私は高機能自閉症

高機能自閉症とは、対人関係の障害・コミュニケーションの障害・こだわりなどの自閉症の特徴の内、知的障害がないものです。

またまた!その後のゆこたん

2008-01-25 21:09:37 | 自分のこと
人は傷付いた時、落ち込んだ時、そんなに簡単に立ち直れるものなのか。
パパはおかしくなってしまった。
不貞腐れていたと思ったら、今日は立ち直ってくれたと思ったら、すっかり「出来上がった人」になってしまった。
陽気で多弁なおやじ。
お金をばら撒くおやじ。
親戚の人と電話で「やっぱりお通夜は礼服?いいよねー、別に。わっはは!!」と高らかに笑うおやじ。
税務署へ行って、家を売った多額の金銭に関する話題を、目をぎらつかせてツバを飛ばしながら私に説明するおやじ。
どれもがせつなかった。
寂しかった。
ねぇ、助けて・・・と言って、誰か返事が欲しかった。
応答が欲しかった。
ママはパパを怒らせないことで頭がいっぱい。
私の方まで頭が回らない。
私はもう大丈夫だ、と思われている。
どっちみち、悩みを相談できっこない、するつもりもない。
バカみたいに北海道に6泊で行くコースの話をしている。
逃げるように「じゃあ、私はショートステイに行く」と言うと、パパが「もう休暇届を出す」と言って「ゆこたんの面倒は見てやる」
やめてーーーーーー!!!!
叫びたかった。
でも私は演技に入っていた。
完璧な演技で、円満家庭を描き上げる。
自室に戻ると、時間にして1時間もぼーっとしていた。
脱力感、みたいな。
辛いことがあった時、泣きじゃくってはいけないのか。
泣きじゃくることは、不愉快なことなのか。
嫌われたくない一心で、元気なゆこたんを作り上げた。
でもそれは本物のゆこたんではなかった。
解離してしまったんだ。
今私は、現実と非現実の区別がつかない。
自分と偽者の自分の区別もよく分からない。
ゆこたんは、いつも宙に浮いて、彼からのメールを待っている。
鳴らない携帯を持ち続けて。
「もう私を受け入れてくれる所なんてないんだ!!」
心からの、助けてサインだった。
家庭にも私の居場所はない。
ちょっと頑張ったくらいじゃ、他ではとても認められない。
今私は、涙なんか流してない。
それは現実感がないから。
自分のことを話してるのに、童話をしゃべってるのと同じだから。
本を読めば、そっちの世界へゆこたんは移動してしまう。
ゲームをやれば、ゲームじゃない世界が、異次元に感じて、元に戻してよ!!って思う。
病院の先生に話せば、また入院でしょう。
だったら、一思いにコロシテヨって思う。
もう演技する力も、普通な素振りをする力も残っていない。
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