支那は「嘘に対して寛容な社会」
紹介したい本が色々と溜まっているんだが、とりあえず読み終えたモノから書きます。まずは、先日、横浜での講演会を成功させた兵頭28号センセなんだが、またしても新刊を出されました。コレです。
予言 日支宗教戦争 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-03-09 |
現代の日本人に必要な倫理や、明治から混乱しっ放しの宗教の話は、シナ人の昔変わらぬ宗教観の考察とともに、いつかはしなければならぬと思ってきました。2008年の10月から11月にかけて騒がれた「田母神論文」をめぐる諸批評を聞くにつけても、ますます近代的倫理とは何かを正面から語る必要を痛感させられました。これを確保せずして「核武装」など、悪い冗談でしかないでしょう。これは日本人の沽券にかかわる問題です。<著者の言葉より>というわけで、いつもの軍事的な考察というより、むしろ日本人と中国人の哲学的というか、思想の根底を解き明かした本ですね。
ところで、軍事オタクという人たちがおりまして、やたら中国の軍事的な脅威を強調して、「だから日本も軍事力を増強しなければ」と結論付けるんだが、そもそも軍隊というのは、政治的な駆け引きの延長に存在するものであるわけだ。そうした点では、中国が怖いのは軍事的な能力ではなく、周辺国との対等な関係を作る事が出来ないという思想的な欠陥であり、絶え間なく続けられる政治的プロパガンダによって「嘘ついてでも自分が相手より上位に立とうとするセコさ」なわけだ。なので、日本が中国まで届く核ミサイルを持てばメデタシメデタシというような簡単なモノじゃないですよ、というのがおいらの結論でもあるんだが、そうした
嘘つき中国人のメンタリティについて、この本では書かれています。
一方でアメリカをはじめとする欧米というのは「契約」社会なので、とりあえず「約束」は守るわけです。まぁ、自分勝手なルールを押しつけるという部分はあるんだが、とりあえずルールは自分でも守るわけだ。で、いよいよルールを破りたくなると、ルールの方を変えますw そんな、「約束」を重んじる欧米に対して、日本は真珠湾攻撃というルール破りをしてしまった。その結果、日本はワルモノにされてしまったわけだ。コレには日本は「プロパガンダが下手だ」という弱点もあって、宣伝の上手な中国人にしてやられているわけです。で、以下、読みながら書いたメモ。
真珠湾攻撃はパリ不戦条約という「公的な約束」違反。結局、中国人の概念には「対等」というのが存在しないわけで、あくまでも相手との上下関係を探るわけだ。そのためには平気で嘘もつくし、約束も破る。なので、中国人の正しい扱い方は「みんな殺して河に放り込む」しかないんだが、今どきそんな野蛮な事はロシア人しか出来ないわけで、なかなか厄介です。しかも、アメリカという国は中国を隣人としてつき合った事がないので、そんな中国人の正体をよく知らない。なので、日本は、アメリカの手助けなしに中国とつき合わなきゃならないんだが、ここは中国人の得意な上下関係のレトリックに巻き込まれると損するわけで、相手を一応は対等なパートナーとして扱ってくれるアメリカを相手にするようなわけには行かない。中国を相手にするには、軍事力よりも、くれぐれも「腐敗力」に注意、という結論に尽きるんだが、まぁ、詳しくは読んでみてください。
欧米人は「公的な約束」を破ることを恥だと考える。日本人はその点、支那文明の影響もあって、たまに約束を平気で破る。
支那文明は「嘘に対して寛容な社会」である。
欧米語と漢字と、言語のそもそもの成り立ちが違う。
中華文明では、「上下の関係が守られてはじめて社会が安定する」と考える。
欧米文明では「契約(約束)が守られてはじめて社会が安定する」と考える。
中国は、軍事力ではなく、腐敗力で周辺国を侵略してくる。アメリカは隣人ではないので、それに気がついていない。
他には、
老子の兵法とか、在宅ロビー活動をやっている加藤健氏のインタビューとかあります。在宅ロビー活動というのは、中国の人権侵害なんぞに対して、イギリスやらフランスやらカナダやらの政治家に、せっせと郵便やメールを送ってアピールする手法ですね。最近、二階堂.comなんぞでも取りあげられてます。実は、けっこう効果があるそうで、日本の政治家にも効果的ですね。ちなみに日本の政治家は
プリントアウトされたモノしか存在しないと思っているので、メールよりFAXの方が効果的です。送られたFAXの厚さが勝負、みたいなところがあります。
欧米のような肉食獣と、支那のような爬虫類みたいなのと渡り合わなきゃならないなんて、日本は辛いですねw
よく日本に哲学や宗教がないという人がいますが、そんなものを大事にしてたら、あっという間に飲み込まれてしまったのかもしれません。
大事なのは日本イズムですね。
そこを根底にしないと、どこの国が覇権を持とうにも対応できませんから
投稿 とりあえず | 2009/03/09 03:47
日本は日本独自の考え方がありながら、文化思想は中国から輸入してた。道教・仏教・儒教・諸子百家と。
中共は建国時にそんな数千年の歴史を捨てて破壊して、新しい人類支配システムを作り上げたと勘違いしていて、今でもそこが政権にある。
ところが現代、『中華4000年の』とか年毎に1000年増えてく歴史を盾にする。
そういう上っ面の口先だけの歴史は、輸入国の歴史文化保存博物館になってる日本の方がピュアに残ってる。中国は大スペクタクルの歴史で、人類史に残る発見発明文明を北方騎馬民族と競って歴史の過去の遺物として塗り固めて地層を作ってる。
そこをわざと故事成語・兵法でチクチクしてやるのは日本にしかできない事。そうして本来矛盾する中共と中華思想をわざと切り離し浮き立たせて21世紀に合わない野蛮さだと喧伝する。
お前ら中華の子孫じゃないじゃないかと。お前ら社会主義意識などないじゃないかと。
周囲300度(半島除く)の国は日本に味方すると思う。
ただ、「人類ってその程度なんだよ」って開き直られると考え込む。
投稿 K | 2009/03/09 04:49
日本は世界の国々に物を売ったりカネを貸したりして収入を得ていて、その規模は世界でもトップクラスゆえに超大国なのですが、売ったものの代金や貸したカネの配当を得るためには、相手が踏み倒さずに支払うように回収手段を確保する必要があります。
街金と客の場合は怖いお兄さんだったり、銀行と客との関係は民事執行法だったりしますが、国と国との間で執行力を担保しているのは最終的にはその国の軍事力です。正義とは軍事力のことです。
戦後日本は対外的な軍事力を保有せず米国の軍事力を賃借して対外資産も増やしてきました。もしも田中宇さんが言われるように本当に米国が凋落するなら、対外資産の回収手段を失った日本も同様に凋落します。いまある資産も債権もしおしおのパーになります。
それはやだもん、日本は米と共に墜ちたくないもんってことならば、米に代わる「回収力」の提供を受けるか、もしくは自力で持つかどちらかを検討する必要があります。
さて、核保有国の核弾頭保有数を見てみて下さい。
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/abm/qa/heiwa_j/map1.html
中国には日本の債権を取り立てるほどの軍事力はないので頼りにできません。
ここで近年核保有国として事実上米国が承認したインドの保有する核実験データと日本の保有する核資源+核技術があれば日本は核実験をせずに核兵器が持てることになります。また、インドの計算能力と日本の製造能力は世界でも傑出しています。
それゆえに日印の友好を喜ぶ核保有国はありません、この地図が塗り変わってしまいます。日本国内でインドのことはほとんど報じられませんが中国のことは積極的にメディアが伝えるのも、同じ理由からでしょう。
日本とインドが合計で中国と同数以上の核を保有すれば中国は相対的な地位をかなり下げてしまいます。日印関係の強化に積極的な安倍元や麻生が叩かれるのはこういったことが背景にあるのです。
たから、にぽんはちゅごくとなかよくしなさい、いんとぢんはかすあるよ、わかたあるね?
投稿 陳コメンテーター | 2009/03/09 04:58
嘘つきは泥棒の始まり
泥棒は強盗の始まり
強盗は殺人の始まり
殺人は皆殺し侵略の始まり
中国は泥棒の発祥地?
投稿 FT | 2009/03/09 05:19
支那と同盟組んでも騙されて捨てられるだけ。日本は支那包囲網を築けばよいでしょう。アメリカ?もうイラネ。
野次馬さんの支那との同盟と言いながら、支那を蹴落とすコラムは尊敬します。能天気な日本人もこのくらい支那人を手玉に取らないと、早々に日本は支那人に乗っ取られますな。
投稿 ドグマ | 2009/03/09 05:32
殺すより奪うが良い
奪うより盗むがよい
盗むより騙すがよい
とはチャーチルのお言葉。
日本の政治家が印刷物志向なのは確か。
コイズミもブログを印刷して、官邸にFAXすると言ってたw
ってか、アドレス教えるだけじゃんwみたいな。
投稿 kacchan | 2009/03/09 06:20
そもそもシナには、つい最近まで国境という概念は
ありませんでしたからね。 「シナ=全世界」
世界の中心には中華皇帝治める帝国があって、
そのシナ中心部から遠ざかる程、由緒正しい漢民族から離れた
蛮族の血が濃くなる ・・・。 それでもそこはシナの辺境、一部。
故に、領土・領海問題で揉めるのは、シナにしてみれば
「そもそも世界はオイラのものだぞ!」なんて深層心理が
あるのかもしれませんね。
>中国が怖いのは軍事的な能力ではなく、周辺国との対等な
>関係を作る事が出来ないという思想的な欠陥
まさに、その通りですね。
資源確保のためには、アフリカの指導者に平気で頭下げて
媚へつらうのにね(爆 w
シナは国威発揚のため、対外的威信を高めるのためには
国民生活に犠牲を強いることも、また国民もそれを受け入れる
ことでしょう。 プライドだけで生きていける連中です。
因みに、シナの場合は国家レヴェルでの上下関係これですが、
人間レヴェルでアレなのが、あの半島の住人なんですね。
投稿 馬小屋 | 2009/03/09 09:02
「巧言令色少なし仁」というのもありますねw
投稿 歴史はおもしろい | 2009/03/09 09:13
大丈夫、日本はもう十分腐敗してるから。
郵政 防衛 銀行疑獄でね。
中国人関係なくネ、むしろアメリカ関連ね。
まあ、世界中見渡しても
どこでも金融という錬金術で腐敗してて
それでそこらじゅうで大事になってるみたいだけどね。
投稿 あだよ。 | 2009/03/09 09:44
大陸に水爆を数十発打ち込んでやればすべては解決します
投稿 gogogi | 2009/03/09 10:02
>gogogi
10年以上前に、「ブレンパワード」って富野アニメがありましてな。
核ミサイルが数十発、中国に落ちたときの通信で、
「我が国の人口問題の解決を手伝ってくれて感謝する」って
通信が来たシーンがあったなぁ。
公式な意思表明じゃなくて裏から本音を伝えたんだと思うけど
投稿 中将 | 2009/03/09 13:44
中国とは関係ないんですが、今日の朝日の朝刊にケケ中インタビューが載ってまして、「私はアメリカかぶれじゃないですから」って言ってました。
投稿 オリーブ | 2009/03/09 20:08
NHKの”お姉さん”が奇麗でした。積雲のすぐ右前方のお方の目元は、西郷隆盛(の想像圖)のものに似てゐるやうに感じられました。
投稿 積雲 | 2009/03/09 21:45
>「私はアメリカかぶれじゃないですから」
アメリカナイズ??w
投稿 deadman | 2009/03/09 22:07
今朝新聞を読んだらコラムに
「中国毛沢東主義共産党」なる新政党が中国で結成される動きがあるという話が載ってました。
共産革命をおかわりするのか、はたまた潰されないためのカモフラージュか?
投稿 センターマン | 2009/03/09 22:13