2009年3月9日12時14分
一時交際していた女性宅に押しかけ、生活保護受給を辞退するよう迫ったなどとして、広島県警は9日、広島市南区丹那新町、同市中区役所生活課主査垣野内紀之容疑者(42)を強要未遂容疑で逮捕したと発表した。容疑を認めているという。
県警によると、垣野内容疑者は昨年9月下旬、一時交際していた生活保護受給者の同市中区の女性(30)に再び交際するよう求めて女性宅に押しかけた。「居留守を使わないで下さい。早く開けなさい」などと怒鳴ったが、女性が面会を拒んだため、「生活保護辞退届」と書いた自作の文書を郵便受けに投函(とうかん)して脅し、生活保護を辞退させようとした疑いが持たれている。
垣野内容疑者は県警の調べに対し、「交際を続けようと思って辞退届を投函した」と供述しているという。同容疑者は女性のケースワーカーも務めていた。