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住民投票:銚子市長リコール是非巡り告示 病院診療休止で

 千葉県銚子市の市立総合病院の診療休止問題を巡り、岡野俊昭市長(62)の解職請求(リコール)の是非を問う住民投票が9日、告示された。投開票は千葉県知事選と同じ29日。有効投票数の過半数の賛成で市長の失職が決まり、50日以内の市長選となる。岡野市長は失職した場合も出直し市長選に出馬する意向を表明している。

 岡野市長は06年7月の市長選で「病院存続」を公約に初当選したが、財政難と医師不足を理由に昨年9月末で診療休止に踏み切った。これに反発した市民が「何とかしよう銚子市政・市民の会」(茂木薫代表)を結成し、「病院休止は公約違反」としてリコール運動を展開。解職請求に必要な有権者数の3分の1(2万229人)を超える2万3405人分の有効署名を集め、先月6日、解職の本請求が成立した。

 市選管は9日、市内30の投票所周辺に市民の会の本請求理由書と市長の弁明書を張り出した。岡野市長は「病院休止は苦渋の決断。リコールは市の将来にプラスになることはない。冷静な判断で投票してください」とのコメントを出した。

 2日現在の有権者数は6万501人。【新沼章】

毎日新聞 2009年3月9日 11時44分(最終更新 3月9日 12時33分)

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