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明大ラグビー部・吉田義人監督…自分に厳しい姿勢

信頼のパス受け母校復活期す

吉田義人さん(クリックで拡大)

 1996年度を最後に大学王座から遠ざかっている明大ラグビー部の再建を託された吉田義人さん(40)。「自分を信じることや魂を奮い立たせることを選手たちに伝えたい。来季の目標はもちろん大学日本一です」と力強く宣言した。

 求道者のように、いつも難しい方の道を選択してきた。明大4年の時、主将としてチーム改革を断行し、猛練習で頂点に。卒業後は新興チームだった伊勢丹に入り、全国社会人大会でベスト8に進出。30歳をすぎてからフランスへ渡ってプロ選手となり、現役引退後は下部リーグの横河を率いてトップリーグ昇格に導いた。

 スピードと切れ味抜群のステップは多くの人々の記憶に残る。伝説となった87年の「雪の早明戦」に1年生で出場し、ライン外側に積み上がった雪の塊に突っ込むようなトライを挙げた。19歳で日本代表に選ばれ、89年のスコットランド戦では相手陣を一気に駆け抜ける独走トライ。世界の8強を初めて破る歴史的勝利に貢献した。

 ワールドカップ(W杯)には91年、95年と出場。日本代表としてテストマッチ出場数は30キャップを数える。世界選抜にも3度選ばれた。

 超満員の観客を前に数々の名場面の主役となり、ラグビー界きっての人気者になっても、自分に対しての厳しい姿勢は変わらなかった。「自分を信頼してパスしてくれたんだから、トライを決めるのが義務」とよく話していた。紫紺のジャージーの復活へ、信頼のパスが回ってきた。秋田県出身。

ZAKZAK 2009/03/06

(ラグビー 大学)

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