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WBC:日本にコールド負けを喫した理由(上)

勝敗よりも次の試合に備えるためか

 2対14。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場中の韓国代表が7日、日本に屈辱的な7回コールド負けを喫した。韓国野球が日本に比べてレベル面で劣るのは事実だ。しかしそれでも、このように惨敗するほど戦力が劣っていたわけではない。その理由は何か。

(1)日本の徹底した分析

 日本は韓国の先発・金広鉉(キム・グァンヒョン)を相手に1回と3分の1で7安打を浴びせて8点を奪い、早々と勝利を決めた。金広鉉の先発を予想して徹底した分析を行ったのは確かだ。初回からストレートは見送り、変化球に狙いを定めた。ストレートを得意とする金広鉉のスタイルを分析した上での戦略だ。2回にスリーランを放った村田は「チェンジアップを狙った。スライダーをカットし続けたので、金広鉉は投げる球がなくなったはずだ」と語る。その後も日本は7回までに本塁打1本を含む7安打の猛攻で6点を追加した。韓国は1回裏の金泰均(キム・テギュン)によるツーランで完封は免れた。

(2)日本のプライドを懸けた戦い

 日本代表の原監督は、点差が開き始めた5回以降も先発メンバーをほぼそのまま起用し続けた。第1回大会と昨年の北京五輪での韓国戦敗北を意識したのか、韓国の勢いを確実に押さえ込もうとしたのだ。イチローが8-2の大量リードの場面で2塁に盗塁したのもそのためだ。日本は大勝の直後も韓国に対する警戒を怠らなかった。原監督は「韓国に対する劣等感は消えていない」と語った。

東京=姜鎬哲(カン ・ホチョル)記者

【ニュース特集】第2回ワールド・ベースボール・クラシック

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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