ブランド立ち上げの現場 〜beOrganic 〜
「オーガニック」への想いと実現に向けての一歩
「食」を通じて、人々の暮らしを豊かにしたい。「これからの食」を提案していきたい。それを実現するための「オーガニック」、そして「エコロジー」というテーマをSOZAIに取り入れていきたいという想いは、ずっと以前からロック・フィールド社内にあった。
今から20年以上前、ロック・フィールド社長の岩田は、カリフォルニアのバークレーでオーガニック料理の伝説的なレストラン「シェ・パニーズ」で、アリス・ウォーターズ氏の料理に出会う。当時、食の素材に対する考え方とこだわり、そして環境に対する考え方に共感した岩田は、その考え方を社内全体で共有し、日本に広げていきたいと考えていた。
しかし、その当時の日本にはオーガニックという価値観が浸透しておらず、ブランドを立ち上げるのはまだ早いと考えられた。
そこで、ロック・フィールドは2003年にカリフォルニアで「DELICA rf-1」という店舗を出店し、まずはロック・フィールドの海外ブランドとして、バークレーと日本の橋渡しをするブランドを立ち上げた。
しかし、その当時の日本にはオーガニックという価値観が浸透しておらず、ブランドを立ち上げるのはまだ早いと考えられた。
そこで、ロック・フィールドは2003年にカリフォルニアで「DELICA rf-1」という店舗を出店し、まずはロック・フィールドの海外ブランドとして、バークレーと日本の橋渡しをするブランドを立ち上げた。
パートナーシェフ、ジェニファーとの出逢い
海外ブランドとして立ち上げられた、カリフォルニアの「DELICA rf-1」。「beOrganic」のパートナーシェフであるジェニファーW. シャーマンと岩田との初めての出逢いは、この「DELICA rf-1」で2006年5月に行われた料理教室だった。
「DELICA rf-1」では、スタッフに対して毎月1回、ジェニファーの料理教室を行っており、岩田は偶然、タイミングが合って参加することになったのだ。
「DELICA rf-1」では、スタッフに対して毎月1回、ジェニファーの料理教室を行っており、岩田は偶然、タイミングが合って参加することになったのだ。
彼女の料理を口にした瞬間、岩田は、素材の味を生かしたシンプルで明確な味に驚いた。さらに彼女のレクチャーを聞くと、料理だけではなく、食に関する環境の問題や食育に対する考え方などにおいても、ロック・フィールドが持つ考えと共鳴し合う。岩田はその時に初めて、彼女がアリス・ウォーターズ氏のレストラン「シェ・パニーズ」で活躍していたシェフだったと知ったのだ。
ジェニファーを迎え、「beOrganic」のプロジェクトがスタート
そうして、プロジェクトにパートナーシェフとしてジェニファーを迎え、「オーガニック」、「エコロジー」、そしてそれを実現するために日本の生産者とのローカルな取り組みを形にする、ブランド構築がスタートした。