2009年 3月 9日 |
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坂出3人殺害公判再開 責任能力で対立
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坂出市で幼い姉妹と祖母が殺害された事件の裁判が約8カ月ぶりに高松地方裁判所で再開されました。争点となっている被告の責任能力をめぐり検察、弁護側の主張が対立しました。川崎政則被告(63)はおととし11月、坂出市林田町で義理の姉の三浦啓子さんとその孫の山下茜ちゃん、彩菜ちゃん姉妹を殺害し、遺体を坂出市内の資材置き場に埋めたとして殺人などの罪に問われています。去年7月の初公判で川崎被告が起訴事実を認めた後、裁判は精神鑑定などで中断されていました。再開された裁判の争点は川崎被告の責任能力の有無です。検察側は冒頭陳述で「犯行の約2カ月前から包丁を用意するなど準備を周到に進めてきた」として「完全な責任能力が認められる」と主張しました。これに対し、弁護側は「川崎被告には広汎性発達障害があり犯行を思いとどまることが困難だった」として心身耗弱を主張しました。また検察側は5月に迫った裁判員制度を強く意識し遺族の心情を読み上げる際に、法廷のモニターに幼い姉妹の生前の写真を25枚映し出し、川崎被告の残虐性を強調しました。裁判は4日間、集中審理を行い、判決は今月16日に言い渡されます。
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美作市が定額給付金申請書の受付開始
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岡山、香川のトップを切って定額給付金の申請書を発送した美作市で、9日から申請書の受け付けが始まりました。受付窓口が設けられたのは美作市役所と支所など市内の9カ所です。申請書の受け付けは原則、郵送ですが美作市では受給に必要な身分証明書などをコピーできる所が少ないことから今回、市役所と支所にコピー機を設置しました。受け付け開始と同時に住民が次々と訪れ、きょう1日で352人が申請に訪れました。また郵送では98通の申請書が届きました。美作市の支給対象者は約3万2600人で、振込の場合は、早ければ今月末に支給されるということです。
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岡山市の夜間金庫前で強盗事件
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8日夜遅く、岡山市の銀行の夜間金庫前で2人組の男が入金しようとしていた男性を襲い、現金15万円を奪う強盗事件がありました。犯人は現在も逃走中です。事件があったのは、岡山市西大寺中の中国銀行西大寺支店です。警察によりますと、きのう午後11時ごろ、近くのピザ販売店の店長、佐藤俊輔さん(29)が店の売上金を夜間金庫に預けようとしたところ、2人組の男がいきなり佐藤さんの頭を数回殴りました。そして、現金約15万円の入ったバッグを奪って西の方向へ走って逃げました。佐藤さんにケガはありませんでした。2人組は1人が身長170センチくらいで黒っぽい上下の服、もう一人は白っぽい上着を着ていて、ともに黒っぽいニット帽をかぶっていたということです。警察は強盗事件として2人組の行方を追っています。
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派遣切り・雇い止め無料相談
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突然の契約解除や雇い止めなど非正規労働者の相談に弁護士が無料で応じる電話相談が9日、全国一斉に設けられました。派遣切りが社会問題となっていることから日本弁護士連合会などが緊急に行っているもので岡山弁護士会でも4人の弁護士が交代で相談にあたっています。寄せられた相談では、「派遣元の会社に、新しい仕事を探してもらうよう要望はできるのか」や「雇用条件の明確な規約が提示されていない。雇用状況の改善を要望したい」といったものがありました。弁護士会では、ケースに合わせて窓口を紹介するなどアドバイスを行っていました。
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倉敷工業野球部 センバツ壮行式
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今月21日に開幕する春のセンバツ高校野球大会に出場する倉敷工業高校野球部の活躍を祈って壮行式が行われました。壮行式には在校生約460人などが参加。主催者から学校に選抜旗が手渡された後、甲子園でベンチ入りする18人のメンバーが一人一人紹介されました。そして、応援団が大会での活躍を祈ってエールを送りました。温かい声援を受けた野球部の頼宏樹主将は「支援してくださる皆さんの気持ちを忘れず1戦1戦を戦ってきます」とお礼の言葉を述べました。春のセンバツ高校野球大会は今月13日に組み合わせ抽選会があり、今月21日に甲子園で開幕。倉敷工業は18日に甲子園練習を行いいったん倉敷に帰り、19日に甲子園に向けて出発します。
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ホワイトデーに贈ろう高校生がスズラン販売
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「幸福・純愛」の花言葉を持つスズランをホワイトデーに贈ってもらおうと新見市の高校生が育てたスズランが9日、岡山市のデパートで販売されました。スズランの販売は新見高校が毎年、行っているもので生物生産科の生徒6人が約150鉢を販売しました。スズランは通常5月ごろ花を咲かせますが、3月14日のホワイトデーに白い可憐な花を咲かせるよう、温度管理の研究を重ね栽培されています。生徒たちはスズランの管理方法を書いた説明書と一緒に一鉢ずつ丁寧に手渡していました。また総合ビジネス科の生徒たちが企業と共同開発した「卵ごはん専用醤油」も販売され、初々しい販売員姿に訪れた人は足を止めて商品に見入っていました。
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