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<進学塾>電話・メールで独学、落ちこぼれ支援 早大生設立

3月2日15時0分配信 毎日新聞


 インターネット掲示板への書き込みから、現役大学生による進学塾が誕生した。教室はなく、指導は電話とメールだけ。小手先の技術に頼らない独自の「学び」を支援することを狙い、今月からは会社を設立して新たなスタートを切る。

 早稲田大政治経済学部6年の馬場祐平さん(25)が07年に始めた「道塾(どうじゅく)」。馬場さんのほか5人の現役早大生がスタッフを務める。

 きっかけは、馬場さんが1年生の時「u」の名前でインターネット掲示板に書いた「早稲田への道」という書き込みだった。馬場さんは私立中、公立高を共に中退。大学入学資格検定を経て、偏差値30台から独学で早大に合格した。体験を踏まえ、勉強法や心構えを書き込んだ。予習復習の方法、英単語の覚え方から食生活まで内容は多岐にわたり、かつ具体的。「u氏学習プラン」としてカリスマ的人気を集めた。

 道塾には入塾試験はなく、「独学の支援」が基本。週1回、約30分の電話とメールで勉強の進み具合を聞き、文系科目を中心にアドバイスするほか、「塾報」を毎週送る。教材は市販の参考書(自費)、受講料は月1万5000円と、予備校に比べ格安だ。

 現塾生は中3〜高3の約60人。不登校で中学の英語を学んでいないのに、入塾1年で早大の入試問題を5割解けるようになった人もいる。「塾生の学力の伸びには自信がある」と馬場さん。今年度は30人の受験生のうち4人が早大に合格した。立教、法政、同志社などに合格したとの知らせも届いている。

 馬場さんは「僕のような『落ちこぼれ』でも、学び方を知れば道は開けることを伝えたい。経済的理由などで進学をあきらめていた受験生に、挑戦の機会を作っていきたい」と話す。道塾のホームページはhttp://www.dojuku.com。【奥野敦史】

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最終更新:3月2日20時33分

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