岡山放送局

2009年3月10日 19時13分更新

農業で障害者雇用を 組織設立


障害者が働く機会を増やそうと、農業の分野での雇用促進を目的とした全国で初めての組織が10日、岡山市で設立されました。

岡山障害者雇用促進ネットワークは、障害者の農業分野での雇用を促そうと、行政と障害者支援団体、それに農業関係者が設立したもので、10日、岡山市で初めての会合が開かれました。

はじめに、ネットワークの会長に就任した、障害者の雇用促進に取り組むNPOの代表は「農業の分野で雇用することで、障害者の自立支援と農業の担い手不足の解消を同時に図ることができる。みなさんと協力して取り組んでいきたい」とあいさつしました。

続いて、今後の活動として受け入れ先の農家の選定を進めることや、農家と障害者が情報交換するためのセミナーを開催することなどを決めました。

事務局を務める中国四国農政局によりますと、障害者の農業分野への雇用促進を目的とした組織は全国で初めてだということで、事務局では「今後は協力してくれる農家の開拓を進めながらひとりでも多くの障害者が仕事につけるよう支援していきたい」と話しています。