2/1診察の日、私は病院に向かっていた。
1週間前くらいから咳がひどかった。
風邪の引き始めかと思い、風邪薬でごまかしていたが、症状はひどくなる一方だった。
でも2/3には喘息の病院があるのが分かっていたので、それまで耐えていようと思っていた。
だから木曜日も頑張って自力で病院に向かった。
あまりに咳がひどいのでマスクをして、辛さを押し殺すために、自分を落ち着かせるためのアイテムの折り紙を持って行って、バスや電車の中で折りながら、やっと心理室に着いた。
予め用意して行った話す内容を伝えようとするのだけど、咳が止まらなくて、佐藤先生に「喘息だったわよね。これは苦しいでしょ。よく来れたね。これダメだわ。内科で見てもらいましょう」と言われたけど
「今日は心理と診察に来たんです。内科に来たんではないです。どうしてもって言うなら、心理が終わってから行きますから、お話したいです」と言うと
「私も喘息持ちだから分かるの。今、呼吸が出来てないのよ。気道が狭くなっちゃってるの。苦しいでしょ。喘息は放っておくと死んじゃうこともあるのよ。今日は私の言うことを聞いて。私だって、喘息で入院したことも何度もあるし、点滴もひどいときはやってもらってるのよ。急に具合が悪くなって、予定が変更することもあるのよ。今日はゆこたんは具合が悪いの。だから先生に見てもらおうね。内科に診てもらえるようにお電話するから待ってて」と言って、どんどん電話をかけてしまった。
精神科の外来の看護師さんが、車椅子を用意して、3人で内科外来まで連れて行かれた。
内科の先生は、今までの顔なじみの阪本先生ではなく、外丸先生という初めてのおじいちゃん先生で、それだけでびびってしまった私は、聞かれても何も答えることが出来ないので、佐藤先生が状況や、今までの喘息の経歴をお母さんかのようにてきぱきと話してくれた。
サチエーションを測ると84を示した。
95の時でさえ、呼吸が止まるのかと思うほど苦しかったのに、よくここまで我慢してこれたと言われる。
でも外丸先生は「喘息ってこうなるのか・・・」とか呑気な事を言いつつ「大きく息して〜」と言って、聴診器を当てるので、息ができなくて外来に来ていた私には無理難題で、どんどんサチエーションが下がる。
佐藤先生がシビレを切らして「息が出来ないから連れてきたんです!私としては、点滴とかお願いしたいんですけど・・・」と言ったら、気迫負けのように「やりますよ。酸素もしましょう。マスクにするか鼻にするか・・・。マスクでいいね?」と言われて、処置室に寝かされる。
すぐに酸素吸入が始まり、点滴の針も刺される。
佐藤先生が「12時までは、ゆこたんとの時間ですから、一緒にいるからね。お話しましょう」と言われて
「なんか辛い。自分を認めてもらいたい。褒めてもらいたい。でもわがままばっかり言ってしまって、私は今すごく感じ悪い。だから自分が嫌になる」と言って泣くと、枕元にタオルを置いてくれて「辛い上に、喘息やおしっこのことで、クタクタよね?」と言って、頭を撫でてくれながら、「時間が見えたほうがいいでしょ」と言って、点滴台に時計をくっつけてくれて、折り紙と折り紙の本を手元に持って来てくれた。
そのまま佐藤先生は「お昼からの準備に行って来るね。1時頃には点滴も終わって、大分楽になってるはずだから、それからご飯を食べて、横山先生の診察を受けて下さいね」と言われた。
看護師さんに「この子は、ギリギリまで我慢してしまう子なので、多分辛くても訴えないと思いますので、よく見ていてあげてください」と言い残して行っていた。
途中おしっこをしてしまったけど言えなくて、おむつだからいいやと思っていたら、何度も出てしまっていたようで、スカートまでビショビショになってしまった。
「佐藤先生〜〜佐藤先生〜〜」と蚊の泣くような声で叫ぶ。
でも折り紙をしていると、13時になった。
ナースコールを押したら、看護師さんが来た。
でも「13時だからお弁当の時間です」が伝わらなくて「点滴よし!酸素よし!」と勝手に確認して、また行ってしまった。
13:30の時、点滴が終わってるのに誰も来なくて、腕が痛くなってきたのでさすがに我慢できなくて、ナースコールを押したら、知らない看護師さんが来た。
「おしっこしちゃった」と言うと「言えばよかったのに」と言われて、病院のおむつをはかせてくれた。
その頃には大分楽になっていたのに、酸素と点滴を外して、精神科に向かった時にはまた咳がひどくなり始めていた。
精神科の看護師さんたちが、水を用意してくれたり、背中をさすってくれたり、わざと面白い話をしてくれたりした。
横山先生の診察では、喘息の治療をしっかりしてくださいね、と言われた。
アクターズのことも「歌が歌えないとか、セリフが覚えられないとかじゃなくて、人間関係の問題なのね」と言われて、それ以上いつものように最後まで頑張れとは言われなかった。
泌尿器科のことも、「アスペルガーだから自己導尿ができないというわけではないけど、無理そうだったり、出来なかったら、他の方法を聞いてみてそれを試してみるのもいいかもね。アスペルガーの人でも自己導尿をしている人はいると思いますよ」と言っていた。
昨日、喘息の病院に行ったら、「サチエーション84ですか!喘息治療に力を入れていきましょうね。吸入器を出しておきます。少しでも辛かったら使ってください。フルタイドも倍の量で使用してください。お薬も出しておきますね。テープは今までどおり貼っていて下さい」と言われた。
「精神科の先生が言うように、ひどい時は病院に行って、必ず点滴をしてもらってください。目安としては、吸入器を2回続けて使っても、発作が収まらないときくらいですね。今の状態だったら、吸入器を使うくらいでいいですよ」と言われた。
あ〜あ。完璧喘息患者。
1週間前くらいから咳がひどかった。
風邪の引き始めかと思い、風邪薬でごまかしていたが、症状はひどくなる一方だった。
でも2/3には喘息の病院があるのが分かっていたので、それまで耐えていようと思っていた。
だから木曜日も頑張って自力で病院に向かった。
あまりに咳がひどいのでマスクをして、辛さを押し殺すために、自分を落ち着かせるためのアイテムの折り紙を持って行って、バスや電車の中で折りながら、やっと心理室に着いた。
予め用意して行った話す内容を伝えようとするのだけど、咳が止まらなくて、佐藤先生に「喘息だったわよね。これは苦しいでしょ。よく来れたね。これダメだわ。内科で見てもらいましょう」と言われたけど
「今日は心理と診察に来たんです。内科に来たんではないです。どうしてもって言うなら、心理が終わってから行きますから、お話したいです」と言うと
「私も喘息持ちだから分かるの。今、呼吸が出来てないのよ。気道が狭くなっちゃってるの。苦しいでしょ。喘息は放っておくと死んじゃうこともあるのよ。今日は私の言うことを聞いて。私だって、喘息で入院したことも何度もあるし、点滴もひどいときはやってもらってるのよ。急に具合が悪くなって、予定が変更することもあるのよ。今日はゆこたんは具合が悪いの。だから先生に見てもらおうね。内科に診てもらえるようにお電話するから待ってて」と言って、どんどん電話をかけてしまった。
精神科の外来の看護師さんが、車椅子を用意して、3人で内科外来まで連れて行かれた。
内科の先生は、今までの顔なじみの阪本先生ではなく、外丸先生という初めてのおじいちゃん先生で、それだけでびびってしまった私は、聞かれても何も答えることが出来ないので、佐藤先生が状況や、今までの喘息の経歴をお母さんかのようにてきぱきと話してくれた。
サチエーションを測ると84を示した。
95の時でさえ、呼吸が止まるのかと思うほど苦しかったのに、よくここまで我慢してこれたと言われる。
でも外丸先生は「喘息ってこうなるのか・・・」とか呑気な事を言いつつ「大きく息して〜」と言って、聴診器を当てるので、息ができなくて外来に来ていた私には無理難題で、どんどんサチエーションが下がる。
佐藤先生がシビレを切らして「息が出来ないから連れてきたんです!私としては、点滴とかお願いしたいんですけど・・・」と言ったら、気迫負けのように「やりますよ。酸素もしましょう。マスクにするか鼻にするか・・・。マスクでいいね?」と言われて、処置室に寝かされる。
すぐに酸素吸入が始まり、点滴の針も刺される。
佐藤先生が「12時までは、ゆこたんとの時間ですから、一緒にいるからね。お話しましょう」と言われて
「なんか辛い。自分を認めてもらいたい。褒めてもらいたい。でもわがままばっかり言ってしまって、私は今すごく感じ悪い。だから自分が嫌になる」と言って泣くと、枕元にタオルを置いてくれて「辛い上に、喘息やおしっこのことで、クタクタよね?」と言って、頭を撫でてくれながら、「時間が見えたほうがいいでしょ」と言って、点滴台に時計をくっつけてくれて、折り紙と折り紙の本を手元に持って来てくれた。
そのまま佐藤先生は「お昼からの準備に行って来るね。1時頃には点滴も終わって、大分楽になってるはずだから、それからご飯を食べて、横山先生の診察を受けて下さいね」と言われた。
看護師さんに「この子は、ギリギリまで我慢してしまう子なので、多分辛くても訴えないと思いますので、よく見ていてあげてください」と言い残して行っていた。
途中おしっこをしてしまったけど言えなくて、おむつだからいいやと思っていたら、何度も出てしまっていたようで、スカートまでビショビショになってしまった。
「佐藤先生〜〜佐藤先生〜〜」と蚊の泣くような声で叫ぶ。
でも折り紙をしていると、13時になった。
ナースコールを押したら、看護師さんが来た。
でも「13時だからお弁当の時間です」が伝わらなくて「点滴よし!酸素よし!」と勝手に確認して、また行ってしまった。
13:30の時、点滴が終わってるのに誰も来なくて、腕が痛くなってきたのでさすがに我慢できなくて、ナースコールを押したら、知らない看護師さんが来た。
「おしっこしちゃった」と言うと「言えばよかったのに」と言われて、病院のおむつをはかせてくれた。
その頃には大分楽になっていたのに、酸素と点滴を外して、精神科に向かった時にはまた咳がひどくなり始めていた。
精神科の看護師さんたちが、水を用意してくれたり、背中をさすってくれたり、わざと面白い話をしてくれたりした。
横山先生の診察では、喘息の治療をしっかりしてくださいね、と言われた。
アクターズのことも「歌が歌えないとか、セリフが覚えられないとかじゃなくて、人間関係の問題なのね」と言われて、それ以上いつものように最後まで頑張れとは言われなかった。
泌尿器科のことも、「アスペルガーだから自己導尿ができないというわけではないけど、無理そうだったり、出来なかったら、他の方法を聞いてみてそれを試してみるのもいいかもね。アスペルガーの人でも自己導尿をしている人はいると思いますよ」と言っていた。
昨日、喘息の病院に行ったら、「サチエーション84ですか!喘息治療に力を入れていきましょうね。吸入器を出しておきます。少しでも辛かったら使ってください。フルタイドも倍の量で使用してください。お薬も出しておきますね。テープは今までどおり貼っていて下さい」と言われた。
「精神科の先生が言うように、ひどい時は病院に行って、必ず点滴をしてもらってください。目安としては、吸入器を2回続けて使っても、発作が収まらないときくらいですね。今の状態だったら、吸入器を使うくらいでいいですよ」と言われた。
あ〜あ。完璧喘息患者。