2009年3月6日(金)
現実
このブログの主題は２００９年１月２９日の【花風社 浅見淳子】にあります。お仲間に是非こんな話があると電話を入れて下さい。
「ニキリンコ」「泉流星」「花風社 浅見淳子」については、１０年前から変だ、注意しろと呼びかけてきた。
それは、とかく独りよがりの自閉症療法が続いて来た現実を見て、警告を発して居たわけだ。
私１人、小さな声が次第に大きくなることを期待していたが、現実には小さい声は小さいままだった。
そして、現実は此処まで来ているらしい。ある自閉症の親の記述である。
・・・・ですから、私や周囲の人間がそうだったように、保護者や教師が、ニキさんの本やティーチ関連の本を妄信的に信じて、そばにいる当事者を無視して、安易にあてはめることに危険を感じています。
「ニキさんの本は、自閉症のバイブルだ。」「このティーチの本はいいよ。」などと話題になったのは事実ですし、「お子さんとは違うかもしれないけど」「お子さんには合わないかもしれないけど」と警告することなく、これらの本を薦めた保護者や医療・療育・学校関係者は多かったですから・・・
（中略）
ちょうど、私と同じように頑張った数人の保護者は皆、後悔を口にしています。
あるお母さんなんかは、積極的に学校関係者へお話をしにいっています。
彼女のお子さんは、私の息子よりもお話ができて、一人で買い物に行ったり、バスに乗れるほどのスキルを身につけました。その様子は、無理強いしているという感じではなく、写真の手順表を用意したり、ごほうびを用意したりして、本人も納得して取り組んでいたように見えていました。学校でも先生に「今日も嫌がらずに頑張っていました。」と褒められていました。
ところが、中学生になって大爆発をしました。「バスの練習したくなかった〜！」「学校、嫌だった〜！」と言い続けながら、家中の家具を壊し、破壊行為が止まらなくなったそうです。小学校時代の大人しい彼からは想像できないような変貌ぶりです。今は、フラッシュバックするたびに大暴れして、学校にも行けていません。「学校・・」と聞くだけで暴れるからです。彼は今、精神科にかかっています。「まさか、うちの子がこんな風になるなんて思わなかった。」と、後悔されています。
これを読んだとき、あまりの無力感に、「もうこんなブログ止めようかな」と本当に思った。
こういう事態を未然に防ぐために一生懸命書いて、それだけではない。
各メディアに一生懸命投書もしてきた。しかし、全く何処も取り上げない。それどころか、ＮＨＫのハートネットなどでは、私の記事を削除。以降一切私の名前では取り上げられない。
事前検閲ってやつだね。
そりゃそうだ。相手の「浅見淳子」は自閉症協会の運営委員だ。ＮＨＫ教育のハートネットも自由自在か？
こう書くと、私の方が「統合失調症」の「妄想」と言うことになるらしい。
それも止む無し、そう思う人も思わない人もリンクの最後の行をポチットね。
やはり、本は本で目の前の子供は子供です。
けれども、毎日子育ての難しさに直面していると、書籍や専門家と言われる人のアドバイスに惑わされそうになることもあります。
周囲は何かとせかすし、日々の対応に疲れてしまうんですよね。
書籍や専門家の言葉のフィルター越しに子供を見ることで、子ども自身が発する情報をそのままに受け取れなくなることは危険だと考えます。
ニキリンコさんの書籍はわかりやすいだけに、子供の行動をわかりやすい型にはめて解釈してしまう可能性はあると思います。
ティーチは私も一部取り入れていますし、どの療育法も否定はしませんが、目の前の子供の様子をよく観察しながら慎重に行うべき、と考えます。
今までに何人か息子について決め付けたようなことを言う医師や心理士、療育関係者に出会いましたが、悪寒が走りましたね。
あれはやめてほしいです。
と思うのは、自分がフラッシュバックを起こすからかもしれませんが。
精一杯頑張っていてもそれが「普通」になり「もっと」と
周囲に期待されると終わりがないような感じになりますよね。
どんなに経験を積んでも、その子供をみるのは誰もがはじめて
であるという事を考えていった方がいいと思います。
荒れてしまったお子さん、可哀想だなと思って投稿しました。
ある養護関係の方とお話する機会がありましたが、「障がいを持つ人が「健常者」のように生活できるようになるためには、沢山の階段を上らなければならない。しかし、健常者が一歩で上れてしまう階段の高さは、障がい者にとっては１００歩にあたいする。その登り方、方法もそれぞれであって、手法を押しつけても転げ落ちてしまう」と仰っていた。
結局、教育もそうだが一義的な方法の押しつけは歪みを生じると思いますが・・・・家族にとっては「蜘蛛の糸」であるのも事実である。
息子が診断を受けて7ヶ月。ただいま猛勉強中です。
うちの息子は、学校適応も、友人関係も、勉強面も比較的良好です。
しかし、将来には不安がいっぱいです。
というのも、今回のテーマ、最近、私が一番引っ掛かっていることだからです。
つまり、
��SSTも通り一辺倒になるなら、それは定型者生活形態の単なる押し付けに過ぎないこと。
�△修靴橡椰佑琉佞砲茲蕕才燭┐蕕譴織好�ルで、当人が本当に幸せになるのかという疑問。
��しかしながら、スキルなしで生活していくには余りに苦難が予想されること。
・・・では、どうしたらいいんだと！？
早期療育が叫ばれるように、「社会的スキルも早く身に付けたほうがいい」とどこにも書いてあるが、
であるならば、５〜６歳のいわゆる「ものごころ」の付く前の教育となるわけで、
当然、当人の意思を確認しようもありません。(つづく)
ものごころ付く前だから、比較的苦労なく身に着けていけるのか？
それとも、意に反して与えられたスキルに、いずれ反発する時期を迎えてしまうのか？
何が正しいのかいつまでたっても先は暗闇です。
表題の親子のように、「無理強いでなく、ちゃんと手順も示し、周囲も良く褒め、当人も納得づくであったように見えている」この状況ですら荒れてしまうなら、どうすれば良いのだろうかと
皆さんのおっしゃることも漠然と分かるのですが、では私たちは親としてどう接したらよいのでしょうか？ご教授ください。
過剰な省略御免。
我が家では、膨大な時間と、膨大な金額を使って、うちの中の家具やなにやかにやを、色々試して、結局、保存ボトルは透明の入れ物で一目で分かる様になった。
これは、ティーチと言うべきモノだと私は考えているが、２５年掛かってこの程度の発見だけだな。
guinさん
よこはま発達クリニックの医師である内山先生の著書「本当のTEACCH-自分が自分であるために」はすでにお読みでしょうか。
最近読んだのですが、日本に導入され広められているティーチは、本当のTEACCHとはかなり違うと感じました。
簡単に言うと、日本のティーチは社会の現状に適応しやすいよう子供を矯正することに主眼が置かれている「家庭・学校・社会中心」であるのに対し、
本当のTEACCHは、より楽に学校や社会に参加するための「子供のニーズ」に主眼が置かれており、
必然的に子供ひとりひとりにプログラムをカスタマイズしているそうです。
両者は見た目は同じような手法を実践しているかのようで、実は根本的なフィロソフィー（理念）からして異なる事を理解しました。
きちんと身につければ将来は子供が自分で工夫出来るようになる可能性がある。
それが本当のTEACCHであると考えます。
まだ読まれていないようでしたら、おすすめします。
グイン（これは大切別の機会に詳しく）
自閉症の子供たちのタチが悪いところは、意志が無いところはいいんだけど、「記憶」が残り続けるところなんだな。
ニキリンコや泉流星は記憶が弱くて脳天気でいいんだけど、私が知る、本当の当事者は皆「記憶」の良さ、記憶で残っているが故に、ずっと苦しみ続ける所に問題があるんだな。
この辺は誰も解決していない問題だからこそ、成長した当事者と、現在日々成長している子供たちの情報を相互に利用できれば良いと考えるんだが、
すぐ「ニキリンコ」「泉流星」大好き一派が、「ニキさんはこう言っています」とじゃまをして来るんだな。
だって、あいつらは、記憶の弱い脳天気派だから、私達とは別種なんだ。あっち行け。ここに来るな。電話に出ろ。
笛さん
早速「本当のＴＥＡＣＣＨ」注文しました。発達障害関連の本はたくさんでていますが、なかなか参考になるものが少なくて（著者に失礼ですが）読んでますます理解が遠くなったと思うものもありました。本が届くのが楽しみです。
chipさん
「記憶」が残り続けるが問題、本当にそうですね。
私の感じるニキさん本への違和感もそこにあると思います。
専門家の先生達はこういう意見をなんで素通りしてしまうのでしょうか？不思議でなりません。
それは俺が 「ニセアスペ」 だからだ。 そうだ。俺はアスペなんかじゃない。 アスペルガー症候群だ。
アスペとアスペルガー症候群とはどう違うの？
guinさんへ
後に爆発するような不快感は、されたときも不快だったのではないでしょうか。
ティーチでもＳＳＴでも、大切なのは子供をよく観察することではないかと思います。
言葉やしぐさでなかなか訴えてきませんが、その子その子に快不快のサインがあります。
よくよく見ていれば、「ちょっとがんばれそう」や「もう限界」のサインも発見できると思います。
身体に触れば、緊張しているのか緩んでいるのかもわかります。
夏休みなどストレスの少ない時と比較すると、よりはっきりすると思います。
どんな療育法を使っても、子供のサインを知っていれば、限度を超えた負荷をかけなくてすみます。
また、スケジュールを提示すると同時に、それを拒否する方法も提示しなくては、命令になります。
それが一方通行のものであれば、ご褒美さえ強制になる可能性があります。
guinさんへ
私の場合、絵カードの提示は『親の要望』と考え、不快を示せばすぐにはがします。
はがしていいのだと知れば、息子の方がはがしたいものをはがし、貼りたいものを貼り、自分の要望を伝えてきます。
そこから２、３交渉して、２人でスケジュールを決めます。
(それで親の意にそわない部分があっても、今の息子にできるのはここまでなのだと考えます。)
社会的スキルは人との間にできるものですから、まずguinさんが１人目になってあげればよいのだと思います。
親と意思の疎通や交渉ができるようになれば、それを基礎に広がっていくのではないかと、個人的には考えます。
それが何よりのトレーニングではないかと。
皆さん、沢山のコメントありがとうございます。
皆さんのおっしゃることは半分分かりますが、半分は分かりません・・・というか、実感するのに時間がかかりそうです。（でも時間をかけても実感したいです。）
でも、少なくとも私が求めていた回答に近いものだということは確信しています。
笛さん
早速注文しました。
過去に私が読んだ発達障碍関係の本で、１冊だけその一節に号泣したものがあります。それがよこはま発達クリニック勤務の吉田友子医師のものなのですが、そのあとがきに内山先生のことが書かれていました。
この方達が大切にされているものを、僕もつかみたいと思いました。本をこころ待ちにしています。
Ｃｈｉｐさん
「フラッシュによる苦しみ」・・うちの子にもあります。うちの子の場合、物事の因果関係をつかむ力が弱いだけに（WISC�靴稜枸鵑盒貅蝓法⊆�囲の善意すらくみ取れずに、余計に悲しんでいたり、悔しがっていたりします。
そんな時、僕には状況を説明してあげて、息子の気持ちをほぐしてあげるくらいしか、今はできません。
卵畑さん
妻は、させたいことを白紙のシールに書いてペタペテあちこちに貼っていますが、どうみてもちっとも効果は上がっていません。
ご指摘通りなら、当たり前の結果ですね。
方法論は正しくとも、本質がつかめていなければ、駄策に過ぎないのでしょうね。
笛さんの本を読ませていただいたあとで、もう一度卵畑さんのコメントを読み返して、より実感したいと思っています。ありがとうございました。
アスペは自己診断で、なったつもりになっている連中。及びアスペサポーターズの連中。
アスペ＝自己診断でなったつもり
なるほど。それはわかりやすい。
せめてウェクスラーぐらい受けてくればいいのにな。
コメント