また真似か・・・!?

December
02
2008

 ALTIUM FSR2000は言うまでも無くWiNDyのスタンダードATXの代表格で、ALTIUMのフルアルミ設計思想を受け継ぐ機種です。現在HOSHINO INGでは、出来るだけ安価にCore i7対応のフルアルミケースを、ということでCPU、DDR3を中心としたマザー周辺の冷却性能を強化した改良バージョンの販売を行っていますね。このケースのポイントは、HDDホルダーを横型にして通風口(HDDピッチの拡大)を設定することで、前面吸気ファンから導入されたフレッシュエアの減衰率を抑え、HDD以降のマザー、CPU、PCIへのエア流速を確保して、スタンダードとしての冷却性能を確保しようという機構にあります。もちろん、他の機構もWiNDyの伝統うを受け継ぐもので、世界中探しても唯一無二のもののはず・・・。

 

 しかし、この業界まだこんなことするのか・・・と思わせるほど似ているケースを発見しました。記述によると国産ケースと言うことなので、国内メーカーが作っているらしい。けれど販売は某有名ライター様の携わる会社です(既知の方ですので名称は控えます)。

 

 今度お会いする機会があれば、事情をお聞きしてみたいですね。こういう露骨な製品は、最近では海外製品でもなかったですから。もちろん同社のブランドですから、「同社製品」と言うことなので。

 

 もう、こういうやり方は、そして特に日本国内ではこういうことをやってはいけないのではないか、と思います。まして、業界の中心に位置する方の企業が、これじゃ自作業界の将来は本当に暗くなってしまいますよ。「世界に誇る日本企業」であるなら、PCケースはオリジナリティをもっと重視してほしいな、と思います。過去に延々と繰り返されたことを、いまこの時期に継続するというのは・・・・。暗い気分ですね。情けないです。

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |