ブログ 『harappa Tsu-shin』

2009/03/10

執筆者: yn (9:55 pm)
こういうことは一字一句きちんと書かないといけないのですが、今はとりあえず大事だと思えることを書きます。
あとで、もっときちんと考えて書きますので待っていてください。

まず、描いたのは手のひら大のもので、すぐに消したこと。
またそれは一つの顔であり、友人2人の似顔絵などではないこと。
ニューヨークでは一警官の判断で人を拘束できること。
ニューヨークでは拘束は最低でも24時間であること。
24時間後、僕は罰則、罰金もなく無罪で解放されたこと。
最初形式として顔写真(前、横)指紋(左右全部の指、手のひら、側面)をとられたが、その記録は結局消され残っていない(と、最後に聞いた)。
僕を拘束した警官は、僕のキャリアなどまったく知らないこと。
つまり落書きするものたちのボス的として拘束したわけではない。
これは↑画家だから良い!とかいう肯定的な意味ではありません。
画家とかそういうことではなく普通に落書きという違法行為をしたということです。
警官がすべて正義の味方ではないこと。
警官はユニオンスクエアーの交番で、他の拘束した人の携帯の画像をチェックし、ゲラゲラ笑いあげくその携帯でその人を撮ったこと。

この事件記事はすべてアート・イン・アメリカの記事が元になっていること。
オープニングの最中に、その記者に(記事にするとは言われずに)いろいろ話したことが元になっていること。
その記者は僕が、その人とつたない英語で会話したことを元にして記事を作成しており、警察に事実関係を聞いていないこと。

事件があった駅名が違うこと。
拘束されたのは24時間であること。
記者の質問が落書きのことではなく、留置所の環境ばかりであったこと。

警官が僕を拘束しようとした時、見ず知らずの市民が抗議していたこと。
できればその人たちを探して、その時の状況を第三者の目で語ってほしいこと。

いずれにせよ、軽い気持ちで行った行為がこのように話題となり、いろいろな人を不快にさせていること。
また、実際にそうして何人かの人々に心配もかけ、また迷惑もかけていることに、心からすみませんと言いたい。
こういう公共の場での落書きはイノセントな行為であっても、決してかっこいいことではありません。
今回、小学生の子からこの事件について聞かれた時、自分があたえる影響というものを強く感じ、反省しました。

この問題について、いずれきちんとわからないことは確かめて書きます。

これからは路駐している汚れた車のボディにさえ、冬の曇った電車の窓ガラスにさえ落書きはしないでしょう。
いつもスケッチブックを持って歩くようにします。

正直、どこにでも描きたい衝動は急に襲ってくるものですが、とにかく紙やキャンバスに移し、形にするように努力します。

しかし、反省しなければならないことは山ほどあることに気がつきました。
ほんとに考えれば考えるほど山ほどあります。


2009/02/06

執筆者: yn (5:18 am)
 

ニューヨーク用の絵を描いてる。
別にニューヨークのために描いてるってわけじゃないんだけど、描いてる。
送るのは4枚か5枚だけど、今は6枚目を描いてる。

当たり前だけど、展覧会のために!って描くのはいやだ。
当たり前だけど、描きたいから手が動いて描く!ってのが良い。

ギャラリーとかに描かされてる気がしたら辞めたほうがいい。
評価やオーディエンスが気になりだしたら、裸になってランニングしたらいい。

みんながローリング・ストーンズの映画を観に行ってる頃、僕はロニー・レーンを観ていたんだ。
フェイセズが絶頂期で、ずっとそこにいたらスターの座は約束されてたロニー。
時々僕は、彼がとった行動に自分を重ね合わせていたようだ。

そして、今日はFLOGGING MOLLYを聴きながら筆を持つ。

すべてがうまくいくわけないけどね・・・
この手のひらの上じゃ、最低限うまく自分の想いをころがせなきゃ!



2008/12/23

執筆者: yn (5:53 pm)



日本で描いてた絵↑も無事に届いて、こっちで作ってたYNGの新境地『馬車』↓も完成!



20日には無事にオープニングをむかえた・・・あ〜よかった〜ホッ♡

この馬車っていうのは、下見に来た時に空港を一歩出た瞬間に浮かんだアイディア。
今回はいつもと違って、チープな手塗りの額に入ったドローイングが内部にかかってる。
ビルボードも幅4メートルを超えるものを描いた〜けど、けっこう楽だった。
キャンバスに描いた絵画的な絵とドローイングを巨大化したようなビルボード絵との対比がうまく展示できた。

小さい絵は3枚だけ展示したけど、広い空間でもまったく大丈夫に機能した。
杉戸に選んでもらったシャギャーン的な額縁で、さらに絵画的に見えたと思う。
つうか、半分はその『絵画的』ってやつを笑ってるんだけど・・・

やっぱ自由じゃなくちゃいかんのだ!

ここのギャラリーは展示室が大きいのと小さいの(と言ってもでかいけど)と2室。
小さいほうが絵画館で、大きい方が西部世界・・・

馬車小屋はこっちで作業場を借りて作ってたんだけど、そこがとっても広くて、
そこで見てた時は軽自動車みたいに小さく感じたんだけど、ギャラリーに持ってきたらでかい!

まぁ〜とにかく無事に始って、いがったYO〜面!

そうそう、トビー(スパイダーマン)がディカプリオを連れてきた!!!!!!
そして、僕は「友だちのレオ」と紹介されたのに、あのレオ様だと気付かなかった・・・
ちょっと太めでバイクでやってきたし・・・やっぱ、みんな映画の収録前にはビリーをやるんだね・・・
小山さんがデカプリオだよ〜!って言わなきゃ絶対(!)わかんなかったYO〜面!

それからジャック・ブラックはオープニング前日に来てくれた。ほんと、彼は映画のまんま。
さらにクリスティーナ・アギレラも赤ちゃん連れて来てくれたけど、僕は誰かわからんかった・・・(恥)
誰かとレオン・ラッセルのソング・フォー・ユーを歌ってた人だったのね。
僕が受付のカウンターにのっかて座ってたら、カウンターにまたがって座ってきて、
突然にマクドのハンバーガーを食べだしました・・・かなり腹減ったかんじで。

ドイツで同じ学校で学んだメアリーとも再会!
サン・ホセでの展覧会の時に泊めてもらったジェシカとも再会!
GIANT ROBOTのエリックとも再会!

僕以外のYNG仲間はみんなすでに旅立っていってしまい、ひとりで展覧会の余韻にひたってる・・・
が、たった今、みんなが日本に着いたとメールが・・・

なんと!飛行機会社のトラブルかなんかで
ファーストクラス

だったそうだ・・・

うぉぉぉぉぉ〜〜〜!


2008/11/05

執筆者: yn (5:20 am)
お小遣いのほとんどをレコード購入に使っていた頃、それでも欲しいものが全て買えるわけはなく、友だちと役割り分担しながらそれぞれに買って後で貸し借りしていた。
そんなわけで、膨大なレコードがカセットテープに録音されてある。

絵を描いて展覧会が出来るようになってからは、海外というか、好きな音楽の本場に行く機会も多くなり、カセットに録音されたものの原盤を探して中古レコード屋さんをのぞきまくっている。
もちろんCD化されたものを買ったりもしているのだけど、やっぱりレコードにはレコードの魅力があってどうしても欲しくなってしまうのだ。

ジャケットにしてみても、壁にかけて飾りたくなるものがたくさんある。
たとえばアル・アンダーソンのヴァンガードからのファースト(‘69?)のジャケなんか、ドイツの画家ゲルハルト・リヒターのようだし、クリス・スミザーのファーストの組ポートレイト写真もアートマニアの心をくすぐるはずだ。

美術を勉強するようになって、好きなジャケが好きな作家だったと気づくことはよくある。
本来レコードジャケットは肝心の音以外にもヴィジュアルアートとしての要素が大きく、聴覚と視覚のコラボレーションなのだ。
で、見ることに関して言えば、画集は図版が大きいほうがいいに決まってるわけで、ジャケはやっぱりCDよりレコードなんだよね。

好きな画家や絵をひとくくりにできないないように、好きなジャケも多種多様で、写真やイラスト、デザインと、それぞれにいいのがあって、それがまたいっぱいある・・・ので、集めちゃうんだよね〜。
そして、ジャケにコーヒーこぼしてしまって、それで音に影響はないんだけど、やっぱり買いなおしてしまったということもある(笑・・・)。
ま、それくらいジャケにはジャケの価値があるということなんだけど。


ヴィジュアルの話してるのに、こうして文書いてるってもどうかと思うので、まだ美術を勉強する前の10代の自分が、それでも美術作品と認識して心を奪われたレコードジャケットを紹介します。
・・・あ、当時部屋の壁に貼ってた『レコードのタカムラ』でもらった販売促進用の河村要助さん作のでっかいT.REXのB全ポスター!
おかあさん、僕の上京後、あれはどこにいってしまったのでしょう・・・
2008/11/02

執筆者: yn (4:40 am)
Googleが10周年記念とかで、2001年時点での検索ができるサービスをやってた。
それも10月一杯までだったみたいで、もう過去への旅路はできなくなってた・・・

けっこう面白かったのになぁ・・・


小さい絵を2枚、同時進行で描いてるけど、全然うまくいかない。
どうも下地の時点で色にこだわりすぎてる。
自分はイメージ重視のはずなんだけど、良い色を出したいとか思ってしまう。

イメージ自体はドローイングの方が絵の何倍もうまく表現される。
そして最近の絵は、いつもゴールが見えず中途半端っぽくなってしまう。

2001年といえば、横浜市美の個展だよな〜。
僕の10周年は2011年か・・・
また大きな展覧会があれば、絵を並べてじっくり観てみたい・・・
つうか、描かなきゃそれも出来ん!!!!!
2008/11/01

執筆者: yn (4:40 am)
ノーマン・シーフとか商業主義的だよな!  
    やっぱバリーだよ!


特にディランを撮ったやつはすごいよね!
ツアードキュメントとか、すごすぎてチビりそう。
最近の音楽雑誌見てても、こんな写真家っていないよ・・・
きどってるフォトグラファーはいっぱいいるけどね〜♪

ま、ディランっていう被写体もいいんだろうけど!
すごいよ・・・オリジナルのプリントが欲しい!!!!!



あ、リトルモアから出てる『真夜中』の最新号。
大竹昭子さんの『長島有里枝』とてもよかった。
長島有里枝の写真は、バリーに近い!
2008/11/01