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【茨城】北茨城市立総合と高萩協同 筑西市民と県西総合 『公立病院の再編・統合』2009年3月11日 県内の公立病院の医師不足解消や経営効率化などのため統合パターンなどを検討していた県は、「公立病院の再編・ネットワーク化構想」をまとめた。北茨城市立総合病院は県北医療センター高萩協同病院(高萩市)と、筑西市民病院は県西総合病院(桜川市)や民間病院と再編・統合を検討する必要性があるなどとしている。 構想では、北茨城市立総合病院は経営が著しく悪化し、医師不足による診療機能縮小で病床利用率も低迷。老朽化が進む病院建物を建て替える時には、病院の規模見直しとともに、県北医療センター高萩協同病院との再編・統合を検討する必要があるとする。 慢性的な医師不足で診療機能縮小や休止を余儀なくされている筑西市民病院も、筑西市と同市議会の協議結果を踏まえて経営形態を見直し、筑西・下妻保健医療圏に中核病院を構築するため、県西総合病院や民間病院との再編・統合も検討する必要があるとする。 県は四月以降、医師不足などが深刻な県北や県西地域で、地元市町村や病院、医師会、住民代表らとの協議の場を設置し、構想をたたき台に、再編など公立病院の在り方の検討に入る。 (伊東浩一)
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