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韓国ブランドのパリ進出相次ぐ(下)

 LGファッションも2008年11月、フランスから韓国に進出したアウトドアブランド「ラフマ」の国内生産製品をフランスに逆輸出することに成功した。ラフマは1930年にフランスでスタートしたアウトドアブランド。LGファッションは2005年にラフマの製品を発売し、製品のデザインと生産、販売を行っている。LGファッションの具本杰(ク・ボンゴル)社長は「海外衣料ライセンスブランドが本国に逆輸出されるのは異例。特にラフマがライセンス契約で進出している世界45カ国のうちフランス本社に逆輸出するのは韓国が初めて」と語った。これらの製品は主に、世界有名アウトドアブランドが密集しているフランス・モンブランのシャモニー地域の売り場とパリの売り場で販売されている。

◆オリジナルブランドもパリを掌握

 オリジナルブランドもパリ進出に成功している。1997年に第一歩を踏み出したアモーレ・パシフィックの「ロリータ・レンピカ」は、香水の本場であるパリでの販売で上位につけている。シャンゼリゼ通りの化粧品専門店、セフォラのジャン・ドゥレブ・ブランドマネージャーは「ロリータ・レンピカがどこから来たのか分からない『神秘的なブランド』ということに熱狂しているみたいだ。神秘主義戦略と独特の製品デザイン、マーケティングが絶妙にマッチした」と語った。

 おかげで昨年アモーレ・パシフィックのフランスでの売り上げは前年比で27%増加し、シェアも2.1%増加した。韓国のデザイナーのパリ進出も相次いでいる。2006年1月、紳士服「ソリッドオムム」のデザイナーブランド「ウ・ヨンミ」がフランスのボン・マルシェ百貨店に入店した。韓国の衣料ブランドがパリの百貨店に入店したのは初めてのケースだ。ボン・マルシェは高級品を好む地元フランス人に人気の高い百貨店だ。

パリ=キム・ヒョンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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