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水沢と世田谷で苦労をしながら蓄えた10余年の思いが君の地元で実を結ぶならば、それは私にとっても大いなる喜びだ。奮闘と成功を祈りつつ、心からおめでとうと言いたい。 |
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小泉政権から安倍政権につづく6年間は、世界で最も豊かかつ平等と言われた戦後日本の「中流社会」を、そして安定と安全を誇ってきた日本社会を根底から覆そうとしています。格差は、所得・雇用・教育・福祉等のあらゆる面で拡大し、地域間・企業間・個人間のどれをとっても、もはや個人の努力ではどうしようもないほどにまで拡がってしまいました。
とりわけ農村地域の惨状は目を覆うばかりです。農政の失敗によって休耕地が拡がり、食料自給率も40%にまで落ち込むなか、政府は、新年度から大規模農家だけを対象とする補助金制度を導入しようとしています。そうした農業政策は、小規模農家を切り捨てるだけでなく、地方そのものを見捨てることになり、ひいては、日本人の心のふるさとでもある地域社会を崩壊へと導くことにもなりかねません。
この危機的な状況において、石川知裕君が、北海道11区に念願の議席を獲得したことは、民主党のみならず、地元の皆さんにとっても幸運な出来事といえるでしょう。2005年の衆院選、いわゆる「郵政選挙」では惜敗率 79% で苦杯をなめましたが、落選後一年半におよぶ地道な現場活動・調査活動は、彼を、人間として、また政治家として大きく成長させてくれたにちがいないからです。 |
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いうまでもなく、今年は政治決戦の年であります。4月の統一地方選で勢いをつけ、「平成の関ヶ原」といわれる7月の参院選では、是が非でも自公与党を過半数割れに追い込まなければなりません。そして、手の施しようがなくなる前にさまざまな「格差」に歯止めをかけ、政治・経済・社会の大転換を成し遂げなければなりません。
議席を得た石川君の活躍が、北海道における状況打開の一助になるのであれば、民主党としても、私としてもこんなに嬉しいことはありません。まだまだ若く未熟な青年ですが、皆さま方のご指導・ご声援によって、地元に根ざす大きな幹に育ててくださることを切にお願いする次第でございます。
民主党代表 小沢 一郎
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