岡山放送局

2009年3月10日 19時13分更新

高速に対抗しJRこだまを割引


JR西日本は高速道路で最大1000円で何キロでも利用できるようになるなどの大幅な料金割引が実施されるのに対抗するため、山陽新幹線の「こだま」の料金を最大で40%程度割り引くことになりました。

政府の経済対策で、土曜と日曜それに休日に地方の高速道路が最大1000円の料金で何キロでも利用出来るようになるなど、高速道路の料金の大幅な割引が今月下旬から実施されます。

これに対抗するため、JR西日本は競合する山陽新幹線の利用客をつなぎとめようと、大幅な割引を行うことになりました。
具体的には「こだま」の指定席の乗車券を含めた往復料金を片道の所要時間が3時間程度までの区間について最大で40%程度割り引きます。

たとえば通常1万1720円の新大阪と岡山の往復料金は41%(4840円)値下がりして6880円に、1万9900円の新大阪と広島の往復料金は40%(7980円)値下がりして、1万1920円になります。
また、6歳以上12歳未満の「こども」の料金は一律3000円とします。

この割引を受けるには乗車する前日までに2人分以上の切符を購入することが条件で、今月14日から6月30日まで実施されます。

JR西日本は「こだまの乗車率が低いことも考慮して大胆な割引を決めた。山陽新幹線としては過去最大規模の割引なので、家族連れなど多くの人に利用して欲しい」と話しています。