【エルサレム=吉武祐】イスラエル軍は4、5両日、パレスチナ自治区ガザを攻撃し、過激派組織・イスラム聖戦の幹部ら3人を殺害した。ほかに重傷1人を含む数人の負傷者が出たという。イスラエル放送などが伝えた。
ガザを支配するイスラム過激派ハマスとイスラエルが1月18日に「停戦」状態に入った後も、イスラエルはガザの密輸用トンネルの破壊などは続けてきたが、戦闘員を狙ったのは初めて。ガザ北部からイスラエル南部へのロケット弾攻撃が2月末から頻発したことへの報復とみられる。
イスラム聖戦側は声明で3人の死亡を確認し、イスラエル側が停戦を望んでいないことを示したとして、ロケット弾攻撃を激化させると宣言した。