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李大統領、為替安定に向け日本の協力に期待

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は7日、訪問先のインドネシアで、最近のウォン安進行について、「政府には(為替レート)を根本的に安定させられる要素がある」と述べた上で、為替相場の安定に向けた日本の協力に期待感を示した。

 李大統領はジャカルタ市内のホテルで同行する財界関係者と朝食会を開き、「韓中日関係がこれまでよりも役立つ対話チャンネルになっている。日本も過去の通貨危機で困難を経験しているため、今回は日本が先頭に立ち、(韓国の為替市場安定に)協力してくれるだろう」と指摘した。

 企画財政部の関係者は「李大統領の為替相場に関する言及は、韓日通貨スワップを含む為替市場安定プランを多角的に進めることを意味している」と説明した。

 韓国銀行は現在、日本銀行と結んだ300億ドル(約2兆9400億円)規模の韓日通貨スワップ協定を4月末の期限切れから少なくとも半年延長する方向で協議を進めているという。先月には韓日金融協力セミナーで韓日通貨スワップの規模を2倍の600億ドル(約5兆8800億円)に拡充する案も示されている。

 韓国政府はアジア共同ファンドの規模拡大にも早急に取り組む方針だ。

金栄慎(キム・ヨンジン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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