オランダ南西部スヘフェニンゲン(Scheveningen)の港で、民族衣装姿で初物の酢漬けニシンを食べる女性たち(2008年6月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/ROBIN UTRECHT
【3月10日 AFP】子ども時代に「魚を食べれば頭が良くなるよ」と母親から言われてきた男性は多いが、やはりお母さんは正しかった。スウェーデンの研究チームが魚類を食べる頻度と知能指数(IQ)との関連性を示した研究結果が9日、小児医学誌「Acta Paediatrica」3月号に掲載されたのだ。
イエーテボリ(Gothenburg)のシャルグレンスカ大学病院(Sahlgrenska University Hospital)のKjell Toren教授らは2000年、スウェーデンの15歳男子3972人を対象に知能指数、言語能力、空間把握能力を測定。彼らが徴兵期の18歳を迎えた3年後、再び同じ項目を測定した。
その結果、3年後のIQは、15歳の時に少なくとも週1回、魚を食べていた男子では7%、魚を食べる頻度が週2回以上の男子では12%上昇していた。
魚は、認識能力の発達や脳機能に重要な役割を果たすオメガ3脂肪酸を直接摂取できる理想的な食物だ。妊娠時に魚を接種すると、胎児の知能発達が高まるとした研究結果も、複数発表されているほか、魚食は高齢者の認知能力衰退を遅らせることに有効だとする研究結果もある。(c)AFP
ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。
拡大して見られた人気写真ランキング。会員登録で拡大写真が見られます。登録は無料で簡単。