WBC:日本、韓国に零封負け 投手陣の好投報われず

2009年3月9日 20時25分 更新:3月9日 22時24分

【日本・韓国】四回表韓国1死一、二塁、金泰均の左前適時打で先制され、苦笑いの岩隈=東京ドームで2009年3月9日、馬場理沙撮影
【日本・韓国】四回表韓国1死一、二塁、金泰均の左前適時打で先制され、苦笑いの岩隈=東京ドームで2009年3月9日、馬場理沙撮影

 9日、東京ドームで行われた第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のA組1位決定戦で、日本は韓国に敗れ、A組2位で2次ラウンドに進むことになった。

 日本は、7日の韓国戦で2本塁打を含む14安打14得点と爆発した打線が、韓国投手陣の前に沈黙し、散発6安打に抑え込まれた。特に中軸の村田、稲葉に好機で一打が出なかったのが痛かった。

 投手陣は岩隈が四球絡みで失点したものの、計6投手の継投で韓国打線を4安打1点に抑えたが、報われなかった。

 ○韓国1-0日本●

 日本が投手戦で競り負けた。先発の岩隈は三回まで3人ずつで抑える上々の立ち上がりを見せたが、四回、先頭打者への不用意な四球をきっかけに一、二塁のピンチを招き、金泰均に三塁線を抜く決勝適時打を浴びた。打線は韓国を上回る6安打を放ったが、四回1死三塁で村田、稲葉が凡退、八回の2死二塁では青木が凡退と、好機で中軸に決定打が出なかった。 

 ▽日本・原監督 これが野球ですね。相手投手にいいところへ投げられたら、なかなか打てないということ。ただ、今日の負けがさらにチームの団結力を深めたと思う。

 ▽韓国・金寅植監督 アジアラウンドでの1位と2位に大きな意味はない。いい経験が出来たと思う。アメリカに行って選手と一丸となって頑張る。  

 ▽日本・岩隈 立ち上がりから調子が良く、粘れた部分はあったが、(失点した四回の)先頭打者への四球だけが悔やまれます。 

 ▽韓国・金泰均 (決勝打を放つ)最初の日本戦で負けて落ち込んだが、勝ってよかった。日本の投手の内角攻めを意識した結果、適時打が出た。走塁プレーがうまくいかなかったが、いい流れで勝てたことを自信にしてアメリカで頑張る。

 ○…前回の韓国戦で5打数3安打と復調したイチローが、八回に中前打を放ってチームを鼓舞した。八回からマウンドに上がった韓国3番手は、昨年の北京五輪決勝のキューバ戦で先発勝利した左腕・柳賢振。カウント1-3から150キロの速球を中前にはじき返し、降板に追い込んだ。エース級投手を中継ぎにつぎ込み、勝利への執念を見せる韓国に対し、間単には引き下がらない。最初の3打席は内野ゴロに終わり、周囲を心配させたが、そんな雑音も結果で振り払った。

 ○…日本の3番に座る青木が3試合連続安打。先発の奉重根にこそタイミングをずらされたが、六回、代わったばかりの2番手・鄭現旭の高めに浮いたフォークをバットに乗せて右前へ。試合前、「ボールの見極めが大切」と語っていたように、高い適応力を示す技ありの一打を放った。大会直前の強化試合では1番での起用だったが、イチローの打撃不振を受けて大会では3番へ。重圧の中でも、「与えられた仕事をやるだけ」と平常心を崩さず、巧打者らしさを存分に発揮している。

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