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石原産業:40年以上、海にアンモニア放出

 猛毒ガス「ホスゲン」の無届け製造を公表した大手化学メーカー「石原産業」の四日市工場(三重県四日市市)が毒劇物取締法に違反して行っていた劇物のアンモニアガスの伊勢湾への放出が、今年3月中旬まで40年以上にわたって続いていたことが三重県などの調べで分かった。

 アンモニアガスは、主力製品である酸化チタン製造などに使う液化アンモニアを運搬船から工場内に搬入する際に発生する。船が接岸する桟橋から約300メートルのパイプで工場内のタンクに送られるが搬入後パイプの中に気化したアンモニアガスが残るため、工場内から窒素ガスを送り、伊勢湾に放出していた。液化アンモニアは月3~4回(計300~400トン)搬入され、放出量は1回当たり1~2キロという。【田中功一】

毎日新聞 2008年5月23日 東京朝刊

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