違法献金:漆間官房副長官が釈明 「自民波及せず」発言で

2009年3月9日 11時37分 更新:3月9日 12時14分

参院予算委で記者懇談での自らの発言についての民主・鈴木寛氏の質問に答える漆間巌官房副長官=国会内で2009年3月9日午前10時31分、藤井太郎撮影
参院予算委で記者懇談での自らの発言についての民主・鈴木寛氏の質問に答える漆間巌官房副長官=国会内で2009年3月9日午前10時31分、藤井太郎撮影

 漆間巌官房副長官(63)は9日午前の参院予算委員会に出席し、西松建設の違法献金事件について「自民党議員には波及しない」と発言した問題について「検察捜査の中立性、公平性を否定するような発言をしていない。真意が伝わらない形で報道され、まことに申し訳ない」と釈明した。そのうえで「私も記者もメモ、録音をしないルールだ。記者がどう理解したかを私から申し上げることはできない」と述べた。鈴木寛氏(民主)への答弁。

 麻生太郎首相は「オフレコの懇談の内容が誤って報じられている」と説明した。

 漆間氏は「一般論として話した。検察の捜査の行方についてコメントする立場にないとも言ったので、問題になる発言ではないと思っていた」との認識を示し、「私が警察出身者なので誤解して受け取られた」と述べた。

 漆間氏の出席は、同委員会直前の理事会で野党側の要求を受けて決まった。

 一方、河村建夫官房長官は記者会見で漆間氏の進退について「今そういう問題ではないと認識している」と述べた。【三沢耕平】

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