5日、日本の華字紙「中文導報」は、中国人留学生が行った調査をもとに日本で働く中国人社員が抱える悩みについて取り上げた。資料写真。

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「差別・無理解」中国人社員6割以上に悩み、長年改善されず―日本
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2009年3月5日、日本の華字紙「中文導報」は、東京女子大学大学院に在籍していた慎香蘭(シェン・シアンラン)さんがまとめた調査結果をもとに、日本で働く中国人社員が抱える悩みについて取り上げた。

調査は日本で働く中国人社員20人(男性8人、女性12人)を対象として2年かけて行われた。対象者の年齢は20〜40代で、日本への滞在年数は5〜20年。20人のうち73.7%が「自分の努力が職場で正当に評価されていない」、42.1%が「日本企業における人事管理システムは不公平」と回答した。また、対象者のすべてが日本人社員について「本音と建前が分からない」「言い方があいまいすぎる」と答えている。

「同じ社員という身分でも、外国人は日本人より差別的な待遇を受けている」と記事は指摘。数年前に来日した李(リー)さんは、いまの企業に入社して間もない頃、日本人の同僚と交わしたふとした会話から、土日には休日出勤手当が付くことを初めて知った。李さん自ら上司にかけ合い支給されることになったが、不信感が残ったという。

また、73.7%が「侮辱を受けたことがある」、63.1%が「職場で明らかな差別やいじめを受けたことがある」と答えている。趙(ジャオ)さんは、中国に出張する日本人社員から「殺されたりしないかな。中国って怖い国だろ?」と真顔で尋ねられたという。趙さんは「(その同僚は)悪気があったわけではない。ただ、視野が狭く無知な日本人がいるだけ」と答えた。

差別やいじめなどの問題は長年改善されておらず、中国人社員が退職するケースも少なくない。昨年、2020年までに留学生30万人の受け入れを目指すと発表した日本政府だが、目標実現のためには、外国人社員が快適に働ける職場環境を作ることも求められている。(翻訳・編集/SN)
2009-03-08 19:46:41 配信

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