2009-03-11 07:00:00

「経営ビジョン」

テーマ:TS Way
我が社では、
「企業理念」「経営ビジョン」「経営戦略」「行動指針」の4つをまとめて
『TSWay』と銘打っています。

これらは山登りに例えられますね。僕もよく説明に使います。
「企業理念」は、 “なぜ” 山に登るのか。
「経営ビジョン」は、 “どの山に” 登るのか。
「経営戦略」は、 “どのルートで” 登るのか。
「行動指針」は、 “どのようにして”  登るのか。

今回は、その中から
今週の本社全体朝礼で話題となった「経営ビジョン」
~国際的な通信分野において「安心・便利」を提供します~
について書きたいと思います。

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僕は、ベンチャーとしての志として
会社の立ち上げ当初から
「安心」と「便利」にこだわってきました。
特に「安心」。

世界中でたくさんのお客様が私達の携帯を使っている。
月に1~2万台貸し出していれば
携帯を失くしたり盗まれたり壊れてしまったりというアクシデントは
必ず起こり得るもの。

さらに最初の頃は、
各国の携帯電話のインフラ自体が
整っていなかったこともあって
「使えない」「使えなくなった」というトラブルがとても多かった。

当然お客様はすごく困る訳で、
「とにかく何とかしろ!」という必死のお叱りを
何度受けたことか・・・。

それらを繰り返しながら
「そういう状況に陥ったお客様に対してどう解決すべきか」
「自分達ができることは何か」
「どう力を尽くすべきか」 
と考えた結果、僕が行き着いた最大限の対策が
「代わりの商品をすぐに届けること」。

原因究明や回線復旧など
もともとの携帯を直そうとするアプローチだと、
とても時間がかかるし
結局解決できないままのことも多々あった。

ならば、それはそれとして
まずはとにかく別の使える携帯を届ける方が早い。
うちの会社が素早く手配すればいい話となり、
「まだ直らないのか」「早く復旧させてくれ」などと言って
現地の電話会社を繰り返しせっつくしかないという、
僕達としてももどかしい状態に陥らずにすむし。

こうして、「代わりの携帯をすぐに届ける」という
現地緊急デリバリーの体制を構築することとなりました。

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うちの会社のバイリンガルスタッフが
24時間・365日 常に対応できる体制と
主要国で代替品を出荷できる体制。
これらの体制を最初に作ったのは、もう13年も前のこと。

まだ売上規模が今よりはるかに小さかった頃で、
中小のベンチャーとしては
大変なコストと手間を強いられましたが
ここにはこだわり妥協はしなかった。

アメリカに始まり、
その後少しづつ対象都市を広げていき
現在は27都市にまでなりました。

旅先での携帯電話というのは
場合によって命綱のような役割を果たすこともある。
それが断たれてしまったら・・・。
常にベストな状態で
お客様のアクシデントに対応できるようにしておくことは、
私達のレンタル業者としての
存在価値そのものだと思っています。

日本時間が深夜でも
お客様の「困った」にいかに速やかに対応するか。
お客様の利用サービスを止めないための体制作り、
地味な部分ではありますが
昔も今も変わらずこだわりながら
コツコツとやるべきことをやり続けている。

そんな一連のサポート体制は我が社の良心そのもの、
と僕はとても誇りに思っています。
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