスターのように、用件だけしゃべっていた。
感情がなくなってしまったかのように。

S先生は「K先生とも話したけど、OTはまだ無理だと思う。その理由は、ゆこたんが、発達障害の症状が強すぎるから。強すぎて、対応できる職員がいないから。いないってことは、周りにもゆこたん自身にも負担になってしまうから。今は発達障害の専門家にかかるのが一番だと思う。Kさんとか。発達障害の症状が強すぎると言うのは、例えば、心理が11:00って決まってたら、どんな特例があっても行かなくちゃと思うこととか。自分の決めたことに対して、柔軟性がないよね。それはゆこたんが辛いと思う。私だったら、11:00って決まってても、頭が痛かったら家に帰ってしまうかもしれない。でもゆこたんは、それが出来ない。そういうようなことかな」と教えてくれた。
そのままでいいと言ったのに。
トイレの問題さえ和らげば、どこにでも行けると言ったのに。
みんな嘘つき。
1時間を過ぎても、まだ話してくれた。

会計に行ったら、すぐにガーゼを外した。
途端に血が流れ出した。
血をガーゼで抑えながら、心底疲れてしまった。
自分は最低な奴だし、完全に嫌われるようなことしたし、胸が苦しくて、本当に死んでしまいたかった。

帰ろうと思って、やっぱり・・・。
薬局に入って、メモ帳に思いを書いた。

嫌な奴でごめんなさい。
最低な奴でごめんなさい。
自傷なんかしてごめんなさい。
素直じゃなくてごめんなさい。
可愛げなくてごめんなさい。
ひねくれててごめんなさい。
全てのことにごめんなさい。

まだ「ごめんなさい」は続いていたと思う。
それを持って、臨床心理室へ行ったけど、S先生は面接中。
他の心理士さんも、誰もいなかった。
そこで初めて涙が出た。
「ごめんなさい」
泣いて泣いて・・・でも誰も助けに来てくれない。
だって、私が悪いんだもん。

ナースルームに持って行って「S先生に渡して下さい」とだけ言って帰ろうとしたら、看護師さんが「待つのは辛いねぇ。K先生から連絡行くの待っててね。誰でも待つのは辛いね。私だったら気が短いから待てないな。ゆこたん、みんなで囲んでごめんね。怖かったね。傷痛かったね」
その言葉に、ドワーっと涙が出てきて「ごめんなさい」の言葉が、喉元につかえてなかなか言えなくて苦しかった。
やっとのことで言ったけど、外来の待合室だったので、人がみんな見ていた。
でも構わなかった。
辛い時は辛い。
私は苦しいんだ。

人は人に支えられてやっと生きている。
特に今の私は、支えがすごく必要だ。

明日、彼にカッターを渡そう。
お守りだったカッター。
お守りは彼の愛情に替えよう。
彼は応えてくれるはず。
こんな私だけど。
彼が愛してくれる体に、傷をつけてしまった。
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抑え切れなかった

2008-03-12 20:36:46 | 自分のこと
自殺する人は、死ぬ直前は元気だと言う。
私は身辺整理するほど元気じゃなかった。
自傷行為、耐えて、耐えてきたけど、今日はもうダメだった・・・。
カッターで切ってしまった。
それもしょぼい傷跡。
死にたい気持ちは強いけど、死ぬか、生きるか、天秤にかけた時、まだ生きていたくて、死に切れなくて、幾筋にも切ってしまった。
これでスッキリするはずもない。
入院早くして欲しかった。
間に合わないよ・・・。
せめて「○日に入院です」って指定できてれば。
意思の弱い人間だ。
これからODします。
でもきっとプチODなんだよな・・・。
やるならやれ!!って感じか?
でも今の私は、漂白剤を飲んでしまいそうな勢いだ。
ここまで我慢できました。
助けて欲しいと思ったから、入院を選んだのに、遅いよ・・・。
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